縁に恵まれ1月6日と今日13日、1週間で2回観ることが出来ました。
今回はオスカルとアンドレで役代わりがあり、それに伴いベルナールとジェローデルも役代わりがあります。
私が観たのはオスカルはともに龍真咲さん。
その他主な役代わりの表を作ると下のような組み合わせ。
1回目 / 2回目
オスカル 龍真咲 〃
アンドレ 明日海りお / 壮一帆
ベルナール 美弥るりか / 明日海りお
ジェローデル 玉城りょう / 美弥るりか
さらには衛兵も役が変わっていくのですがそこまで書くとややこしくて・・・。
まず、オスカルの龍さん。登場した瞬間からオスカル
かわいらしくてカッコいい
原作にオスカルと初めて会ったアントワネットがほおを赤らめて「あの人は?」と聞くカットがありますが、そんな感じです
軍人としてのオスカルと女性としてのオスカルを演じ分けようとしているのもとてもよく分かりました。
1週間でぐっと役が板についてきた印象。
千秋楽までどう変化していくのか、もう1回観たくなりました。
アンドレは本当に表現力を求められる役ですね。
時には幼なじみとして、また従者として、さらに時には参謀として支えている存在。
オスカルのことを全て受け止める器の大きさはもちろんですが、男としての逞しさも求められる。
宝塚歌劇の娘役は女性以上に女らしくないと男役が引立たない、というようなことを聞いた記憶がありますが、このアンドレも同じようにより男らしくないとオスカルが引立たない難しい芝居が求められるんだろうな~と感じました。
たびたび演じていて、かつ学年も高い壮さんは流石の芝居でした。
明日海さんははアンドレにベルナールにこのあとはオスカルと、演じ分けていくので大変だと思います。
それをこなしているのは流石ですね。
これからさらにブラッシュアップして魅力的なアンドレを演じられるのではないでしょうか。
個人的には今回、アランの星条海斗さんがカッコ良くて惹かれました。
アランの激しさや男気が感じられて、6日にすでに完成度が高かったです。ダンス姿もカッコ良かった
あとジェローデル
原作ではキャラクターデザインが好みの顔ではなかったのであまり好きになりませんでしたが、宝塚の舞台ではなんて素敵な男性なんでしょう
ジェローデルの愛の告白と引き際は今回特に魅力的な一幕でした
脚本や構成は様々な意見をもとに作り上げられたものなのでごちゃごちゃ言うつもりはないです。
理想や希望はいっぱいありますけど。
ジャルジェ家をめぐる人々がそれぞれの意思で向き合ったフランス革命。
個々の想いを飲み込んでいく歴史の大きく激しい渦。
市民のシーンが増えたことでその激しさが感じられました。
また、自由、平等、友愛という革命の精神にオスカルがなぜ共鳴したのかというのも、
女でありながら男として社会の中で生きたオスカルだからこそ「尊厳」への意識がほかの貴族より強かったのではないか、と、今回初めて感じました。
アンサンブルの迫力もありました。
やっぱりアントワネットも登場するなど宝塚ならではの大芝居ももう少し観たかったですけど・・・。
ラストの馬車のシーン。
実は6日は1階席で観て、クレーンがはっきりと見えて興醒めというか
「こ・・これは・・・・・」と目がチカチカする気分だったのです
もっとスモークと光で見えなくしてくれたら・・・なんて厚かましく考えていたのですが、2階席で観ると圧巻
クレーンも全く見えなくて座席によってこうも違うのかと驚きました。
角度って大事ですね。
そういえば旧大劇場の3階席で観た時にバスティーユの橋の上のアンドレがほとんど見えなかったっけ
思い出したと言えば、第1部ラストで歌われる「押し寄せる急流も~」のナンバー。
89年の雪組の映像を観たときに印象深かいシーンの1つだったんですよね。
すっかり歌詞を忘れていたのだけれど聞いた瞬間に「あ、知ってる」となりました。
歌詞とメロディー、ともに名曲と思います!
とりあえず、今このDVDボックスが欲しいです。
録り貯めたビデオコレクションにあったり、発売されたVHSを持っていたりするけれど。
復刻プログラムに心惹かれております
宝くじ当たらないかな(まだ買ってすらいないけど)
そうそう隣のバウホールで記念展をしていまして・・・馬車に乗っちゃいました。
気分はアントワネット少女時代