今年のGWのメインは、連休後半の丹後遠征でした。
自分で仕事をしていると、他人様が休みの時には釣り、ましてや遠征にはあまり行かないのですが、この度は大学の「釣部」のメンバーで集まることになり、同窓会がてらの遠征でした。
宮津湾~丹後半島は大学時代のホームグラウンド。大阪から小さなレンタカーにギュウギュウに乗り込んだり、電車を乗り継いで釣りに通ったものです。
連休のこの時期は、ちょうど良型メバルやシーバス、マゴチなどがよく釣れておりました。
私の狙いは、地元ではなかなか狙えないデカメバル一本です。
島根から在来線を乗り継ぎ(連休中なので電車が混んでおり時には座れないことも)、10時間かけて京都府宮津駅へ。
当時のメンバーと久しぶりに合流して、早速夕マヅメの釣り場へ…
生憎の雨模様。あまり長くはできません。

ジグ単で探ると、明るい時間はアジが釣れました。しかしサイズは20cm弱と小さめ。メバルの時合が待ち遠しい…
期待の夕マヅメ。過去にはこの時間に25cmアップのメバルが連発したことが何度もあった釣り場ですが、小アジ以外の反応は皆無。
あれ…どうしちゃったのかなあ…
ウィードをジグ単で丁寧に探り続けていると…

ついに本命がきました!25cmの良型です。
しかし渋い…こんなはずでは…
このエリアでデカメバルが数釣れる条件の一つがベイトのイカナゴなのですが、一匹目のメバルの腹を開けてもイカナゴは入っていません。
餌はウィードにつく甲殻類のみ…
同じ釣り方で探ると…

タケノコメバルが来ました!
本命ではないですが、島根では釣れない魚のでこれは嬉しい!
これ以来反応がなくなったので、タックルと狙いをチェンジ。
明るい時間に釣り場を見たとき、30mほど沖に大きなウィード帯があるのを確認しています。
ベイトのイカナゴがいない状況の中で、地形的にも夜捕食にさしてきたメバルは必ずこのウィードにつくはず。
タックルは普段はチニングに使っている8フィート半の強いメバルタックルにPE0.4号+リーダー6lb。
これで、枝式のフロートリグ「シャローフリーク」を遠投。
ウィードにリグが差し掛かり、ジグヘッドやリーダーがウィードに触れるわずかな感触を得てそこをネチネチ探る…
ウィードのトップから水面までは30cmほどあるが、ウィードの上を引いてもアタリは出ない。
イメージとしては、ジグヘッドがウィードの中をかすめながら、藻についたエビを演出…
ココンっ!
バイト!しかし、当然のことながらメバルはすぐにウィードに潜ってしまう。
ウィードから出そうと引いて、緩めて…しているとフックオフ…
次のバイトは、強引にやろうとしたところ、6lbのリーダーがラインブレイク。
予想はしていたが、25cmアップのメバルを、ウィードの中で掛けるのだから、一筋縄ではいかない。
強引にやればラインブレイク。時間をかけると、傷口が広がってバレてしまう…
ジグヘッドを軽く、ワームも小さめのものに変更。さらに、フックを喉奥にかかりやすい形のものにし、飲ませることを意識。
30m沖でウィードに当てながらネチネチと…
モゾっ…
喰った!三度目の正直。魚はすぐにウィードに入って動かなくなる。
張って、緩めて…時にはラインを手で引っ張って、ウィードを一本ずつ切っていく…
もはやメバリングのやりとりではない…
そして格闘すること5分。ようやくウィードから魚が抜けた!
あとはゴリ巻きで勝負アリ!

なんとかこの状況を攻略した達成感ある一匹。

狙い通り、ジグヘッドは喉奥にかかっている。口にかかれば、間違いなくやりとり中にバレてしまう。
こんな感じでなんとか結果を出し、この日は早く終了。
焼肉屋で宴会(こっちが本番!?)となったのでした。
翌日は…

朝の天橋立。
相変わらず幻想的でいい場所ではあるが、釣り人ばかりたくさんいて何も釣れませんでした。

その後キス釣り等で遊び…
夕まづめから本番のメバリングへ。
昨日掴んだパターンで攻めます。

このサイズを、藻と格闘して引きずり出すのだからシビれる釣りです。

前日のパターンで連発!
大釣りはできなくても、思い通りにいかない状況の中、攻略法をみつけて結果が出るのは本当に嬉しいものです。
他のメンバーも苦戦…釣れたパターンを伝えようとするが、微妙な感覚は口だけではなかなか上手く伝えられないもの…
皆さん、私と違い都会でバリバリ働いている方ばかり。
タックルは喉から手が出るくらい欲しい高価なものですが、普段の釣行回数では、田舎住みの私の10分の1。現場で鍛えた感覚の差は、仕方ないものでしょう。
それでも、なんとかフロートリグでのメバリング初挑戦の同級生が釣ってくれました!
この日は遅くまで粘る予定でしたが、雷雨により撤収となりました。
期待していた大メバル爆釣!とはなりませんでしたが、私は満足。何より、旧友と久しぶりに釣りができたことが何よりの成果でした。