大学病院勤務を経て開業医となりましたが(未だに大学病院行くことはあれども)、診療内容の大きな違いは、長期にわたりその人のライフサイクルに付き合うこと。
開業医は身近なんですよね。
私が選んだ口腔外科は、腫瘍など大きな病気以外は単発受診がメイン。へビーローテーターはあんまりいません。新患ばかりです。
一方、開業医はかかりつけ医となることが多く、内科と歯科はゆりかごから墓場まで、の通り生涯にわたり関わりをもつ診療科です。
当初は面食らいましたf(^_^;
なにしろ、子供が受診することがない。老人もあんまり受診しない。
生産年齢層がメインでしたから。
私もようやく自分が診るようになってから20年目を迎える方もいらっしゃり、まさに墓場まで、を経験する機会が増えました。
闘病生活を経て一旦一段落したところで、歯科受診に訪れる方もいらっしゃいます。
訪問診療を細々とするようになって10年くらいかなあ……。
本当に死生観を感じるようになりました。
自分がリタイアする時までサポートできたら本望かな、と思います。
とにかく、健康が第一、ですね。
