ハアザミと一年経ちて知る花の余すことなく夏を浴びおり



背の高く茎太き草の深みどり門(かど)に育ちて花もたくわう



ベランダの雨に濡れたる枯れ蔦の枝よりあまたの蜘蛛は逃げゆく



赤ペンに記す言葉を選びおり窓の向こうに楓の青葉

暑さにやられています。

みなさまはお元気でしょうか。体力を今のうちに付けていないと夏が越せないような気がしてしまいます。どうぞお元気で。



5月は文学フリマなど、楽しいことがたくさんありました。体力がとにかく課題ですが、老いる一方の身です、抗うしかありません。

月末息切れして歌会をお休みしたりして、なんとももったいないことをしました。


やられっぱなしではいけないので、6月は稼働と休養にもっとめりはりをつけたいと思います。早寝早起き、寝る前スマホを見ない。

などなど。


6月は

メール歌会 1首

オンライン歌会 2首

応募 4〜6首

銀狐歌会 2〜4首

その他歌会 2首

結社誌用詠草 〜10首

くらいの予定でいます。歌会多いですね、体調を整えて臨みたいと思います。



今月末から結社誌校正があり、発送までお手伝いしたあと、6月末には父の帰省にお供をします。

中学を出てから関東に暮らしていた父も、あと何回帰省ができるかなという年齢になりました。会いたい人がいるのは良いことです。なるべく手伝おうと思います。



梅雨の走りのような天気ですが、湿気に負けずに夏を迎えましょう。冷房は使いたいときに使いましょうね。(自分に言い聞かせています)

坂の上の小学校より駆け下りアパートまでの坂を上れり



隅ずみまで光に濡れたるごとき昼にプールの匂いをさせつつ帰る



友の家を出でつつ交わす「また明日」夕日の照らす坂を下りゆく



読みふける本にはおらず酒に酔う母も夕食を作らぬ母も