前の記事で書いた通り、足首の骨を骨折して入院することになりました。
ちなみに原因も前の記事の通り、釣り人の罪業の代償は、私が代表して身をもって償いましたので、皆さんご安心ください。
現在は手術も終わり、リハビリに入る段階です。
何せ初めての長期入院、しかもはじめての手術(骨をボルトで留める)ということで、何かと緊張の連続でした。今回ははじめての手術体験記です。
ちなみに、病室は携帯も使え、PCも持ち込んだのでメール対応や書類作成など一応屋内の仕事は出来ますが、急なことなので対応に追われます。
繁忙期の長期入院になり、方々へ迷惑がかかり心苦しいです。手術の前日は東京からの来客、急遽病院まで来ていただき共有スペースでミーティング。
まあ、寝たきりよりはそんなことでもしていた方が気がまぎれます。折れた骨をボルトで継ぐという大した手術ではないことは分かっていても、やはり手術や麻酔の説明を聞くと不安が募ってきます。
ちなみに麻酔は脊椎に打つ下半身麻酔。手術中は起きていたくないという希望で、眠剤で眠ることになりました。
また、手術室では自分の好きなCDを持ち込んで流せるサービスがあるのだそうで、これには驚きました。
手術と言えば、当然カーカス…
www.youtube.com/watch?v=8O5XQ95YCt0
といきたいところですが、多分デスメタルを流しながら手術したら足を切断されてしまいますのでやめました(笑)
ちなみに、当日は頼んでもないのに湘南乃風(大嫌いなJ-POP)が流れてました。先生の趣味??
そして迎えた手術当日、絶飲・絶食を経て手術台へON。
まさにまな板の鯉状態。普段魚を活け造りにしている罪業も身に沁みます。
しかし、麻酔の注射が打たれると下半身があったかくなり何も感じない麻痺状態に。そして次の瞬間眠剤で意識は飛んでしまい、起こされたら手術は終わっていました。
ベットで運ばれ病室に返りますが、当然まだ下半身麻酔が聞いており身動きは取れません。酸素マスク、点滴と完全に重病人の様相ですが、意識はいたって普通です。
しばらくは特にすることもなく、見舞客と談笑していたのですが、麻酔が徐々に解けていくにしたがって、感覚はぼんやりあるのに体が動かないなんとも言えない気持ち悪さが…
また、男性の大事な部分、股間に違和感…
そう、導尿カテーテルが入れられているのです。これが擦れて痛い…
そのうち、態勢を変えれないことによる背中と腰の痛みが徐々に強くなってきました。しばらくは耐えていたのですが、耐えられなくなりナースコール。
態勢を変えてもらいましたが、それもつかの間…
今度は麻酔が切れてきて、患部に激痛が!
それは、カッターで足を切って骨に3本ねじを打って縫い合わせているのですから、激痛なのは当たり前なのですが、それにしても痛い!
ナースコール二回目。点滴で痛み止めが入れられたようですが、脂汗で全身びしょびしょ。本当はウンウンと唸りたいのですが、大部屋なので迷惑を考えてそれも出来ず、しかしどうしても漏れる声に、隣のベットのおじさんがナースコール三回目。
動けない、背中がいたい、足が痛い、尿道カテーテルが痛い…の四十苦で、情けないことに涙がこぼれます。
そのうち、痛み止めが効いたのか大分痛みが弱まり(それでも寝れるものではありませんが)、麻酔も切れて身動きもできるようになったのですが、そうするとカテーテルが痛い!
ナースコール4回目。
「もう動けるからおしっこは尿瓶にします。だからこの管だけ早く外してください!」
そして、このカテーテルを抜くときが、痛みのピークとなりました…手術経験のある男性の皆さまならお分かりになるでしょう…
しかも、これは抜いた後も数日トイレのたびに悶えることになります…
こんな具合で、手術後は一睡も眠れることのなく、夜が明けました。まさに地獄の一夜でありました。
翌日の昼頃には大分痛みも引き、定期的にロキソニンを飲めば眠れるようになりました。
手術前はできなかった、膝も動かせるように。
かくして、手術は無事終わり、後はリハビリ(これがまた痛い)をしながら回復を目指すのみとなりました。
今は車いす生活ですが、早く通院に切り替わることを願います。
山陰の魚たちは、しばらく休息しておいてください(笑)