旗竿地に住んでいるのに毎回「はたざおち」という言葉を忘れてすぐに打てないので、今回の記事を機会に覚えようと思い、旗竿地について書いていこうと思います!

 今更ですが、我が家は旗竿地の新築の建売住宅です。

 ちなみに旗竿地とは、道路に接している出入り口部分が細長くなっていて、その奥にまとまった敷地がある土地のことを指します。


 竿につけた旗のような形状をしていることから、旗竿地と呼ばれていますが、メリットデメリットが土地によって大きく変わる土地だと思っています。

我が家の住んでいる地区は地価がかなり高いので、旗竿地が多い地区です。我が家と近くの旗竿地を見比べると、確かにこっちの家はデメリットが強く出ているなと思ったり、あっちの家は重機がギリギリ入りそうだなと思ったり……。その辺りも踏まえて旗竿地の家のメリットデメリットについて正直に書いていこうと思います!

 


 

  旗竿地のメリット


◆価格が相場よりも安い


 これ間違いないと思います!実際に我が家の間隣の前のご自宅は、土地と建物合わせたら余裕で億を超えていそうな立派な注文住宅が建っています。近所の土地は売りに出たら勿論土地の広さにもよりますが、どこを見ても土地だけなら5000万~です。我が家は建売を3000万以下で購入しているので、かなりお得感がありますね。

 ただし、我が家は路地状部分にある程度の幅が軽自動車がギリギリ停められる2Mどころか1.5Mもありませんので、駐車場はありません。我が家は自家用車を手放すつもりで引っ越してきたので、駐車場の有無に拘りはありませんでしたが、駐車場のない旗竿地は相場よりかなり低めに設定されているので、車が必須でなければ選択肢としては全然アリだと思います!

 実際、車が無ければその分の維持費がかからないので、利便性が良い地区で旗竿地ならやや建物の修繕費がかかってもいけると踏んでいるのもあります。実際重機は入らないので、やや割高になるのは覚悟しています。

 

 

◆静かな環境が手に入る



 四方が住宅に囲まれているので、すごく静かです。通行人も気になりませんし、ヤマトさんと郵便屋さんぐらいしか来ません。庭もありませんが、駐輪場は広くとっていあるので、そこで自転車の整備をしたり、エアコンのメンテナンスの為に水道を使ったりする際も、人目が全く気にならないので大満足です。

 

 

◆敷地延長分を活用することができる


 敷地延長の道が長いので、そこを駐車場にする場合が多いと思います。残念ながら、我が家は1.5Mもないので駐車場には出来ませんが、隣ご自宅の駐車場に柵が無いので広々として見えるので圧迫感はありません。

 

 

 

  旗竿地のデメリット


◆日当たり・通風が悪い


 これはあります!

 2階建て、1階リビングですが、吹き抜けがあるのでそこまで暗いとは感じません。ただ、日当たりが悪い分寒いです。2023年の夏でもエアコン無しで割と快適、冬は寒くてこたつがないと正直やっていられない。

 


◆建築コストがかかる


 建築や解体をする際に重機が中まで入っていけない場合があります。
 重機が入れなかった場合は、職人の作業が増えてしまうので工事費が高くなってしまう可能性があります。実際に大きなものは入らないので、解体する場合はかなり手間がかかるかなと……我が家も基本はリフォームで対応するしかないと思っています。


 

◆駐車スペースの幅に制限がある


 我が家は幅が1.5Mもないので、残念ながら駐車場には出来ません。土地によって活用が全く変わってくると思います!



◆売るときに高く売れない


 これはありますね。 

 我が家とほぼ同じ条件ですが、現在も売れておらず500万ほど値段を下げています。駐車場がないというのはやはりネックですし、建て替えが難しいのも売れない理由になると思います。旗竿地の家を買う時、売る時の心配はありましたが、老後までここに住むと覚悟を決めて買いました。

 

 

 

 

  とりあえずのまとめ


 旗竿地住宅については書き始めたら正直止まらないのですが、とりあえずまとめるとメリットもデメリットもある土地なのは間違いないです。

 住宅ローンを借りるときも「旗竿地だから」と言われ、色々ありましたし……今それを思い出したのでまた別に書こうと思います。

 メリットもデメリットもある旗竿地ですが、住む人によって何を重要視するかが大事ですよね。車が大好きな人は駐車場がないなんて絶対無理だと思うはず。でも、車の負担が重荷で手放したかった人にとっては、駐車場がないのだから仕方ないと手放す理由にもなる。←私のこと

 メリットとデメリットを天秤にかけて、メリットの方が多いと思えば買えばいいと思います。おかげさまで我が家にとっては旗竿地でも100点満点の家ですしね。では、終わります。