いろんなものを試していますが、根菜の類は真空パック保存に適しているなあと考える今日この頃。
比較的、保存期間が長い野菜なのでそもそもパックにする必要ある?というのもわかりますが、皮をむいて・切って・下ゆでする、という工程を済ませてあると、使いたいときにすぐに使えてなかなか便利なのです。
じゃがいも
半分〜1/4くらいに切ったものをナイロンポリ袋にパック詰めして火を通したもの。
根菜類の調理の場合、低温調理器で加熱しようと思うと86℃くらいの温度が必要になり、鍋で茹でるのとそう変わらないので、鍋で30分くらい茹でます。流水で冷やして完成。冷蔵庫で保存します。
おでんや汁物、カレー、煮物などにそのまま使えるほか、使用時に袋ごと上からマッシュしてしまえば、マッシュポテトやポテトサラダにするのも簡単。
里芋、ごぼう
パック詰めにして、火を通したもの。
使用法はじゃがいもと同様。
山芋
皮をむいて適当に切り、ナイロンポリ袋にパック詰め。
火が通りやすいですし半ナマ程度で十分なので、鍋で5〜10分くらい茹でます。
サラダや和え物などに。
そのほか、生の状態ですりこぎで叩いて粗くつぶしたものを冷凍しておくのも便利です。
使用時はパックごと流水で溶かして、とろろとして使います。
干し椎茸
干し椎茸って戻すのに時間がかかるじゃないですか。
ぬるま湯や電子レンジなんかを使って時短で戻す方法もありますが、冷水と冷蔵庫でじっくり戻した方がおいしいんですよね。とはいえ時間がかかるので、思いついた時にすぐには使えない。
戻した干し椎茸をナイロンポリ袋で真空パックにして冷凍してみたら、なかなか使い勝手が良くて、干し椎茸を利用する頻度が増えました。
ポリ袋に水と干し椎茸を入れ、1晩冷蔵庫で戻します。
石づきを切り落とし、軸が太いものは切り離しておきます。
戻した干し椎茸と、戻し汁を一緒にナイロンポリ袋にパック詰めして冷凍します。
使用時は冷凍したまま鍋に入れてもいいし、流水で解凍して使ってもいいです。
そのほか今が旬のフキなんかも、アク抜きした後小分けパック詰めして、殺菌のためパックごと10分程度茹でてから冷蔵庫で保存しています。ちょこちょこ使えて便利。
真空パック機について
家庭用の真空パック機では、スポンジに挟んだ袋の間から吸引する、専用袋(空気が通る凹凸がつけられているもの)が必要な機種と、どんな袋でも真空にできるノズル式のタイプがあります。専用袋はだいぶ割高なので、ランニングコストを考えるとノズル式がおすすめ。
液体が入っている場合は手でだいたい空気を抜くことができるので、インパルス式ヒートシーラーで大丈夫です。