英語の本



IBDPが終わって、勉強道具をちょっとずつ片付け始めました。

1ヶ月前は毎日が悶々としていたのが嘘のよう。

結果待ち中という心の片隅の

引っ掛かりはありますが、今は忘れて!!

結果はどうあれ、毎日心穏やかな時間を

過ごしていますニコニコ



片付けている時に

ついこの前まで読んでいた本がありました。


今回、English Aの課題本↓

娘が本試験の課題本で選んだ

小川洋子さんの『密やかな結晶』です。



IBDPの英語科目の試験内容は、

(paper2の場合)

自分があらかじめ選んだ課題本2冊を使い、

試験当日、提示された設問に対して

1500〜2000ワードぐらいの論文を

書くというものです。



設問は3つぐらいあって、

その中から自分が書きやすいのを一つ選びます。

自分が選んだ課題本2冊が、その設問に対し、

どんな技法を使ってどう表しているかを比較していきます。

この設問と選んだ本のテーマとが

合っているかが運次第らしいですあせる


設問は例えば、

「幸せの追求」とか「社会的排除」とか

作中でどう表現しているか論ぜよ、

と出てきます。

大人もよく分からない設問に

原稿用紙何枚も書く!

しかも鉛筆・消しゴムNGというキツさ。

ボールペンで書き、間違えたら斜線を引く。

IBDP生、本当尊敬しかなりません!



なので、言語Paper 2の試験勉強は

どんな問いが出てもサクッと

論文が書けるように

事前に内容をまとめていくのが

対策となります。



今回、たまたまですが課題本が

日本語の英語訳本だったこともあり、

私も原本(日本語)から使えそうな引用の

ピックアップの手伝いをしました。


これが中々難しい。

IBDPは読書感想文じゃない。

どんな技法使って、作者がどう表したいか、

社会問題とくっつきそうな箇所を見つけ出す。


ニコニコここの部分いいんじゃない?

と言っても

えー感想文になるから使えない…



読書感想文しか書いてこなかった、

私にとっては難しいのです凝視

試験当日、本の持ち込みは

勿論NG🙅‍♀️なので、使いたい引用も

覚えていきます。

この覚える作業もなかなか大変そう

息子大丈夫かしらアセアセ



『密やかな結晶』が私の好みに

ドンピシャだったのもあるのですが

今回、娘の試験の為に無茶苦茶読んだ。

ただ読みたかっただけでもある

こんなにも読み込んだ本ないぐらい、

短時間で何度も。

中古の通販で買った本(綺麗だった)ですが、

読みすぎてぼろぼろ昇天

きっと本も大満足だろうなってレベルです。



娘は英語訳を読み、一緒に照らし合わせる。

内容についてお互い語る。

これが面白い。

英語の本との違いも多く発見でき、

興味深かったです。

(私は英語訳版は部分的だけしか読んでない読めない)



原文と英語訳との違いに気付いた事

文体の使い分け

日本語原文だと文体でシーンの変化を

使い分けているのですが、



凝視英語に『ですます体』『である調』の使い分けないと思うんだけど、どうやって区別してるの?



びっくりえ?あ!フォントが違う!!

と言うか、使い分けに気付かなかったこれ、試験でめっちゃ使える!



凝視凝視凝視凝視凝視

しっかり読めよ娘!




② 翻訳が結構適当


ニコニコこの引用凄い!使えそうじゃない?


えー何、この英語訳!!全然意味が違う。日本語の良さが全く出ていない。深みというか言葉の重みが出てない!この翻訳家適当だわ

プロに向かって超絶上から目線ですアセアセ



本文中に、

『だからわたしは、彼を抱き抱えて海の底へ沈めているの』

と言う、主人公の隠れた支配精神が出ている

セリフがあるのですが、英語訳は↓

『I suppose my job is to go on holding him 

 here at the bottom of the sea.』



この訳が、娘的に納得いかないらしい。

主人公の自分でも気付いていない、

隠れたドロドロ心情じゃないそうな。

英語訳ははっきり束縛している事を言っちゃってる。

確かに『沈める』って言葉が重要ですもんね。

まあ、私は英語の違いなんか

全然分からないんですが昇天



ニヤリ私、将来翻訳家やろうかな



真顔え?日本語翻訳家だともっと日本語頑張らないと…



ニヤリそっちじゃない!出来るわけない

日本語→英語の方。海外の翻訳家が、日本文化を合わせた文章を理解しきれてないから!



凝視なるほど…。ママの狭い世界だと、その発想は思いつかなかったわ。しかも読む人口の絶対数が英語の方が多いし、良いねそれグッ



本当にやるなら、娘はもっと本を読まなければ

ならないと思いますが、中々いい案だと

思いました。

折角ここまで日本語勉強したので、

日本語の奥ゆかしい、密やかな雰囲気を

海外に伝えていってくれたら本望です。




ドラゴンボールの絵↓は

本の前の持ち主が描いたみたいで

挟まっていました爆笑

結構味のある絵で、しおりがわりに使いました。

ラインマーカーもいっぱい引いちゃって、

売りにも出せないです…いい思い出になるかな



息子の時用での覚え書きでもあるので、

ブログ文章長くなりました!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪