毎日前を通る家は、ご主人が医師をされていたとのことで、

広い庭に3階建てのレンガが外壁のなかなかの大きい建物

我が兄弟の中学時代の同級生の実家である

 

奥様と思しき高齢の女性が、丹精する庭は芝生ではなく

余計な植物が育たぬよう、手入れされていた

どうやら今、この建物には住人が不在らしい

 

整っていた庭には背の高い草が生い茂り、

大切にされていた樹木の下も草だらけとなり

草叢と化してしまった

季節が進む中、どんどん茂る姿たくましく

ブロック塀の表札の前にも大きな草がフサフサ

読み取りにくくなっている

 

ある知人は実家終いに一年かかったという

関東エリアに飛行機で通い、ご両親の身体の具合に合わせて

入居先を探した施設は認知症の進行程度の違いなどで

二人を一緒することはできず…

もう自宅に戻ることは不可能と判断し、

全てを手放したとのこと

転勤先毎で自宅を建設するというものすごいが、

この関東エリアの家が終の棲家として建てられていて、

所有しているものもかなりの分量だった様子

手放す作業の過酷さは想像に難くない

 

あちらもこちらも自分事ではないけれど、なんとも切なく、

そして日本中で起きていることなんだと、

改めて生命力に溢れた庭の景色に思うこと