お久しぶりなのです

最近またバタバタしてましたが
ようやく、ログイン出来ました珵もうひとつのほうは
順調なんですが
携帯も機種変更後焏トラブルありまして
ようやく、修理&ベストな状態かな
な感じですまた更新していきますね
・・・・8
シーン・・・8
「大丈夫よ」
彼女は必ずこういった。
それでも尚、不安そうな自分を見透かしてか
まっすぐな瞳で。揺るがない言葉で。
「心配しなくていいのよ」
そう笑顔で語る。
出会った時よりも意思の強い瞳で。
それは守るべきものが出来た証なのだと彼女は笑う。
「それじゃあ、俺も強くなくちゃ」
言葉にいざ出すものの・・・・きっと叶わない。
何年たとうと。
きっと自分は彼女を越えれない。
「あなたの夢、かなえて」
そういうと自分の手を両手で包み唇まで持ってきては優しいキスをした。
「だって、俺はこのままじゃ中途半端だ。君にも・・・・子供達にも。」
まだ、何も力になってない。
それどころか彼女はいつも・・・・出会いの時から背を押してくれていた。
「あなたの奏でる音が好きよ」
大事そうに指をさわる。
「あなたの歌う声が好きよ」
ふと自分の指から離れた彼女の手が
もうすぐ新たに生まれる命の中へ伝えるように
そっとお腹をふれる。
「子供達も歌うわ。そして・・・この子も歌う」
つ・・・・・と頬を生暖かいものが伝った。
はじめは分からないでいたそれが
恥ずかしいかな、自分が流している涙だと知る。
「でも・・・・・・逢えない。・・・きっと、寂しいのは・・・・俺だから」
いい歳をして甘えて
でもそれも初めて。
この世で自分が大切に愛しいと思える相手だから
「うん。寂しいけど・・・・・・でも。後悔されるくらいなら叶えてよ」
ひたすら涙する自分の傍ら
既に寝息を立てる愛しい2人の子供とその母の存在で
自分は生かされているのだと知った。
でも、彼女は旅たてという
「行ってらっしゃい。でもね、成功するまで。・・・・・帰っちゃだめよ?負けちゃ駄目よ?」
約束。
そういって何年ぶりかの小指への指きり。
「大丈夫なの。私達にはあなたの歌が音楽があるわ・・・」
そうじゃないと。私も負けちゃうから・・・・・
小さな。小さな声は消えそうで。
「愛してるから。忘れちゃいやよ?」
彼女もいつの間にか涙がこぼれた・・・・・・・・。
いつも心に響く音は
何より君がくれたメッセージだったのに。
突然の電話は真っ暗になった自分の頭の中を不安で一杯にした。
明日会えますように・・・7
シーン・・・・7 真由美
「こっちだ!車に乗りなさい!」
隣人の小父が真由美に早く車に乗るように叫んでいた。
「真由ちゃん、なんかあったら電話してくるのよ」そう言いながら、ぐっと握り締めてくれた叔母さんも。
泣きたい気持ちと不安な気持ちで一杯な彼女を
精一杯、力づけて送り出してくれた。
こんなことになるなんて
さっきまで・・・・・・・考えられなかったのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いつもどうりの部活帰りだった。
6時半ぐらいには、いつも学校から戻ると。
閑静な住宅街の中に、真由美の住む家が並んでいた。
昔から住んでいる人が多い中で、仲村家の家も割と長く居るほうらしい。
亡くなったお爺ちゃんの世代から建てられた家。
外灯もつき始めた頃に帰宅する毎日。
今日も、そんな変わらない筈だった。
門を開けて、ふと気がつくと玄関の明かりが消えている。
それどころか、家の中に気配さえないようだ。
「え・・・なんで?出かけてるの?」
数回チャイムを鳴らしてみたが返答もなく。
自分だけ置いていくなんてありえないし。
ましてや、お婆ちゃんかはいるはずなんだ。・・・・そう思いながら庭先に回って見た。
それでも、カーテン越しにも明かりどころ真っ暗だ。
仕方無しにもう一度玄関へ向った。
帰宅すると、いつもなら家にはお婆ちゃんがいて。そして、「お帰りーーっつ」と飛びついてくる
幼い妹。
居間でTVに向ってゲームをしながら「お帰り、姉ちゃん」と、弟が言う。
台所からは母が、いつものようにご飯の支度をしているはずだった。
中学2年になり、勉強もそこそこ。
部活もテニス部での活動が最近楽しくなってきたところだった。
毎日、汗だくになりながら・・・でも、充実感で一杯で。
「お腹すいたでしょ?」
自分も仕事をしているだろうに、母は笑顔いっぱいで支度をしてる。
時々・・・口ずさみながら、一日お疲れ様と安心できる暖かいところ。
だから、必ず誰かしらの気配がある家が。
ガランとしていて
普段使うことのない鍵を出すのに、どうしようもない不安がたって
上手く鍵をさすことができなかった。
「あ、まーちゃん帰ってきたっ」
そんな時、隣の家の扉が勢いよく開いた。
「ああ、本当だ。真由美ちゃん!待ってたんだよ」
お隣の高村の叔母様が私を確認すると、急ぎ早に境界にある塀のところまで来た。
中から慌てたように、お婆ちゃんと仲の良い小父様やお爺ちゃん、幼馴染の女の子まで出てくる。
「まーちゃん!」
そういって叫んで飛びついてきたのは弟と同年齢の花音ちゃんだった。
「「え・・・・ど・・うしたの?高村の爺ちゃんまで・・、皆、何?」
家族でなんだかあったようなのだと 嫌でも感じる。
ドアノブを持つ自分の手がかすかに震えてる。
「急いで支度してほうがいい。私が病院まで送るから」
小父さんがそういうと、「そうしたほうがいい」とお爺ちゃんや皆がうなずいた。
どくん。
心臓が跳ね上がった。
「病院・・・・・?」
誰が・・・・と聞こうとしたが言葉にならなかった。
「まーちゃん、まーちゃんのお母さんが大変だったん。加奈ちゃんとトラックにはねられたって・・・・・・・・!」
真由美の制服を掴みながら、ゆさゆさと自分を揺らす。花音ちゃんが必死で伝えようとする。
その言葉に目の前が真っ黒になった。
「あんたがまだ学校だったから、家にも節子ばあさんから電話くれてね。何しろ急だったんで知らせるにもできんかったらしい」
白髪で真っ白な高村が言う。
「何だか、翔一君も居合わせたようだよ。着替え・・・とか、言ってたけれど叔母ちゃんも手伝うから真由美ちゃん、早く用意しようね」
呆然とするしかなかった真由美を、花音の母が中へと足した。
「お母さん・・・・・・が?どうなってるの?・・加奈もって」
真由美がようやっとしゃべれた言葉に、そこに居る大人3人は困ったように顔をあわせた。
小父が「うちらも詳しいことは、よう知らないけれど。お母さんが今危ないらしい」
そう伝えると車を用意してくる、と再び自分の家のほうに小走りにかけていた。
肩にかけていたバックと、手にしていたテニスラケットが異様に重く感じ始めていた・・・・。
夏の夕暮れが落ち
辺りはもう真っ暗になろうとしている。
かなり、遅くの更新です(@_@;)
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「明日会えますように」…6
「ねぇ 帰りたいよ-……」
ベットの傍らに付き添う祖母に向けて、加奈は足をバタバタさせてグズりだした。
加奈の顔や腕、足の所々に包帯やガーゼの治療の後がある。
軽傷とはいえ幼い孫の姿は痛々しい。
足をバタつかせたせいで少しだろうが痛みが走ったらしい。「いたっ…」と、足元を押さえた。
「ほら…騒がんと。婆ちゃんが今晩一緒に寝るさかい。大人しくしとき………。」
そう話すと、暴れたせいで足元にズレた毛布を掛けてやった。
「…おばあちゃん……。兄ちゃんは?どこにいるの?ここ来るまで、かなと一緒にいたんだけどいなくなっちゃったよ」
普段馴れない場所に、ましてや検査や治療で不安だったのだろう。
「ギューってね、手はなさないでねって……お願いしたの。でも、お兄ちゃん部屋だされちゃったの」
事故現場から、ずっと付き添いしてたのは翔一だった。節子が駆け付け聞いた時には、翔一が必死に泣き止まらない妹の面倒を見ながら救急車に乗ったのだと聞いた。
その場をおもうと、いたたまれなくなる。
「ママ。………ママは?まだ先生のとこなの?おばあちゃん」
真剣な目で加奈は聞いてくる。
何より会いたがるのが母親なのは当たり前だ。
だが、節子には加奈に今の母親の状態は伝えられないと言葉につまってしまう。
先に見た翔一の姿は明らかに憔悴した顔だった。
今…こんな小さな加奈に本当の事は言うなんて出来ん。
「おばあちゃんってば……?ママは?」
優しく頭を撫でてやると、安心させるように声をかけた。
「ママも……大丈夫。……まだ寝てるだけ。すぐに目を覚ますはずや……」
それは節子自身にも言い聞かせるように。
・・・5
シーン5ー悪夢ー
夕べの興奮状態から、まだ自分は浮かされていたのだろうか。
頭の中がはっきりしない。
日本に帰る前にと コンサートの成功を祝ってウィルと ワインを空けた。
決して弱いほうではないが、熱に浮かされたような興奮に酔っていたのかもしれない。
だからか、ベットサイドで何度も鳴る電話の音が まるで遠くから聞こえた気がしていた。
しかし、2、3回切れた後 再度なる頃には意識もはっきりしてきた。
ふと時計も見た。
AM7:50
今日は日本へ活動を移すために、向こうからの取引先が来ると聞いた。
連絡するよとウィルも話していたが 彼が部屋から出たのはAM4時過ぎだった気がする。
いや、気が早い彼だから
朝早くから動いて準備でもしているかもだ。
けだるい体を半分起こして、受話器をとった。
「・・・Hello?・・・・モーニン?ウィル?早いね」
完全に、そう相手が そうだと思い込んで。
「・・・」
しかし、相手は 返事をくれるまで間があった。
「?・・・・・・。あ、・・・ウィル?じゃあないのかい?」
携帯ではなく、部屋の電話につながっていた。
この電話機では相手先が確認できない・・・、が、いつもは事務所かウィル、後は
かけてくる人間だって多くは無かった。
「お久しぶりです。・・・・私です。仲村の・・・・綾の母ですが、おわかりになるかしら」
「・・・!?」
思わずベットに寄りかかっていた身をいきおいよく直した。
見られてるはずが無いが、寝起きでいて だらしなさが見抜かれそうなきがしていた。
忘れようがない、その声。
「御義母さん・・・!?」
「ええ。お忙しいところ申し訳ないのですが・・・・・・」
間違いなく、シュンが日本に置いてきた家族の そして自分の義理ではあるが母だ。
6年ぶりになる声に、懐かしさもあるが 後ろめたさもある。
「あ、大丈夫です。こちらこそ甘えてしまい すいま・・・・・」
「駿一さん、時間がないんです」
すいません。と、いいきれなかった。
義母は何故か焦るように、自分の台詞を断ち切った。
「あなたに連絡したことは、綾に怒られるかもしれません。けれど、今はそんな事を
言っている場合ではないのです。・・・・・いえ、怒られようとも。」
「是非とも・・一刻も早く帰ってきてはくれませんか?無理を承知で お願いしたいのです。」
帰国を促す義母の言葉に 少しながらも動揺を覚えた。
「・・・・お・・義母さん?あの、自分は実は もう少しで帰国しまして」
何か嫌な予感がしてならない。
綾は 自分が日本に置いてきた妻だ。
たぶん義母にも彼女は自分に連絡はするなと言ってあったのだろう。
また、それにたいして義母もとやかく騒ぐ人ではなかった。
ー自分達できめたのだから、私が口を挟む事はありませんー・・・と
まっすぐに自分に語った人だ。
だからこそ。
そしてドクン・・・と心臓が跳ね上がるのがわかり、落ち着かなさが倍になった。
「連絡しようと・・・」 声が震えたような自分の声。
「・・・一刻も早く。綾に、会いに帰国してください。私の・・・・一生のお願いです・・・頼みますから早く・・」
消え入りそうな声に かすかな嗚咽がまざった。
まさか・・・?の不安がよぎる。
「お義母さん!・・っつ、あ、綾が どうしたんですか?」
勢い良くたちあがる。
ガチャ・・・・・・!
ベットサイドの写真たてが 倒れ下に落ちてしまう。
はっ、としてそれをひろう 駿一(シュン)の耳に
「綾が 事故で意識不明になりました」
自分の手にしている写真の中には
穏やかに笑う家族と 綾がいた。
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