娘と息子は左利き。
私と旦那は右利き
あれ?
なんで二人とも左利きなんだろう。
利き手って遺伝するんじゃないんだぁ。
なんてことを昔は思いました。
現代はともかく、ちょっと昔は左利きのことを”ぎっちょ”とか言いませんでした?
例にもれずうちの親や旦那の親からは、左利きは直さないと・・・と帰省するたびに言われました。
でも、旦那と二人で決めたんです。
矯正はしないって。
だってね、左利きって悪いことなのかな?
確かに世の中は右利き社会です。
改札も右にあるし、ハサミも右。自動販売機も右側にコイン投入あります。車も右ハンドルですしね。
本人が不便だと感じたらその時本人が考えるだろう。
小さいうちに、やっと鉛筆もったりハサミもったりするときにダメ!間違い!違う!って言われ続けたらしんどくない?
たくさんできることを褒めたいのに、左で何かをするたびに叱るの?怒るの?否定するの?
そんな子育てしたくない。
だから左利きは個性。
個性ならのばせばいいじゃないか、という考えになりました。
そんな風に右左こだわらず好きにさせていたら、なんと二人目の息子まで左利きになっていました。
面白いことに娘は完全な左利き。
ボールを投げるのも書くのも全て左手で。
唯一習字だけ器用に右で書きます。
で
息子
投げるのは右で、書くのは左。
習字も左。おかげで止めはねが妙なことになっています。
同じ左利きでも違うんですね。
娘はその左利きが功を奏したのか、中学に入ってからの部活がソフトボールで入部した時大歓迎を受けました。
左利きと言うのはとても有利らしいですね。
ピッチャーとしてもバッターとしても。
現在ピッチャーの補欠として日々ピッチングの練習をしているようです。あらびっくり。
左利きだったおかげで、顧問の先生にも一番に名前を覚えてもらえた、と嬉しそうに話してくれました。
左利きで不便感じる?
って聞いたら
全然!
皆からすごいって言われるよ~
ですって。
うちらからすれば右で書いたり投げたりする方がすごいと思うけどなぁ・・・というセリフにも笑いました。
家族でレストランなどに行った時は、座る場所に気をつけます。
お互い肘が当たるので、必ず子供は親の左に位置を取ります(笑)
普段すごすのにも大きな不便はありません。
しいて言えばお箸の持ち方を教えるのが難儀しますね。
逆っていうのはどうしても難しい・・・
幼稚園に入園したとき、配られたハサミが両利き用だったのに感心しました。
今はもう右利き左利き両方きちんと受け入れられているんですね。
小学校になってからも彫刻刀の申込書、きちんと左利き用も販売されていました。
私が小さい頃は左利きって特注だったような気がするんです。
笛も一番下は動かせるようになってました。
娘に小学校低学年の時言われた言葉を思い出しました。
「お母さん、左利きを直さないでいてくれてありがとう。私、左利きで良かったな、って思うの」
なぜそんなことを言ったかの前後は忘れたのですが、間違ってなかったんだ、とグッときました。
幼稚園あがるくらいまで、親くらいの年配の人から左利きは直せと言われ続けましたからね。
うちはうちの方針で行きます、と実の親にはビシッと言えましたが、旦那の両親や近所の人には強く言えなくてストレスだったんですよね。
だから娘のあのセリフに報われました。
余談ですが、幕末、新撰組で有名な斎藤一さんも左利きの武士だったんですよね。
あの時代、左利きを通すのはものすごく困難だったと思います。
彼の強さはきっと剣だけでなく心も強かったんだなぁと思いますね。
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