ダイエットはストレス無く、楽しく成功させましょうよ。 -2ページ目

ダイエットはストレス無く、楽しく成功させましょうよ。

食べることが何より好きな青ぴーです。ダイエットを成功させてモテモテになろうよ。

体重が減ったのに、体脂肪率はなぜか増えている!

逆に体重は増えているのに、体脂肪率は減ったなんてこともあります。
これっていったいどういうことなんでしょうか?

体重や体脂肪率を測る時、おそらく大半の人が市販の体脂肪計を使っていると思います。
いつも使っているその体脂肪計が、一体どんな方法で体脂肪率を測ってるか知っていますか?
体重計みたいに上に乗っただけで体脂肪率が測れたり、両手に持っただけで体脂肪率がわかるのはどうしてなんでしょう?

■体脂肪計のシステム
詳しくは体脂肪と体脂肪率を読めばわかると思いますが、簡単にもう一度説明すると、人間の体は、大半が水分と筋肉と脂肪でできています。水分や筋肉は電気を通しやすく、逆に脂肪は電気を通しにくい性質があります。

市販の体脂肪計は、まず体に軽い電流を流して、電流の通りにくさ、つまり電気抵抗を測ることによって、体の中の脂肪の割合を計測しています。電気が通りにくければにくいほど、脂肪が多いということになります。

そして、事前にたくさんのモニターさんの体脂肪率を、水中体重法とか、X線を使った大掛かりな方法で測って、平均値を出しておいて、この身長で、性別が女性で、電気抵抗がこれぐらいなら、体脂肪率はこれぐらい!っていうふうに計測結果を表示してるんです。つまりメーカーによって元となるデータが微妙に違いますから、結果も微妙に変わってくることになります。
>>体脂肪と体脂肪率

■水分量の違い
上記のような方法で測っているため、体の中の水分の量によって、体脂肪率も多いに変わってくることになります。
なぜなら、水分をいっぱいとったあとは、体内の水分量が増えているわけですから、電流が通りやすくなって、脂肪の割合が少ない!と判断されてしまいます。

逆に汗をいっぱいかいて、体内の水分が減れば、その分電流が通りにくくなって、脂肪の割合が多い!と判断されてしまいます。人間の体の60%は水分だといわれてます。水分の増減は、思ってる以上に体重や体脂肪率に影響を与えているのです。

わかりやすい例をあげると、お風呂に入ったあと、汗をかいて水分が減った分、体重が減ってたとしても、体脂肪率つまり体脂肪の割合は逆に増えてしまいます。

逆に水をいっぱい飲んだ後は、体重は増えても、体脂肪率は下がるっていうことになります。入浴前か入浴後かの違いというのはホントに大きいから、平気で3%ぐらい変わってしまいます。

お風呂や運動での水分減だけでなく、その日の体調や、むくみ具合、女性なら生理との関係もあって、水分量は日に日に変化するし、おしっこした後かする前か、飲食前か後かなど、条件によっても全然違いますし、そもそも時間帯によって体内の水分量がおおいに変わります。

■水分分布の違い
時間帯によって変わるのは単に量だけでなく、分布のしかたにも同じことがいえます。たとえば寝てる時、体内の水分は体の中心部に集まります。逆に活動中は体の先端の方に多く分布します。

つまり、朝起きてすぐは、水分がまだ中心部にある状態だから、体脂肪計の電流が通る足や手には水分が少ないってことになります。そのときに体脂肪率を測ると、必然的に体脂肪率は高めに計測されてしまいます。

立ち仕事が多かった日なんかは、重力によって水分が足の方にたまりやすくなっていますから、上に乗って足に電流を流すタイプの体脂肪計だと、体脂肪率が低く計測される場合もあります。

■体脂肪率の正しい測り方
体内の水分量や分布が一番安定しているのは、夜の入浴から2時間後ぐらいの寝る前だといわれてます。この時間に測るとわりと正確な体脂肪率が計測できるようです。

大事なのは、毎日できるだけ同じ時間帯、同じ条件で測ること。上にも書いたように、メーカーによって数値も違います。でも毎日同じ体脂肪計で、同じ時間帯に、できれば同じ条件で測ってあげてれば、数値の増減を知ることができます。

でも逆に測る時間帯もまちまち、昨日は入浴前に測ったけど、今日は入浴後だったり、測る条件も違ったりすると、その数値はあまり参考にならないです。
本当に体脂肪が増減してるのか、単に水分の影響なのかがわからないですからね。

入浴だけでなく運動前後なのか、飲食の前後なのか、もっといえばおしっこの前後なのかなど、揃えたい条件はたくさんあります。そして運動でも飲食でも、直後っていうのは誤差を考えると避けた方がいいでしょう。

■体脂肪率の測り方の注意点
ここでいくつか注意点。上に乗るタイプの体脂肪計の場合は、両足のヒザや太ももがくっつくないように立ちましょう。くっついてると電流の流れ方が変わって、正確な数値が測れません。

そしてもちろん素足、素手で測りましょう。
また手や足に汗をかいてたり、水がついてたりすると、電流がそこを通ってしまって、そのまま体の表面だけを流れてしまう場合があります。こうなると大きな誤差が生まれます。できるだけゴミやほこりもついてない方がいいです。

体脂肪計が流す電流は、妊娠中の人でも問題ない程度の電流ですが、数値には誤差が生じやすいので、あまり神経質になる必要はないと思います。
それから心臓ペースメーカーをつけている人は、念のため使用しないほうが良いでしょう。

できる範囲でいいから、正しい測り方で毎日計測して、たまに体脂肪率がドッと増えていたとしても、そこで一喜一憂せずに、一週間、一ヶ月っていう長いスパンで見てあげれば、体脂肪の本当の増減が見えてくるはずですよ。


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