何十年ぶりかもしれない
映画を観て、原作に触れたいと思ったのは
映画が面白かった!!というわけではない
俳優陣の熱演が素晴らしく、世界観も熱い話だった
しかし、何かが乗り切れない感覚のままエンドロール
広告宣伝費を費やしているであろう映像を何度も観て、
釣られてしまったことを後悔していた
映画化の前にはドラマ化もされている原作小説なのだ
映像化を望む人が多いなら、面白いはず…
展開がちがうのか?
パンフレット未読なので、そのことに触れているモノも
読まずに、原作を手に取った
上下巻に分かれている小説を読むのも久しぶりであった
映像を先に体験すると、俳優の顔が浮かんで読めるので
早く読み進むことが多いのだけれど、
この作品ではそれがおこらなかった
映画で観た俳優と私がイメージする登場人物が
全く一致しないものだったのだ
”それはそれ、これはこれ”とする楽しみ方がいいのだが、
今回はちょっと納得できず
原作小説はさすがに面白くラストまでダレずに読めた
一方映画は俳優の演技力の高い熱演はあるのに
「何か」が嚙み合っていないようで、
原作にはないシーンを追加したことで台無しに
してしまったとも、私には感じられたのであった
原作にはタイトル回収の喜びも含まれていただけに、
映画にはなかったことも、残念ポイント
比べる面白さを思い出して楽しめた時間であった