The Last Resort (最後の砦) ~北東北の希望の光 | 青森今昔物語

青森今昔物語

戦災により失われた青森市の記憶。


青森今昔物語-装備品展示

 昭和25年(1950年)6月25日に勃発した朝鮮戦争を契機に、7月8日マッカーサー元帥は、吉田茂首相に対し、「事変・暴動等に備える治安警察隊」として、75000名の「National Police Reserve」の創設を要望する「日本国の警察力増強に関する書簡を示しました。


 吉田内閣は警察予備隊令(昭和25年政令第260号)を8月10日公布、再武装化の方向に舵を切る琴となりました。


 昭和26年(1951年)9月20日、青森市浪館に新築されていた駐屯地に金沢駐屯地から80名が入隊、10月1日750名が追加入隊、翌27年3月6日、連隊本部と本部中隊が到着、警察予備隊青森第五連隊が発足しました。


 昭和31年(1956年)12月1日、青森駐屯地に第9混成団が新編され、37年(1962年)8月15日混成団を第9師団に改編、第9師団が開庁しました。


 今年は師団創立50周年にあたることから、記念行事が大規模に行われました。


 普段は観光バスの駐車場となっている青森県観光物産館アスパムの西駐車場では、74式戦車、82式指揮通信車、87式偵察警戒車、96式装輪装甲車、155ミリ榴弾砲、120ミリ重迫撃砲などのほか、航空自衛隊のペトリオットPAC2等の装備品展示が行われました。


 新町通りでは、車両約40両、隊員400人が昭和44年(1969年)以来となるパレードを行いました。


 前回パレードを行ったのが、奈良岡末造市長のときだったというのは以外な気がしないでもありません。

 


青森今昔物語-新町パレード

 

陸上自衛隊第9師団創立50周年記念行事