昔に比べて今の子供たちは、転倒した時に手が出ません。
また、子供だけでなく、高齢化に伴い高齢者の転倒もあります。
顔面激突、前歯をぶつけての来院が増えました。夏休みに入るので、外傷ケースは更に増えます。




ぶつけてしまったものは仕方ありません。
対処するしかないのですから。
そこで、歯牙が抜けた、欠けた、折れた。どうしたらいいのか?
一番は処置までの時間が勝負です。

抜けてしまった歯牙は早急に牛乳に漬けて歯科医院に持参しましょう。その日のうちに元に戻せば、生着率が高いです。
歯牙が欠けた場合は、時間が経てば経つほど汚染するので、早めに封鎖して治すこと。
時間が決め手です。

そして、ぶつけてしまって一見何ともなくても、しばらくしたら灰色になってくることもあります。
これは、歯の神経が一過性に死んでしまっている状態にあります。
この場合、復活して治ることもあれば、処置が必要な場合もあります。

見えない微細な亀裂が入っていて、感染して歯が死んでしまうこともあるので、早めに歯科医院に来院し、適切な処置を受けましょう。
これは乳歯でも永久歯でも同じことです。

ただ、永久歯は替えがないので本当に深刻。処置が必要かどうかは、レントゲン撮影や診査しないと分かりませんし、経過が重要になります。
うまくいけば、診査し経過を追うだけで済みます。

歯牙で口唇、頬粘膜、舌を切ることがあります。
出血を止めるためには、患部を止血し冷却することです。
縫合しないと血が止まらないことがありますが、応急処置としては、患部を押さえて冷やします。血行を抑えるので、見た目的にも腫れが引くし、かなり楽になります。
あとは、歯科医院に直行してください。
高齢者だと、血をサラサラにする薬を服用していて止まりにくい方も。
血だらけだと、動揺してしまいどうしていいのか分からなくなってしまいますが、とにかく、早めに連絡して指示を仰いで下さいね。

虫歯と違って、外傷は突然起きて、なんともなかった部分が欠如する現象。
ぶつけたと思ったら、放置しないでください。
酷い場合は、アゴの骨が骨折していることがあります(_ _。)

とまあ、あんまり起きて欲しくないのが外傷ですが、事故は誰にでも突然に降りかかってきます。
知識として、頭の隅にでもちょこっと覚えておいて下さい☆-( ^-゚)v








Android携帯からの投稿