ハイフ治療のとき、お顔にジェルを塗る理由は? | 青山エルクリニック院長ブログ

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美容外科・美容皮膚科・形成外科 (医)青真会 青山エルクリニック理事長・院長。
糸リフト、最新機器によるリフトアップ治療、PRP皮膚再生療法、PRP育毛治療、メソセラピー、ヒアルロン酸、ボトックス注射など
形成外科専門医 医学博士

こんにちは。

青山エルクリニック院長の杉野宏子です。

 

ちょっと思い出したことがあったので、珍しく連日投稿👏

 

当院でも人気のHIFU(ハイフ)治療。
皮膚の表面を傷つけず、皮膚の中に熱を加え、リフトアップを行う治療です。
最近では「ハイフ」という言葉が独り歩きするほど、流行していますね。

 

HIFU(ハイフ)とは High Intensity Focused Ultrasound の略で、頭文字を合わせて「HIFU」と呼ばれています。

日本語では「高密度焦点式超音波」と称されています。

 

太陽の光を虫眼鏡で集めて黒い紙を燃やす実験は、どなたも経験があると思います。

それと同じように強力な超音波を1点に集めて、組織の中で熱を発生させるのがハイフです。

超音波とは人間の耳に聞こえない高い周波数を持つ音波のことです。

超音波は周波数が高いので、水の中はよく通りますが、空気の中はあまり通りません。
ですので超音波発生装置と皮膚の間に空気の層があると、皮膚の中に超音波は伝わっていきません。

ここが虫眼鏡で光を集めることとは異なります。


したがって超音波を発生するプローブと皮膚の間を、音が通りやすい水で満たす必要があります。

そのために開発されたのが、ジェルです。
超音波が体の中まで通りやすくする役目をしています。

妊娠時の超音波検査の時に、お腹にジェルを塗りたくられた記憶のある方も多いでしょう。
美容治療のハイフも同じようにジェルを塗る必要があるのです。

ただ美容治療のハイフは皮膚からごく浅い層に熱を発生させますので、

プローブが浮き上がってしまうとやけどを作る危険性があります。

 

ですからジェルは薄く、プローブと皮膚が密着するように塗らなければなりません。

施術中もプローブが皮膚に垂直に接していることを常に確認しながら行います。

 

ハイフ治療の原理を理解し、危険性を熟知することが安全な治療に結びつきます。

 

もちろんジェルを塗ることは

プローブを滑りやすくして、スムーズに動かすためや、

皮膚を保湿したり、沈静化にも役立ちますよ。

比較的安全なハイフ治療にも、やけどを起こして傷あとになったり、色素沈着が残る可能性は、わずかですがあります。

 

きちんとリスクを理解した上で、治療を受けていただければと思います。

 

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