昨日は1時間早く上がれたので、上野の西洋美術館に「ミケランジェロと理想の身体」展を観に。
ミケランジェロ展、ではないのだね。
展示されていたミケランジェロの彫刻は2点だけ。それでもすごいことみたいだけどね。現存する実際にミケランジェロが作ったと言われる彫刻は世界に30数点しかないらしいので。
この展覧会には、ギリシャ・ローマ時代からの、そしてその影響を受けたルネサンス時代の理想的な男性の裸体表現を追求した彫刻や壁画などが並ぶ。
この展覧会の一番の見所は、ミケランジェロじゃなくてラオコーンかな?
この像のみ撮影OKだった。
展示されていたのは、発掘されたラオコーン像を元に作られた作品のようだが、原型のラオコーン像は、ミケランジェロに多大な影響を与えたそうだ。
この、体のひねりがポイントのようだよ。
片足に体重をかけたポーズ。コントラポストというそうだが、そういうポーズの彫刻や壁画なども多数展示されていた。
なんだかポーズについての勉強にもなるね。
常設展の方にロダンの作品も多数展示されてたが、ミケランジェロもロダンも若い時の方がリアルで美しい作品を作っている。
それが年を取るにつれ、自由な作風に。
好みとしては、断然美しい方がいいが、インパクトは後年の方があるよなぁ。
横浜美術館で開催されたヌード展で観たロダンの「接吻」も、手足が大きくデフォルメされてて、細部見るとバランス的におかしいのだが、全体像としてはすごく迫力あった。
あ、今回展示されていたミケランジェロの方は、未完成ということもあってか、あまり良さはよくわからなかったけどね(^^;)
(そもそも、ダヴィデかアポロかもわかんないから「ダヴィデ=アポロ」なんだね;)
さて、そんな流れで、本日は男性ヌードクロッキーへ。
果たして理想のボディーは描けたでしょうか?(笑)
今回のモデルさんは、またまた私は初めての方。
でも、大倉山クロッキー会ではよくお呼びしてる、モデル暦15年コンテンポラリーダンサーさんとのこと。
前回のモデルさんもだったが、今回のモデルさんも筋肉が凄かった。
キャリアのあるモデルさんてのは、みんなこんな感じなのか!?
前回のモデルさんのように、ひたすら筋肉を追ってゆく。
しかし、情報量が多すぎる。短時間では描き切れない(^^;)
↑これは2分でした;
最初に書いた「ミケランジェロと理想の身体」に出てきたポーズの話。
まさにこれはコントラポスト!とか、これはラオコーン!っていう、ひねりの効いたポーズがたくさん出てきたよ!(笑)
これなんか、ミケランジェロの↓ダヴィデ=アポロにも通じるね。
事前に、今回のモデルさんは彫刻のような美しいポーズと定評がある、と伺っていたが、確かになかなかセンスあるポーズが多かった。実際に彫刻見てきたばっかだったしね。なるほど〜って感じでした。
ただ、体型的には、上半身ちょっと痩せすぎかな? お腹の辺りがえぐれてたから、その辺もうちょっとお肉付いてた方が、理想の体型(^^)
今回のクロッキー報告、主催者さんから楽しみにしてると言われたんだが…;
前回のは、他の描き手さんから解りやすかったと言われたらしい。すぐにどのモデルさんかもわかったって。
まぁ殆どライヴレポのようになってたからねぇ(^^;)
今回参加されてた男性の描き手さん。普段は似顔絵描きをされてる方のようだが、一本のしっかりした線で的確にアウトラインを捉えられていた。
そういう描き方もあるんだぁ、とは思ったけど…
でもどうせなら私は、せっかく提供してくれた筋肉を、一本も余すことなく連れ帰りたい!( ´ ▽ ` )ノ…なんてね(笑)
などと言いつつ、自分の持久力のなさに呆れてます。なんでラストの20分ポーズとムービングで眠くなるんだろう!?(^^;)
次回は夜の時間帯だから大丈夫かな?;
ってことで、「理想の身体を描く」という課題は、次回に持ち越しということで(笑)