常々、気をつけることは『症状がある』から、『原因』となっている病態を把握して治療する必要があります。


この症状だから、この原因、といった1対1の関係はなく、複数の原因が考えられる事が非常に多くあります。

そこで、他の症状や体の所見をとって、考えられる『原因』とやらを絞っていきます。


更には、年齢や性別、人種、地域、家族歴、既往歴と言った物からも『原因』の特定が可能になる要素が多々隠れています。


こういった複数の組み合わせパズルから、一つの原因を導き出していく必要性があります。

そして、その原因に合わせて、対処方法を決めていく必要があります。


単純な1対1に繋がらないけど、放っておくと非常に危険な病気も隠れているので、何かしら症状が出たら、心配になって救急外来受診する傾向にあるのも解ります。


単純な1対1の式にはならなくても、参考になるような分かりやすい伝え方が出来るようになって、もっと周知してもらえれば、医療サイドも患者サイドも助かるのではないのかなぁ、と思う次第です。

頭痛で怖いのは


明らかな視野障害といって、目の見える状態がおかしくなって来る事。

のた打ち回るような激痛

ろれつが回らない、意識の状態がおかしく会話が成立しない


等の時に早めに医療機関を受信してください。


先週末のイベント終了から5日目。


連日夜勤と日勤の繰り返しで、本日の夜中に、ようやく帰宅可能な状態となりました。


体力的にはマダマダもつのですが、帰宅して色々片づけをしようと思います。


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救急の頭痛

前回の頭痛の話題を、もう少し噛み砕いて載せてみたいと思います。

お待ちください。

頭痛編


頭痛の起こる原因としては、


1 脳の知覚領域で痛みを感じる

2 血管性に疼痛を感じる

3 神経性に疼痛を感じる


が考えられます。

1では、脳炎、髄膜炎、出血が挙げられます。

2では、片頭痛、肩こり等からの血流障害等による頭痛、血管の炎症等が挙げられます。

3では、神経痛が主に考えられます。


これ以外にも、代謝性、脱水、熱中症、感染、血圧上昇でも頭痛が起こる事があります。


「頭痛」と一口に言っても数多くの疾患が挙げられ、それらをしっかり見分けるには、土台となる知識が必要となってきます。


土台を知る事は非常に重要ですが、その中でも、特に【急性期】、所謂、救急外来を受診、下手をすると救急車を使って受診した方が良い場合を注意する事が出来れば、良いと考えられます。


1:急激に出現した頭痛、これまでに経験したことの無いような殴られたような激痛

⇒クモ膜下出血を考えやすい状態です。(軽症のクモ膜下出血では急激な頭痛が出ないこともあり得ます。)


2:頭痛が起きて、ろれつが回らない、真っ直ぐ立ったり歩いたり出来ない。

首を1秒に3~4回横に振ると頭痛が悪化する。場合によっては熱が出たり、血圧が上がる。

眼が霞む・視野がおかしい。

⇒脳出血の可能性があり得ます。


3:眼が見えなくなってきて、片方のコメカミの所が、触ると激痛・発赤がある。

⇒側頭動脈炎の可能性があり得ます。


4:頭痛の他に、幻覚症状や発熱が出現してきたりする。

⇒発熱による影響の可能性もあり得ますが、場合によっては脳炎や髄膜炎の可能性もあり得ます。


1~2では、先ずは血圧管理、循環動態管理が必要になり、その上で手術もしくは保存的な治療が必要になる為、早期来院が望まれます。


3では、直ぐに治療を行なわないと失明の危険性があり得ます。

但し、片頭痛や、不安感から症状が出ている可能性もあり得るので、思い込みにならない様に注意が必要です。


4では、脳炎・髄膜炎の有無の確認の上での治療が必要となってきます。


これらの4疾患は早期発見、早期治療が必要となってきます。

逆に、数日前から頭が重い、頭痛が続いて治らない、といった場合は、日中の医療機関を受診していただくことになります。




他に、頭痛と血圧上昇を心配されるパターンもあります。

少し脱線ですが、血圧が上がると頭痛が起こります。逆に、頭痛が起こり神経が興奮し血圧が上がることもあります。


血圧と頭痛、どちらが先にきて、症状が出現しているのかを見極める必要性がありますが、基本的には、上に述べたような、頭痛以外の視野障害や、歩行障害、構音障害といった症状が出現するようであれば、嗅球外来受診していただきます。

逆に、上術の様な神経症状が無ければ、血圧が落ち着くのを待って、頭痛が治まるのを待つパターンが大半になります。


血圧については、次回にて述べていきます。


3日目:8月15日(日)Q36a

EMRにて当選してました。


昨年の新型インフルエンザの既刊と、今年の夏~残暑向けに熱中症のコピー本予定です。