赤ら顔もニキビもアクネ菌の存在で発症し、過剰反応で増悪します | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

酒さや脂漏性皮膚炎、ニキビは男性ホルモンが少ない思春期前には発症しません。

どうしてだろうと調べました。

皮脂が少ないと、皮脂を餌とするアクネ菌にはいないのです。

思春期以降は皮脂が増加するので、アクネ菌が皮膚で生活するようになります。

アクネ菌は眼の周りを除く顔や首、そして胸上部の存在しますが、手の先には存在しません。

左は赤ら顔(酒さ)とニキビを合併した方です。

眼の周りは白くなっています。

アクネ菌がいない部位にはニキビや赤ら顔は存在しないのです。

 

不思議なのはニキビも赤ら顔もいったん発症した後、抗生物質の内服や外用をしてアクネ菌が減っても症状が継続することです。

 

どうやらアクネ菌に対する免疫の過剰反応が起きているようです。

ここで問題となるのはアクネ菌の生育数がどのくらいになったら

ニキビや赤ら顔になるのかです。

そして抗生物質の内服、外用やビタミンCのイオン導入をして菌がどのくらいの数に減ったら治るのかです。

調べてみたがデータがないのです。

 

いずれにしてもニキビ赤ら顔を治すポイントは

・アクネ菌を減らすこと

・免疫反応を抑えることです。

 

アクネ菌を減らすためにダラシンの皮膚注射を開始しました。

ダラシンはダラシンジェルとして外用しますが、静脈注射や筋肉注射として使用することも可能です。

 

免疫反応には蛋白分解酵素が活性酸素と並んで放出されます。

青山ヒフ科クリニックでは蛋白分解酵素や活性酸素を消去する『ニキビ赤ら顔スペシャルコース』を新たに作成して、ニキビや赤ら顔を一刻も早く治すことを

可能にしました。