「青空」と「MOONLIGHT ESCAPE」 | 風の向くまま気の向くまま

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公募とかクロッキー、B-Tやデルジにあみ太さん…そしてsheen?

珍しく、クロッキー以外のネタでの更新。
もう最近色々めんどくさくなって、更新も滞り気味(^^;)
インスタも、今まで作った年賀状作品を公開していこうかと思ったが、あっという間に放置状態だしね(^^::;)
 
 
昨年は、引っ越しだの何だのあって(何だのは、引っ越した部屋のリフォームの不具合などなど)、仕事も入ったり入らなかったりで、あまり安定していない。
そんなこんなであまりテンションも上がらず、昨年はライヴにもあまり行ってなかった。
まぁ元々感情的にはフラットな状態がデフォルトではあるんだけどね(^^;)。ここ数年、低め安定って感じかな?
 
 

そして昨年は、8月にはDER ZIBETのISSAY、11月にはBUCK-TICKの櫻井敦司が相次いでこの世を去った。

一応、デルジの伯爵(ISSAY)とB-Tあっちゃん(櫻井敦司)は、私の推しとも言える存在ではあったが。

ただ、今はあまり熱心なファンとは言えないかも知れない。

二人の最後のステージも観てないしね。行こうと思えば余裕で行ける場所だったのだけど。

DER ZIBET、近場で行われるワンマンは必ず行っていたが、他の出演者もあるイベントは、行ったり行かなかったりだったし。

BUCK-TICKも、年末の武道館も毎年は行ってないし、「異空」のツアーは、結局一度も行かなかった。

 

でも振り返れば、私の人生において、かなり重要な位置を占める存在であったとは思う。なので、ちょっとだけ彼らの話も描いておこうかと。

ブログテーマ、以前はライヴレポとかもよく描いてたので、DER ZIBETとBUCK-TICK、ISSAY、櫻井敦司ってのもあるんだが、二人だから…まぁブログでいいか(^^;)

 

 

 

8月、伯爵ことISSAYの訃報は、SNSで知った。旧ツイッターのXで。「不慮の事故で永眠」という言葉に、我が目を疑った。(のちに、ちわきまゆみさんのラジオの記事で、地元に帰省して友人達とあったあと、ホテルの部屋で転倒して胸を打って圧迫死だったと知るが)

 

そして伯爵が逝って2ヶ月ちょっと経った日、まさかのあっちゃんの訃報。

この時は友達からのメールや留守電で、その死を知った。

 

デカダン兄弟とも呼ばれていたこの二人だが、その死に、ただの偶然とは思えない強い結びつき──運命の様なものを感じた。

 

 

11月には、「ISSAYとの約束だから」とAUT0-MODのジュネとLoopus宙也により吉城寺GBでイベント『邪神の狂宴』が開催された。

 

 

本来なら、ここにDER  ZIBETの名前があるはずだったのだけどね。それが(ー1)になっていいる。

 

この日のイベントでは、伯爵のことはもちろんだが、あっちゃんの話題も出た。二人ともきっとここに来てる、なんて話も。

 

このイベントのラストでは、ステージ中央にバラの花が置かれ、バックには伯爵の歌う「青空」が流れていた。

 

 

「青空」は、いつだったかデルジのライヴで、伯爵が先に旅立った友へ追悼の意を込めて込めて歌っていた曲だと思う。

その日のステージ終わりに、会場向かって投げキスをしたあと、天に向かって投げキスをした。

 

 

今日も空は悲しいほど青い 

遠く夏がゆく 

(DER ZIBET「青空」より)

 

 

久々に伯爵描いた。資料は、SNSで見かけた写真を勝手にお借りした。

 

 

 

12月、Zepp Hanedaで行われたあっちゃん追悼の献花式、『THE CEREMONY -櫻井敦司へ-』に行った。

昨年末の武道館のチケットは取れなかったけど、何故かあっちゃんのセレモニーのチケットは追加分で取れた。引っ越した場所から、電車で30分もかからぬ場所での開催だった。

 

 

あっちゃんのセレモニーの日は快晴。青く澄み渡る空にトンビが飛んでいた。

 

 

セレモニーで行われた献花は、ある種の儀式の様だった。床に書かれた白い枠の中に一列に並び、前の列から順に祭壇に花を捧げる。ピンクのカーネーションを。

会場内は、あっちゃんの写真パネルや10着もの衣裳、ステージで使用していた小物などが並んでいた。

会場自体よりも、そこに向かう黒い布で壁面を覆われた狭い通路に並ぶあっちゃんのライヴ写真に、迫ってくるものがあったなぁ。

 

 

 

あっちゃんが亡くなったあと、いつだかの配信でMOONLIGHT ESCAPEを聴いた時、あの日のあっちゃんの歌だ、と思った。ステージから消えていったあっちゃんの。

ライヴの途中で、というのは本意ではなかったかもしれないが、ステージで多くの人に見守られて…というのは、本望だったかも知れない。

孤高の伯爵と違って、あっちゃんは寂しがり屋さんだからさぁ。

 

 

溢れる程 愛を抱きしめて ESCAPE

悲しみの無い世界 永遠に ESCAPE

僕は舞う

(BUCK-TICK「MOONLIGHT ESCAPE」より)

 

 

あの日は月夜だったのだろうか?

 

 

 

そしてこの2月に行われた伯爵の献花の会は、あっちゃんのセレモニーとは対照的に、雪に。

 

 

この冬、東京には殆ど雪が降ってなかったにもかかわらず、信じられないぐらいの大雪に。会場のMANDARAを出た時には風も強くて、まるで吹雪のようだった。

 

 

神奈川県に住む私が、この冬雪を見たのは、これが最初で最後だった。

さすが伯爵、やってくれるよなぁと思った(笑)

 

献花の会の会場のMANDALAは、何度も伯爵がステージに立った場所。祭壇は赤いバラをメインに華やかに飾られ、中心にはマイク。彼がそこにいないことが、逆に不思議に感じられた。

献花も好きなタイミングで赤いバラを取り、祭壇に捧げる。

そしてそのあとは、馴染みのファンの人と、まるでライヴに来た時のように、穏やかに談笑。

時間も経って皆落ち着いてきてるというのもあるんだろうけど、良い雰囲気の会でした。


この7月には、ISSAYと繋がりのあった人達による、DER ZIBETのトリビュートアルバムも発売される。