インプラント治療の中にある外科処置の一つ上顎洞挙上術(サイナスリフト)。

難易度の高い術式で、繊細な技術を必要とします。

20年前から意外な位操作方法が変わらず、感心してしまいました。
つまり、昔から完成されていたってことで
何か凄いかも…。



簡単にいうと、上顎が薄く鼻の穴、副鼻腔が広いのがアジア人の特徴です。
底上げしないと無くなった歯牙の部分にインプラントの支柱を立てたくても、アジア人は上顎の骨がないから立てられないことが多々とあるわけです。
普通に自分の歯の根っこが副鼻腔に突き出ていることがしばしば。
空洞で空っぽなんですね。

だから、底上げして上顎の骨に深さを作り、インプラントの土台を立てられるようにする作業が、上顎洞挙上術(サイナスリフト)というわけです。

見えない副鼻腔の底をいじるので、血管や神経がありとても危険を伴うため、経験と知識が必要となります。

まあ、何でもそうですが、知らなければ危ないけど、知っていると安全にできるわけです。

昔は男性しかいないセミナーでしたが、女性が数人混じるようになり、ちょっと嬉しかったです。
アドバンスな外科処置は未だに女性が少ない。

とりあえず、保険外診療は日々進化しているので、グッズの進化は目覚ましい。
手技は変わらなくてもグッズは変わることを実感して帰宅しました。