普通の鍋で炊く話については「ポリ袋炊飯2018」をどうぞ。
今回は大同電鍋でポリ袋調理をする話です。

さて、以前炊飯実験でポリ袋の底をボロボロにしてから、「電鍋とポリ袋は相性悪い」と思っていました。
でもつまりは、熱すぎる電鍋の外鍋にポリ袋を触れさせずに使用するのが難しいなってことだったわけですね。アレを使えば問題は解決です。そう、シリコン三角コーナーを!

シリコン製三角コーナー(キャンドゥ)

220℃までOKの耐熱性で、足つきなので熱源から程よく遠く安心。
網状なので蒸気をよく通し、内鍋で米を炊くのと変わらない熱具合です。

電鍋(10人用)には、三角コーナーを4個入れるとちょうどいいです。
米は鍋炊きと同じように、洗い米0.5合(30分〜2時間吸水)と同量〜1.2倍の水を耐熱のポリ袋・HDPEポリ袋に入れ、広げた状態で三角コーナーにセット。

おかずのポリ袋(口は閉じる)もそれぞれ三角コーナーに一つずつセットして、外鍋には水1カップ。
夜セットして、朝スイッチを入れました。

①ごはん
②きんぴらごぼう ごぼう、醤油、みりん、仕上げにラー油
③さつまいものレモンシロップ煮 さつまいも、レモンシロップ
④根菜とたまごの味噌汁 下ゆでした根菜類、だし汁、生卵、仕上げに粉末みそ

こういう使い方がはたして便利なのかどうかはさておき、火の通り時間等々考えながら献立をセッティングする遊びとしてはなかなか楽しいです。
ポリ袋で作るごはんのやり方は便利な調理法、災害時に有効な調理法ではありますが、そんなのがあるのかと知識として知っているのと、実際にやってみた経験があるのでは随分違うと思うのです。面白半分でも色々試してみることがいざという時に役に立つこともあるんじゃないかなあなどと考えています。

次回はもう少しエスカレートした電鍋ポリ袋調理の模様をお届けします!

関連ページ

ポリ袋炊飯2018シリーズ

2019年 追記

先日テレビで昭和家電の話題が出てまして、電鍋の祖先である東芝製炊飯器が登場しました。
東芝製炊飯器が現役だった昭和初期の時代には「分割内鍋」なるものがあったそうで、2分割、3分割、4分割と異なるサイズの扇型のアルミ内鍋があったそうなんですよ。画像検索するとけっこう出てきます。
まさにこんなかんじじゃないのー。などと思いつつ拝見しました。
現物は日本で販売されているものはネットでは見つからず。
台湾では同様の内鍋はないのかなーとその後執拗に探してみましたが、これも見つからず。
台湾にはそもそも最初から存在しなかったのかなー。欲しいなー。など。