こんにちは。今回は寺社仏閣で目にする肘木の表現方法を考えていきたいと思います。といっても思いつきなんですが…。肘木といっても日本建築か日本史が詳しい人しかわかりませんから説明します。このような寺の門の屋根(正確には瓦)の荷重を支える部材のことで、
このように前に突き出ています。下から二つ目の肘木を二手指(にてさし)、下から三つ目の肘木を三手指(さんてさし)と呼び、肘木の数が多いほど前に突き出し、格式が高いとされています。(余談ですがこの写真からどの寺か当てたら猛者)
とはいえ普通の屋根は肘木で支えません。垂木(たるき)が一般的です。(下図の銀閣寺が参考)
垂木の上に野地板(のじいた)を載せ、その上に瓦を張っていきます。こちらの方が荷重を効率的に分散できるため、合理的な構造です。
ならばなぜ肘木を増やすのか。答えはシンプル。
かっこいいから
いいでしょう。ならばその優美な建築意匠をレゴでも再現しようではありませんか。
さて前置きが長くなりましたが、本文はすぐ終わります。肘木を表現するならコレ!というパーツがあります。勘の良い方は既にお気づきかもしれません。そうです。アーチパーツです!デジラではブロックに分類されていましたので、探すのに苦労しました。
ほら!まさしくそれ。逆にしたら二手指も三手指も余裕。しかし、横に伸びる肘木も再現したいので、二つをくっつけてジャンパーでつなげた半円形に更にもう一つ重ねることで肘木が完成すると思います。執筆時間が夜で作業ができず、MacのためLDDもできないのでイメージでお伝えしいましたが、今後また進捗をあげていきたいと思います。とりあえず今は先行イメージだけでした。
それでは〜。
追記:上のお寺は仁和寺でした。私の記憶がおぼろげで知恩院と勘違いしてました。りょうへい氏に訂正していただきました。ありがとうございます。