最近、体力まかせに、当直勤務&日勤通常勤務の連続です。


先週は9日、10日、12日、15日が帰宅出来てましたが…よくよく考えると、週の半分は病院で夜を越している事になりますね。

勤務時間だけで言えば、80~100時間近くの労働になるのでしょうか。


体力的にはまだまだ可能な状態であり、更には、特殊な疾患と巡り合い、それに対する治療を考えていくので、中々に楽しいです。

一つは、珍しい疾患に遭遇できた事に対する興味。

また、ありきたりの様な疾患ですが、「症状は判るけど、実際の診断基準を満たしているか」、「更には治療手順を内科的にとるか、外科的に行うならどの段階までの説明や検査を予め組み込むか」等の知識のフル動員が面白いです。


さてさて、そんなこんなで体を使っておりましたら、先週頭から左の唇脇にポツポツした水泡が出来てしまいました。

以前も肋骨骨折の既往があったばかりなので、「まぁ、放っておいても良いけど、薬使うか」と言う事で、単純ヘルペスの診断で抗ウィルス薬を開始してみました。


ところが、症状は改善せず、数日で顔全体に水ぶくれの様な水泡や、皮膚の剥離・びらんが出現です。


これはおかしい、との事で、再度自分で状態観察


→とびひ です。


子供等がかかる、とびひ(伝染性膿痂疹)です。恐らく、小さな傷口からブドウ球菌が混入して、それによる感染・拡大となったと考えられます。

特に、外耳道までびらんが出現しており、耳が聞こえにくい・違和感があるので、早急に治療方針を転換して、抗生剤治療に切り替えております。


意外とまだまだいけると思っていた体力がおちて、細菌感染を起こしやすくなっているようです。

体調管理・適度な休息は必要なのだなぁと思われる今日この頃です。


因みに、今週は金曜日以外は日~土まで連続勤務&来週の日曜は昼から都内にて勉強会。

もう少し休息を。

未明に、勤務先近くのカプセルホテルにて火事ががありました。

幸い、全員無事に救助されており、怪我や火傷等の負傷者はいなかったようです。


連休中、不注意が原因での事故や事件が出やすくなっておりますので、とりわけ気をつけていきましょう。

5月2日~5日朝までの超連続勤務。

休憩中のPSP モンスターハンター2Gが楽しみ。


そんな連休の過ごし方。

選択肢

「我慢してがんばろうぜ」

 →自宅で安静


「辛いから病院行こう」

 →病院にて精査・加療


実は3月末に右胸をぶつけてまして、右胸が打撲にて痛むんですよ。

んで、3月中旬から、実に4週間程、痰、咳が酷くて、のどの痛みがありました。


急性上気道炎(所謂、風邪)から、症状が進行して4月には咳が酷く、嘔気がする程に咳き込んでしまっている毎日でした。その咳の為か、3月末にぶつけた右胸が痛み出してくるんですねぇ~。


「あぁ、急性気管支炎だなぁ」と思ってましたら、黄色痰に少し血液が混じっているんですよ。

末梢の気管支に炎症が生じて、その為、気管支の表面から少量の出血が生じている状態でした。

特に、右胸の上側、具体的には第2~4肋骨の前腋下線という位置が痛みます。


聴診しても気胸にはなっていないようでして、胸の筋組織に叩打痛があるので、筋肉~骨の周囲にて炎症や打撲による影響が出ていると思って「我慢をする=我慢できる」として4月に入ってからも3週間がんばりました。

=まだまだ我慢できる。無理が効く状態で、緊急性ないと判断。

=病院にて精査せず、咳止、抗生剤、去痰剤にて様子見。


さすがに1ヶ月続く胸痛には違和感を覚え、4月末にようやく胸のレントゲン取りに行ってみましたら、肋骨折れてた。


ようやく、胸痛の原因もわかりました。

途中までは気管支炎で咳があったのでしょうが、胸痛の刺激にて咳も出やすくなっていたようです。

折れてた、場所は第4肋骨でした。

まぁ、やはり緊急性はないので、胸にバストバンド巻いて、痛み止め飲んで何とか過ごしております。


骨折していても、整復や手術が必要な状態でなければ、後は我慢できるもんだなぁ、と思いました。

以前も足を折った時も我慢と鎮痛剤で乗り切ったし、レントゲンで骨の状態が判れば、後は処置が必要か安静かの選択になるので、意外と「我慢する」という選択肢もありなのかも知れません。


でも、出来れば、患者さん方は辛くなる前に来院して、楽になって下さい。

我慢する=このままがんばろうぜ

という選択は余り選ばないほうが賢いかと思います。

大型連休のゴールデンウィーク。

色々と予定が入っている方々が多いと思いますが、大型連休にも事故や怪我、連休中に具合を悪くされる方々が出てきます。


大型連休や祝祭日に「救急外来」として稼動している病院ももちろんありますが、普段の平日どおりに全スタッフが集結しているわけではありません。

あくまでも「救急」、「予測できなく急激に状態が悪化した場合」への対応を重要視しております。

その為、重症患者が来院した場合には、受付順ではなく、重症順での対応になる可能性も充分にあります。

また、緊急での必要性がない場合は投薬や点滴、検査の種類も制限がかけられてしまいます。


出来るだけ、何日前から具合が悪くて~~~、我慢してたけど、休みに入ったので~~、という事ではなく平日に来院して、しっかりと処方・検査をうけるのが治癒への近道かと思います。


我慢できる=緊急性乏しい、と言う事でもあるので、様子見も一つの手です。

(実際に、ウィルス感染と思われる疾患には抗生剤は使用せずに対症療法になるので、病院に来るほうが体力を使ってしまい悪化するのでは?と思ってしまいます。)


GWや大型連休、祝祭日の病院受診の一つの目安は「我慢できる」「我慢できない」という事を一つの目安にしてみては如何でしょうか?