こうして、セカンドオピニオンでダビンチ手術を受けることが決まり、

 

 

スケジュール通りに入院しました。

 

 

まずは最初の関門、頸部郭清術でリンパ節に転移した

 

 

ガンを切除せねばなりません。

 

 

ここで改めて頸部郭清術の説明を

 

 

首を外側から切開し、手術するので、

 

患者には比較的負荷が大きい手術と思われます。

 

 

 

 

 

がん情報サービスには以下の表記が。

 

 

 

頸部郭清術(けいぶかくせいじゅつ)

 

中咽頭がんでは、頸部リンパ節に転移があることが多いです。

 

頸部リンパ節に転移している場合や、転移の確率が高い場合は、頸部リンパ節を切除する頸部郭清術を行います

 

取り除く範囲は、がんの状態によって異なります。

 

リンパ節への転移がない場合でも予防的に頸部郭清術を行うことがあります。

 

周辺の血管や神経、筋肉をできるだけ残しながら手術しますが、がんの状態によってはそれらを残すことができないことがあります。

 

 

出典:がん情報サービス

 

 

 

 

 

 

この手術で、頸部リンパ節に転移したガン、およびその周辺のリンパ節、

 

 

必要に応じて筋肉、脂肪、血管、神経等を切除し、その後は

 

病理検査を行います。

 

 

切除範囲は転移しているリンパ節の数と場所、病巣の大きさ、浸潤の有無等により決定されます。

 

 

 

 

一方で、P16陽性中咽頭がんの標準治療である、化学放射線治療の場合は、

 

リンパ節転移と原発巣の両方に放射線を照射します。

 

 

リンパ節は病巣だけではなく、病巣周辺の領域を含め、大きめに。

 

 

原発にも、触診やMRI等の検査で判明している、病巣の大きさと広がりを

 

基準に、やはり大き目に。

 

 

病変周辺を手術で切除するか、放射線で焼き尽くすか、

 

同じような大きさになるんだろうなと思います。

 

 

最初、何も知らない時は病変部分だけに照射したり、切除するのかと

 

思っていましたが、そんな事ありませんねグラサン

 

 

 

 

 

さあ、いよいよ入院、そして手術です。

 

手術直前に最後の造影MRI検査を実施し、その結果、リンパ転移の大きさは

 

画像診断上は29.6㎜ガーン

 

手で触ってた時はアーモンドチョコレートの様な楕円形で、

 

大きさもまさにアーモンドチョコサイズでしたが、

 

画像では真ん丸

 

 

大きさは予想よりも大きく29.6㎜!ショボーン

 

 

そして更に、、、

 

 

隣(奥?)のリンパ節が腫れています!えーんえーんえーん

 

 

サイズは約10㎜程

 

 

医師はおそらく転移だろうとのことガーン

 

 

リンパ節への転移は1個だと思っていたのに、

 

 

手術直前に2個に増えてしまいましたえーんえーん

 

何故今になって?と考えていると、

 

 

医師:

どうせ切除する予定の場所だから、やることは殆ど変わりません。

 

病期ステージも1のまま変わりませんよ。

 

 

なるほど、どうせ切除する場所だったから気にする

 

必要は無いのか。。。

 

でも何故今になって分かったんだろうと気になって、質問してみました。

 

 

医師:

よくあることですが、画像診断では大きく腫れたリンパ節の隣のリンパ節は、

 

大きな腫れの陰になり見えない事や、くっついてるように見えることが

 

あります。

 

今回もそんな事かも知れません。

 

 

なるほど、造影剤を入れて画像診断をしても完璧では無いんですね。

 

 

いずれにしても、手術前に新たなリスクを発見できた事は幸運だったと考えます!

 

 

 

そして、手術前夜

 

 

名目上の主治医、C医師が遅い時間なのに病室まで来てくれて、私の首の

 

 

リンパをグリグリ触って動きを確認。

 

 

そういえば、昨日はマジックで印をしていました。

 

 

そして今夜は、「明日の手術が上手く行くと良いですねハート」と願ってくれました。

 

 

 

え?名目上の主治医って何かって?

 

 

私の診察、診断をしてくれてて、手術の執刀をしてくれるA医師は

 

 

頭頚部がんの専門医であり、指導医でもあります。

 

 

そしてこの診療科の医長?科長?です。

 

 

 

 

現場に出て実際の診察や治療も行いますが、管理職なのかな??

 

 

この病院のシステムなのか、この医師だけなのかは分かりませんが、

 

 

主治医と思ってた医師は全ての診察や執刀をしてくれますが、

 

 

「主治医」は別にいるC医師なんです。

 

 

C医師は若い女性しかも 美人ハート

 

 

オジサンには嬉しいサプライズです照れ照れ

 

 

 

最初にC医師を連れてきた時は 助手?と思っていましたが、

 

 

主治医ということなので、毎日病室に来てくれます。

 

 

この病院の皆さまは本当に仕事熱心で、

 

 

患者を大切にしてくれる良い人たちですニコニコ

 

 

入院中は本当に病院の皆さまのお気遣いに救われました笑い泣き

 

 

 

 

さて、そして手術当日の朝を迎えます。

 

術着を着て、きつい靴下を履き、歩いて手術室へ

 

緊張と不安でドキドキですが、早朝から来てくれた妻が

 

手を握って「大丈夫、大丈夫」と声を掛けてくれます泣き笑い

 

 

 

手術室の前で妻とはバイバイパー

 

生まれて初めての全身麻酔、初めての手術です!

 

もう後戻りはできません!

 

いざ!

 

 

 

続く