またまた、時間がとれずに間が開きすぎてしまいました。

どうにか、チョコチョコ頑張って見たいと思います。


頭の病気編~緊急的疾患~

については、後ほどUPします。


基本的に、全身の状態が相互作用して、各種の病態や症状が出現してきますが、とりわけ、心配なのが「頭の病気」です。

特に、「何かあってからでは」と心配される方々が多いのが、頭・心臓と来ますので、先ずは頭について少し話をして行きます。

またもう少しおつき合い下さい。

救急外来・夜間外来受診の際に、「危険な状態」について考えて見ます。


来院される方々の多くは、次の訴えが多いです。

・頭痛

・眩暈

・発熱

・のどが痛い

・咳や痰

・呼吸が苦しい

・胸がドキドキする、動悸がある

・胸が痛い

・お腹が痛い

・下痢や吐き気がある

・手足の動きが悪い、痺れる

・腰や背中が痛い

・血圧が高い


等が大分分を占めてきます。


これを、更に病気の原因となっている部分に分けていくと


頭~顔面の病気:脳疾患、末梢神経疾患、耳や眼の病気

気道の病気:鼻・のど~肺の病気

心臓の病気

消化管の病気

皮膚の病気

精神的な病気

他の糖尿病や代謝機能の病気


等が挙げられます。

この中で、各ポイント毎に重要な病態についてそれぞれ述べて行きます。

先ずは頭絡みの病気から順次、危険な徴候について説明を開始して行きます。

救急外来って医療界のコンビニ的な位置づけで、何時でも何でも診てもらえる、という認識が多いのが現状です。


他の専門外来や一般診療外来と同じに、救急はあくまでも「救急外来」という位置づけなんですね。


急病の患者専門の外来、という様な位置づけになります。


なので、何時でもやっているコンビニや、生活範囲内で何でも揃う様なスーパーマーケットの様なものではないのですよ。

むしろ、「緊急事態向け」に特化した専門業になってきます。


なので、日中から具合が悪い、夜になって熱が出てきた、仕事が休めない

は実は専門外の内容になってしまうため、本来は日中に


「仕事に行く」

「家で休む」

「病院に行く」


の選択をして貰いたいものです。


では、急に具合悪くなって、早めに受診したらよい例は何か?って事が受診時のひとつのポイントになって来ます。


受診のポイント・状態悪化に焦点をあてて、「危険な病気」について話していきます。

危険な病気か否か、特に緊急性があるかどうか。

これって、救急外来受診の際に患者サイドも医療者サイドも非常に重要になるポイントです。


この、危険な病気についての前に、先ずは「救急外来ってなにか?」という所から始めて行きましょう。


特に近年では「タクシー代わりに救急車を使用する」、「救急隊が必要ないと判断したら救急隊から断りが可能な自治体が出てきた」、「救急車のたらいまわし」等、救急に関する様々な問題点がある状態です。


この状態の緩和のひとつに、「救急外来の本来の役割」を捉えて、問題点の解決・ひいては自分たちが本当に急病になった時に安心できる状況を作っていければ、一番よいです。


先ずは、救急外来とは、以下のような役割をしています。


・ あくまでも緊急性のある疾患、救急の状態の方を診察・治療していく。


・ そのため、緊急時の対応では幅広い分野を見ていく必要がある。


・ 緊急時の対応が前提条件な為、緊急性の低い方は後回しになる可能性がある。

(所謂、トリアージと言う状態であり、生命に関わる緊急性の高い方が優先されます。)


内科にしろ、外科にしろ各分野で幅広い疾患がありますが、それらの疾患を引き受けているのが救急外来になります。しかし、あくまでも緊急性のある疾患を対象としているのが、「救急」であります。


逆に言えば「緊急性がない」、「日中は我慢していた」、「仕事休めない」等は受診理由にならない為、生命の危険性などがある方がいれば、本来の業務である、危険性の高い方を優先して治療していくことになります。


日中我慢していた方や、仕事が休めない方は、総じて言えば、「何とか我慢できる」という状態である為、基本的には救急外来受診の対象外になります。


我慢をするのを、「病気で具合が悪いのを我慢する」のか、「様々な状況・負担を我慢して、日中に医療機関を受診する」かの2択を選ぶことになります。


緊急性がない方は基本的には救急は受診しないで頂く事で様々な問題点の改善に繋がります。


救急外来・時間外救急に一般患者が押し寄せることで、緊急性のある患者の治療が遅れる、診察に時間がとられてしまい救急車のたらい回しに繋がる、等の問題点がでてくるからです。


日本全国で叫ばれている医師不足の中でありながらも、本当に必要な方々に医療を提供できる環境が整備されてくることにも繋がります。


では、「緊急性」というのがどういうものか、そこのポイントがつかめれば、ひとつの判断基準になるのではないかと考えられます。

昨日のブログにもあるように、私自身、つい先週から「ヘルペス」だろう、と思っていたら実は違う病気でした。

でも、幾つか病気の候補を挙げる事で、ヘルペスでなくても、緊急性はないだろう、という風に捉えていたのも事実です。

一つには、緊急性と悪化の程度で自己判断できるだけの材料があったからだと思います。


逆に、自己判断がある程度できるだけの材料を少し手に持って置けば、緊急性がない状態であれば救急時間帯への来院も減るんじゃないかなぁ~、って思います。


中には、「夜間や救急時間なら直に見てもらえる、仕事を休まないで受診できる」と考えている方も多いので、少し参考にしていただければ、と考えております。


…特に夜間救急等で遭遇するのですが「怖い病気」と「緊急性のない病気」に遭遇するのですよ。

この中で、特に新聞やTV、ネット等で注目されるものは「怖い病気」の方なんですよね。正確な知識でなく、「怖い」を先行させてしまう事で、ただの風邪等も「緊急性あるかも」って惑わされてしまう事があるので、注意が必要です。


ちょっと数回に分けて、怖い病気と、緊急性のない病気について、また救急という物の役割について述べていこうかと思います。


続きは明日にでも「救急外来の役割」という所から始めていきたいと思います。

この役割といった前提条件をしっかり理解して頂ければ良いなぁ~。