7月頃から企画していた娘(5歳)とのふたり旅行が終わりました。

 

今はもう、抜け殻です。

 

娘は本当にずーーーーーーーっとニコニコしていたし、楽しい思い出ばかりなんだけど、なんというかね…

 

旅行終わってしまいましたやん…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひたすら切ない

 

毎日泣きそう

 

 

…なんてこと言ってる場合ではありません!

 

元気出して!私!フレッフレッわたし!

 

何かしらの参考になるかもしれないので、今回の旅行のことをまとめさせていただきます。

 

 

今回は大阪港~別府港をフェリーで行く旅行でした。初日の夕方フェリーに乗って、二日目の朝に到着してハーモニーランドで遊び、その日の夕方にまたフェリーに乗船。三日目の朝に大阪に帰ってくる行程です。さんふらわあの「弾丸クルーズ」というプランを利用しました。予約は乗船日の2か月前から、さんふらわあの予約ページから予約できます。

 

大分県にあるサンリーハーモニーランドに行くにあたり、手段は3つありました。新大阪から九州まで新幹線、そこからレンタカーで向かう方法。飛行機で大分まで飛んで、そこからレンタカーで向かう方法。そして三つ目が今回の、マイカーでそのままフェリーに乗って行く方法です。トータルでかかる費用はどれもあまり変わりませんでした。

 

フェリー泊にした理由は、子どもが船に乗ったことがなかったから。それと、キティズルームという、キティちゃん仕様のお部屋があったことも大きかったです。

 

ちなみに今回はフェリー泊だったので、ホテル代はかからずでした。フェリー代は大人1名+小人1名+車(全長4m未満)1台で、往復で50,000円ちょい。※運賃の目安はこちらをご参照ください → https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-beppu/fee/

 

さんふらわあには「キティズルーム」というお部屋が2室だけあり、このお部屋を利用すると片道ひとりあたり約2,000円の追加料金が発生します。今回キティズルームを往復利用して約50,000円だったので、普通のお部屋だと42,000円くらいなのかな。ふたり分の交通費&宿泊代と考えると安いのかも。

 

というわけで、実際利用して感じたメリット・デメリットをまとめます。

 

 

1.よかったところ

 

・寝てる間に目的地に着く

・キティズルームがかわいい

・なんか船全体がテーマパークのような感じでワクワクする

 

 

2.ちょっと大変だったところ

 

・人によっては安眠できない(船はほぼ揺れずでしたが、ベッドに横になると背中にエンジンの振動?がビビビビーと伝わってきて、気になる人は眠りにくいと思います。わたしはめっちゃ気になる派だったので、ぐっすりとは眠れず顔がアンパンマン並みにパンパンになりました)

 

・乗船時・下船時に車の中で待つ時間が長い(乗船・下船開始予定時間から30~1時間半ほど車の中で待つ必要がありました。いつ乗船・下船開始になるかも分からないので車から降りるわけにもいかず、子どもが退屈していました)

 

・お風呂の更衣室が狭い(浴場はわりと広いのですが、更衣室がとにかく狭くて人でごった返していました。サマソニの最前から10列目くらいの混み具合)

 

 

個人的には楽しかった思い出の方が多いんですけど、とりあえずふたり旅行においては次回の利用はないかな~というのが素直な感想です。(家族旅行でもう一度利用してみたい!)

 

 

あと今回も旅のしおりを子どもと一緒に作りました。

 

わざわざ手間をかけてまでしおりを作る理由は、後で形に残せるというのも大きな理由なんですけど、子どもと一緒になって作るのは、子ども自身も旅行の企画者になってほしいからです。ただこちらで何から何まで準備した旅行に連れていくよりかは、計画段階からいろいろ参加してもらった方が、当日のワクワク感も増えるだろうし、楽しいんじゃないかしら~というのが個人的な考えです。

 

 

 

 

 

というわけで、前置きが長くなりましたが、いよいよ旅行のふりかえりです。(思い出して泣きそう)

 

 

 

ポワワワワ~~~~ン(回想シーン)

 

 

 

《初日》

 

 

昼過ぎに家を出て、南港に到着したのが14時過ぎ。一旦ATCの駐車場に車を停めて館内で時間をつぶす。(※後で知ったんですけど車でフェリーに乗る予定がある人はATCに駐車場に停める必要ありません。フェリー乗り場に車を停めるスペースがあり、そこに停めると料金は不要。ATCの駐車場ですと駐車料金が30分200円かかります)

 

シルバニアファミリーのカフェで500円くじをする。子どもは前回2等を当てたので、今回もええやつを当てたい…!とのことだったけれど、なんと3等「空のぼうけん飛行船」を当てた。めちゃくちゃ興奮して(わたしが)「すごいやん!」と言うと、娘は「1等ちゃうしそこまで嬉しくない」とストイックな反応だった。旅行の序盤にしていきなり大きな荷物が増えたけど、今回はマイカー旅行なのでノープロブレム!

 

家族におみやげを買う。ここで娘が黒猫のぬいぐるみをどうしても欲しいと譲らない。うう~ん…と迷うも、その黒猫と目が合った瞬間「あ、めっちゃかわいい最高ナイスチョイスOK,baby…」となり購入。これより、ふたりと一匹の旅行になる。

 

16時にフェリーのチケット発行開始時刻になったので、チケットカウンターに行く。すぐ近くに待合室があり、子どもが遊ぶスペースもあるのでそこで遊ぶ。楽しそうに遊ぶ娘を見て、旅の始まりを感じるとともに、旅の終わりに向けて時間が進み始めたことを感じてちょっと泣く。

 

ローソンで買ったソフトクリームを美味しそうに食べる娘を見て、赤ちゃん時代のことを思い出してちょっと泣く。

 

 

17時半頃に車に戻り、乗船待機。最初にトラックが乗船し、その後バイク、そして最後に乗用車が乗船。車でフェリーに突入する時の高揚感が凄まじく、ふたりで絶叫しながら乗船。こういう何気ない瞬間のことも10年後くらいに思い出して胸がキュッとなるんだろうなと思い、車から外を見るふりをして泣く。

 

そしていよいよキティズルームに入室。娘がドアノブに手をかけて、扉を開けて中を見る瞬間をカメラで連写する。パァッと振り向いて、レンズの中で笑顔を弾けさせる娘の顔を連写しながら泣く。

 

 

 

 

 

 

キティズルーム、めっちゃかわいい。最高すぎ。

 

しかしあまり感傷に浸っている時間はない。すぐにレストランに移動して、娘の大好きな「バイキング」。出航前なのに結構な混み具合で、私たちが入店した直後に入店制限がかけられたほど。

 

 

食事中、バイキングでは飲み物がおかわりし放題、大好きなカルピスもおかわりし放題であることに気付いた娘が「夢みたい」と言っていて、あまりにかわいい言葉すぎて泣く。

 

ごはんの後はお風呂をピャっと済ませる。お風呂の中で娘がニコニコと微笑みながら何度も「光る橋楽しみやね」と言う。

 

 

数週間前の話。

 

 

保育所に子どもを迎えに行った時に、先生に「おとうさん、光る橋ってなんのことですか?」と聞かれて、しばらくウ~ンと考えた後にアッ!となった。

 

旅行の計画をしている時にさんふらわあのホームページを見ながら「20時頃に明石海峡大橋っていう、光る橋の下を通るらしいよ」と言ったことが、娘の中で強烈に印象に残っていたらしく、保育所で「今度旅行行く時に光る橋の下を通るねん」と先生たちにお話していたらしい。

 

大人にとっては何気ないことでも、子どもにとっては特別なことなんだなあと改めて感じさせられた出来事。

 

 

それ以来、「光る橋が楽しみ」というのが娘の口癖になっていた。

 

20時頃、「間もなく明石海峡大橋を通過します」という館内放送が響く。「いよいよやね」と言い、ふたりでデッキに向かう。

 

 

しかしここで、「そういえば明石海峡大橋って、光ってるんやったけ…」と今更ながらに不安になる。

 

何かを調べたわけではない、本当になんとなく光ってるだろうという考えだけで言ってしまっていた。

 

デッキに上がったところでもし橋が真っ暗だったら、娘は何を思うだろう…

 

どうしよう、娘に悲しい思いをさせたくない…

 

 

頼む!明石海峡大橋!光っていてくれー!

 

 

 

……

 

 

…明石海峡大橋、めっちゃ光ってた。しかも最初は青色一色に輝いていたのが七色になったり、もう完全にイルミ。もうね、娘以上に「うわぁ~」って言っちゃったもん。

 

「パパ!パパ!ほんとうに光ってる!」と嬉しそうにジャンプする娘を見て、「明石海峡大橋をライトアップしようって最初に企画した人、そしてそれを形にしてくれた人、そもそも本州と淡路島を通る橋を作ろうって最初に言いだした人、生きとし生ける生命たち、皆ありがとう…」という気持ちになるも、デッキがあまりに寒すぎて泣かず。風がすごくて、WHITE BREATH(T.M.Revolution a.k.a. Luis-Mary)のPVみたいな状態。寒すぎたので明石海峡大橋の下を通過した後、いそいそと退散。

 

 

感動しながら撮った明石海峡大橋の写真。終わってるクオリティ。

 

部屋に戻る途中、ラグビーの中継を見ていた人たちが「ウオー!」と熱狂する姿を見て、娘が「みんなも光る橋を見て喜んではるんやね」と言っていて、言葉が愛おしすぎてシワシワの顔になる。

 

部屋に戻り、トランプをしたりテレビ電話をしたりして、21時頃に寝ましょうかという話になる。

 

普通に一緒の布団で寝ようとしたら「今日はひとりで寝てみたい」と言われエッ、エッ…ちょ、まっ、アアッ…と言っているうちに娘は就寝。

 

ウワア~と思いながら、寝顔を2枚写真におさめて、私も静かに就寝。

 

 

(二日目)

 

「パパ、朝やで」と起こされ慌てて時計を見ると2時!「めちゃくちゃ夜ですよ」と言うと、娘は「あはは」と笑って寝た。私も寝る。

 

「パパ、今度こそ朝やで」と起こされて時計を見ると4時。娘はもう完全に起きる気だったので、船内を散策する。

 

 

 

 

宿泊部屋のひとつ上のフロアにキッズスペースがあったので、そこに向かう。キッズスペースが視界に入った時に娘が「おにんぎょうがいっぱいあるね」と言うので見ると、お人形じゃなくて全部人間だったのでびっくりしすぎて叫びそうになる。

 

キッズスペースのフロアマットの上に人がびっしり寝ていた。

 

部屋に戻り、しおりの中のクイズや迷路をして遊ぶ。

 

 

5時半に売店がオープンしたので、パンを買って部屋で食べる。それが終わったら着替えて片づけをして、6:55。定刻通りにフェリーは別府に到着。

 

車に乗って下船、ハーモニーランドは別府港から車で30分くらいのところにある。時刻は7時過ぎ、オープンの10時まではまだまだ時間がある。

 

しばらく車を走らせるが、時間をつぶすところが無い。娘は「公園に行きたい」と言うが、体力はハーモニーランドのために残しておいてほしい…。というわけでウロウロ彷徨った結果、行く場所が無くなり8時にハーモニーランドに到着。当然ながら誰もいない。

 

 

イエ~イ!

 

記念写真をいっぱい撮ったりしながら時間をつぶす。

 

 

すごいゴミ箱。

 

 

9:45に駐車場がオープンしたので、車を停めてエントランスに並ぶ。そして10時、いよいよハーモニーランドに入園。

 

 

初めてなので、勝手がわからず園内マップを見て挙動不審になる。狼狽える私の手を娘は「こっち!」と言いながらグイグイと引っ張り、こちらに手を振っているキティちゃんのもとへ。キティちゃんと写真を撮って、そのまままっすぐ奥に行ったところにあったキティズキャッスルに飛び込んだ。ここでは600円払うとお花が渡され、そのお花をキティちゃんにプレゼントすると、代わりにブレスレットをもらえるというものだった。ただブレスレットを買うより子どもも喜ぶだろうし、素敵な企画だなあと思う。

 

 

 

 

 

お花を持って中に入ると、家で穴が開くほどに読んでいたサンリオピューロランドの古い絵本に載っていたキティちゃんの部屋があって、ふたりで叫んだ。(ピューロランドで使われなくなった施設がハーモニーランドで転用されることもあるらしい)

 

 

流れていたのはブリトニーのPV。

 

 

 

 

奥に行くと、ハロウィン仕様のキティちゃんが立っていた。めっちゃかわいい。娘がお花をプレゼントして、かわいいブレスレットを手につけてもらう。最後に記念写真をパシャリ。

 

 

その後はエリア移動のため、ハーモニートレインに乗る。とってもかわいい汽車なんだけど、結構な勾配を下っていくのでガタン!ガタタタタン!と振動音が割とすごくて、なかなかスリリングだった。移動先のエリアではサンリオキャラクターボートライドに乗る。

 

 

 

足の長いけろっぴのキャラクター、ハーモニーランドにもいた!

 

 

 

 

 

 

ハーモニートレインのホーム。(かわいい)

 

再びハーモニートレインに乗って、遊園地エリアに行く。スピントリックというシナモロールの乗り物に乗り、一旦食事休憩。ハンバーガーやポテト、チュロスを食べる。娘は食後にソフトクリーム。

 

 

 

ストローが紙製のものになってました。

 

一旦入り口付近のフェスティバルステージに戻り、12時半からパレードパラレルを鑑賞。娘の大好きなぼんぼんりぼんが出ていたので、さぞ喜んでいるだろうと思い見ると暗い顔をしている。聞くと、この後わるものが出てきてイヤなことされるかもしれない、そんなところを見たくないとのことだった。悪者が出てきたら、見るのをやめてどっかに行こうと言い、ちょっとドキドキしながらショーを見守る。幸い、最後まで悪者は出てこず、とても楽しいショーだった。

 

 

 

 

 

 

暑かったので一旦車に戻り、半袖に着替えて再び遊園地ゾーンに行く。ストロベリーカフェ(コーヒーカップ)、フェアリーキティカルーセル(メリーゴーランド)、スカイジェット、ポップンスマイル(小さい観覧車)、ワンンダーパノラマ(大観覧車)、スピントリック(合計3回)、そしてエンジェルコースターというジェットコースターには、なんと4回も乗った。

 

 

娘の方から「ジェットコースターに乗ってみたい」と言いだしたので、大丈夫かな…と思いつつも、まあ名前も「エンジェルコースター」でかわいいし大したことないやろ…と思い乗ると、めちゃくちゃ大したことあった。とにかく初速から圧倒的なスピードとG(重力)で普通に怖い。娘の顔を見ると「アハハハハハ!」と大笑いしていた。

 

 

大観覧車から見えた風景は……

 

 

 

 

めっちゃのどか~。

 

まだまだ遊びたかったけど、フェリー乗船時間が迫っていたので、最後にクロミちゃんのパフェを食べて15時半にハーモニーランドを出る。

 

 

グッドバイ、ハーモニーランド。

 

また絶対来るぜ。

 

 

16時すぎにフェリー乗り場について、チケット発券後は付近を散策したり、瓶ジュースを買って飲んだりした。瓶ジュースのフタを栓抜きでポンと抜くと、娘は目を丸くしていた。

 

 

 

 

 

めっちゃ良い。

 

17時半頃に車で乗船。乗船後すぐにお風呂に入り、バイキングで夕食。遊び疲れたこともあり、その後は部屋でゆっくり過ごす。

 

20時前にテレビ電話をして、そのまま就寝。さすがに疲れていたのか娘は朝までぐっすりで、一度も起きず。

 

私は1時頃に目が覚めて、そこから娘の寝顔をじーっと見つめながら、娘が生まれてから今日までのことをぼんやりと思い出して泣く。気づいたら3時になっていた。そのまま朝まで起きる。

 

 

(3日目)

 

 

5時半に娘を起こす。家にいると勘違いしていた娘は「…ここどこ!」と驚いたように起きた。昨日コンビニで買ったパンを食べて、片づけをしたら6時半。大阪港に到着。娘は私が用意していた服が気に入らずで、パジャマのまま下船。

 

下船後、そのまま自宅に向かう。旅の終わりが強烈に名残惜しくて、自宅最寄のパーキングエリアで休憩を挟んだ。家まであと10分の距離。ここで唐突に「次のふたり旅行もハーモニーランドやな」と娘が言い、魂が震える。そして8時すぎに帰宅。

 

楽しい旅行だった。

 

 

シルバニアファミリーくじで当てたもの。

 

 

さんふらわあのおみやげ。(かわいい)

 

 

ハーモニーランドのおみやげ。(左下のキティちゃんのストラップはキティズルームに宿泊したらもらえるものです)

 

 

 

 

 

最後に。

 

旅行中に娘に言われて嬉しかった言葉は「パパ、髪の毛くくるの上手になったねえ」でした。

 

この日のためにメルちゃんでめっちゃ練習したんです。よかったよかった~