タイトルが「治療方法を考えてみる」なのに、ここ暫くは
治療の経過を辿るようなブログになっていますね
気を付けます!
さて、頸部郭清術の為に手術室へ入りました。
そこからは皆さまがご経験された?通り、麻酔が効き始めたと思ったら
治療を終えて回復室?というのか、待機場所に移されていました。
頸部郭清術は全身麻酔 なので、気管挿管 をしての手術です。
事前情報では2~3時間と聞いていましたが、終わってみると
5時間少々 の大きな手術でした。
頸部郭清術を行い、その後は1ケ月後に控えたダビンチ手術に備えて
中咽頭の原発巣の観察 をしたようです。
切開した範囲は、
郭清側の顎に沿って横に11.6㎝
縦に10.4cm程度でした。
まさかの「イ」の字型
「ノ」が良かった
さて、
私が、手術を終えて回復室にいた時、妻が医師に呼ばれ、手術の説明を受けました。
その時に、切除・摘出した頸部リンパ節とその周辺組織を見せてもらい、
触ったみたいです!
病巣部分は他の部分と比べて明らかに分厚く、硬かったそうです
摘出片はおよそ10㎝×15㎝程度、最大厚みは病巣部分で2.5㎝
かなり大きく切除されており、
なんと、写真も撮影していますw
その後の術後の経過を時系列に箇条書きにしますね
- 【当日】麻酔が覚めた直後は気管挿管時の出血で喉に大きな血糊が付着し、吐き出すのに一苦労
- 【当日】痛み止め(カロナール or ロキソニン)が効いていれば傷の痛みは我慢できるけど、薬がきれるとかなりの痛み
- 【当日】頸部郭清術を終えた日の夜~翌朝が、半年に及ぶ中咽頭がん治療の中で肉体的に一番辛かった
- 【翌日】術前、最も恐れた「尿道カテーテルの抜去」は、うわさ程ではなく、「え?」で終わり
- 【翌日】朝からお粥。絶対無理と思うも、意外と完食できた
- 【翌日】歩くのもフラフラ、でもリハビリ開始。病室前の廊下を20m歩いただけで疲れる
- 【2日目】行動制限解除
- 【2日目】リハビリ散歩が病棟外まで
- 【3日目】コンビニで買い食い解禁!
- 【3日目】ドレーン部分を避けてシャワー解禁
- 【3日目】リハビリはリハビリ室まで散歩で往復、歩行速度は健常者と同等
- 【5日目】ドレーン抜去!!!リハビリで肩を動かし始める
- 【6日目】退院!!
退院したからと言って、体調が万全かというとまだまだで、
2週間は自宅療養が必要なので、しばらくはゆっくり過ごします。
と、言いつつ翌日は会社へ。気になってしまう、アラフィフオヤジの悲しい性(さが)です
そうこうしてると、食事開始時に郭清側のアゴの嚙み合わせに痛みが。
何かを食べようとした一口目を噛むと痛みが走ります。時には激痛レベルです。
退院後3日程度で発症した「ファーストバイト症候群」です。
詳細はこちら。
耳下腺腫瘍の手術を受けた場合に高確率で発症するらしいですが、
私はどうやら、今回の頸部郭清術の後遺症で発症したようです
術後5か月時点で、この他の頸部郭清術の後遺症は
- 郭清側下唇の麻痺(押せるが引けない)
- 郭清側の腕を上げにくい
- 何故か両側の肩がこる
特筆するようなQOL(生活の質)の低下はありません
そ・し・て
気になる病理検査の結果は、
浸潤無し!
これでダビンチ手術(TORS)に進むことが確定!!
次回はいよいよダビンチ手術です!
続く