野外でもポリ袋調理は可能なのか?というわけで、米を飯盒で炊こうと思ったらそういやクッカーしかなかったので、キャンプ用のクッカーで炊きますよ。

ポリ袋炊飯の良いところは、焦げないし吹きこぼれないこと、火加減や時間がそれほど重要じゃないことです。大事なのはだいたい15〜20分くらいしっかり沸騰させること、10分蒸らすこと、それだけ。

キャンプ場なら洗い物もできますが、ごはんがこびりついた飯盒を洗うのけっこう手間だし、一回のキャンプで何度か使うとなると鍋が汚れていなければすぐに繰り返し使えますからね。ポリ袋炊飯がうまくいくなら、かなりキャンプ用に便利なのではないでしょうか。

米0.3合、水60mlを入れた耐熱のポリ袋・HDPEポリ袋。30分以上吸水させておきます。(野外で米を炊く場合は、あらかじめ袋の中で米を洗い、水を切った状態にしたものを持っていくといいです)
シリコンマットをクッカーに敷いてポリ袋を入れて袋の口をゆるくねじっておき、米が浸る程度に鍋に水を張ります。

①アルコールストーブ

キャンプ用にエバニューのチタン製アルコールストーブを使ってます。軽いし、点火の手間がないのが良いです。

液体アルコールを容器の2/3くらいまで入れて、点火。
火力を絞り忘れたので、超強火で15分燃焼して消えた。大丈夫かな?と思ったけど、消えてから10分蒸らして開けてみたらばっちり炊けてました!この火力なら一度に3〜5袋は炊けるのでは。

②ジェル燃料(100均)

ダイソーのジェル燃料です。燃焼時間と火力は足りるのか?どうにも火力が弱いな…大丈夫かと思いつつ、なんとか沸騰している模様。弱めの割に35分燃焼しました。消えてから10分蒸らして完成。
あらー、ちゃんと炊けていますよ。よかった。

失敗したらお粥にする覚悟ではじめましたが、失敗しませんでしたね。この感じなら固形燃料でも炭でもなんでも放置炊きできますね。家の中で試したのでむき出しですが、外ならちゃんとした風防がないとつらそうですが。

0.3合でごはん一膳くらいなので配膳もしゃもじいらず。キャンプではお椀にポリ袋ごと広げて食べれば更に洗い物が減らせます。

実験なので一袋だけ入れて炊いてますが、火力があまり弱くなければ何個も入れて同時に炊けます。

というわけで、キャンプでポリ袋炊飯はアリだと思います!
こんなところで今回の炊飯実験を終了します。

ポリ袋炊飯2018シリーズ