50を過ぎて初めての大病を経験し、
Googleで出てくる、
中咽頭がんに関連した色々な
Webサイト、
論文、
その他、中咽頭癌に関連した治療のことは、
おそらく全て見たと思う程に調べ尽くし、
産まれて初めて、数値化された、自分の｢死｣が到来する可能性を知りました。
結果、私の治療は成功（と、心から信じています）し、
過去に私と同様の病状（p16陽性中咽頭がんステージ1）だった人が、
私同様の治療を受けたときの
治療成果をあてはめると、
５年無再発生存率は90％を超えています。
残念ながら、
前立腺がんや甲状腺がんの早期のように、
無再発生存率100%とはなりませんでしたが、
90%越えはかなりありがたい数字です。
とは言え、
どれだけ予後が期待でき、
生存率が高かろうと、
がん告知を受け、
文字通り命懸けの治療を受け、
今まで経験したことの無い強烈な恐怖、
不安、
悔しさや悲しみ、
絶望感に虚無感等、
経験した人にしか分からないであろう
ストレスと戦ったのは紛れもない事実です。
闘病中に感じたことで、
いや、
闘病前から感じていたのかもしれませんが、
欲しい物を買わずに蓄える事の価値や
意義について考える機会が増え、
欲しいと思った物は買おうと考える自分が育っています。
かと言って、今までが我慢の連続だったとは思っていません。
どちらかと言えば、買っている方かも知れません。
でも、今、強く思うのです。
これからは、本当に欲しいと思ったものは買おう。
それによって生活が成り立たなくなったり、
老後の人生を棒に振ってしまうような買い物なら当然しません。
あくまで、人生を豊かにするために。
今からおよそ12年前、
会社でとても大きな出来事があり、
人生の節目の一つでもあるので、
記念になるものをとの思いから、
当時欲しかった腕時計を見に行きました。
とあるブランドの腕時計で、
実際に手に取ってみると
魔性の魅力を放っていましたが、
その時は買う勇気がなく、
また、
今ほどブランド物が買えない状態ではなく、
「いつでも買える」状態であったため、
踏ん切りが付かなかったのです。
しかしその後、
インバウンドと呼ばれる訪日外国人（観光客ですね）が激増し、
ブランド物の時計やバッグ等は、
欧米よりも日本では安く売られていたので飛ぶように売れ、
どんどん入手困難に。
そのうえ、
コロナの影響から供給量が減少し品薄に。
そして、
円安の影響による価格高騰で、
その時計は当時の倍以上の価格に値上がりし、
しかも入手困難なので更にプレミアムが付いて
二次流通する結末。
あの時買っておけば良かった！
と、悔やんでいる今日この頃です。
貯金が100万円あるのと、1億円ある違いって分かりますか？
（あくまで貯金の事だけ言っています）
残高に0が多いだけなんです。
今回、初めての大病を経験したことで、
通帳（今ならスマホですね）残高が増える安心・満足よりも、
欲しい物を買って、
やりたい事をやって満足したいと、
強く考えるようになりました。
そして、今回
辛い治療を完了し、晴れて日常に帰ってきた記念に、
新しい腕時計を購入する事を決意しました！！！
すみません、
ここまでごちゃごちゃ書いてきましたが、
時計を買う事の前振りと言ったところです
購入候補は３種類くらい
１つめは、12年前に買えなかったＰ社のあれ
２つめは、知名度世界一？のＲ社の青いやつ
３つめは、Ｐ社、Ｏ社に並ぶＶ社のＰ
４つめは、時計の歴史を200年進めた？Ｂ社のアイコンといえるＴ
あれ？４種類ある💦
これから、時計を買うまでの出来事を書いて行きたいと思います！
治療ブログですが、少し息抜きさせて頂きますね