現在、テレビドラマで下克上受験放映しています。中学受験。
確かに、パイが少ない中学受験で受ける方が楽だけど、12歳で挑む精神を養うって半端ないと思います。
開成学園、桜蔭学園。
最高峰を目指すことを僅か12歳で成し遂げる。凄まじい能力です。




そして、ステップアップして高校受験。
15歳の子供たちがどれだけの人数、将来を見据えているのでしょう?

うちの子供のテーマがここでした。
意味なく勉強しろって言っても効果がありません。
だから、幼稚園の頃からずっと
「将来何になりたいの?」
答えは決まって
「ヒーローになりたい」

どんな「ヒーロー」になりたいかは考える。と言って、小学校時代はあまりにも漠然とした幼稚な表現に同級生からは笑われていました。
だけど、本人はブレませんでした。
家族がヒーローになるという言葉を受け止め、彼のアイデンティティーを保護したからです。



勉強って強い意思と目標があると自然と始めるようです。だって勉強って目標達成が不可欠なツールなんですもの。
そして12歳。「ヒーロー」が形になりました。

中学生になると目標に向けて俄然勉強を始めました。
さらに勉強できる友が欲しいと欲求が高まり、楽しい学園生活なのに、よりハイレベルな学校を求めるようになりました。

学園の高校入学許可が他校受験した時点でおりません。
下手したら高校浪人だって有り得ます。
学校の教師陣は目標が高すぎないか心配していました。
だけど彼は意思を曲げません。
「先生、そのデータはもはや過去のモノです。今じゃありません、ご安心ください」
不安一杯なはずなのに言い切りました。そして行動しました。

塾通いは彼は夏休みだけ利用し、感銘を受けて帰ってきましたが、行かないことを決心。「移動時間が惜しい。必要なテキストを手に入れたけど、(暗殺教室の殺先生のような凄い先生がいました)あの先生以外は僕には必要ない」
いろいろと考えた結果、祖父と二人三脚で勉強して受験することにしました。

必要な問題集と必要なメソッドを話しただけ。あとは私より優れた祖父に預け、勉強しろとは一言も言わないことにしました。

問題集見たら大学受験と大して変わらず、大変なことを知っていたから。



結果は、全戦全勝
偏差値50⇒73
一気にジャンプアップ。
本命校から入学許可を手に入れました。

だけど、「ヒーロー」になるためには通過点に過ぎません。
すでに3年後に目を向けていて、夢のために大学受験の準備を始めています。

受験生を抱えた親御さんたち、沢山いらっしゃると思います。
自分が親の立場になって分かったのは、自分ができなかったことをやらせる、ではなく、やらせるために夢をもたせること、です。

自分が決めた夢ならやりますよ。
夢のために応援してあげることです。

さて、3年後。
またハラハラして私は見ていると思います。