スタイリスト菊池京子が贈る永遠のファッション・バイブル TOKYO BASIC  菊池京子 | 青子の本棚

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「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤本和子
  ☆椅子にのぼって世界を覗こう。

菊池京子のTOKYOBASIC/菊池 京子
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カッコいいですね。

なのに、リアル。

だけど、結構リュクスなんですヨ。


書店で立ち読みしてたんですが、何度目かに購入しました。



ベーシックなお洋服が、彼女のコーディネイトにより、オシャレ度MAXなスタイルに仕上げられています。

今までのお仕事の、ベスト写真集です。




「Love」

「White」

「Simple」

「Grace」

「Actress」

「Sexy」



この6つのキーワードが、菊池京子スタイルの基本なのだそうです。

なるほどー、確かに納得です。


奇をてらうことなく、それゆえに安心感がある彼女のスタイリングには品があります。

どのコーディネイトも、誰もがすぐ真似して街へ出かけられそうな感じです。



たとえば、ダメージジーンズであっても、紺ブレ&白Tシャツをプラスすることで、年配の方の前でもマユを顰められなくても大丈夫なセッティングがされています。


洋服って、自己主張ではあるけれど、それには、周りの人へ不快感を与えないやさしさも含まなければいけないと思います。





本書の中では、菊池京子スタイルに登場するベーシックアイコンとして、11のアイテムが取り上げられ、そのアイテムごとにコーディネイトがまとめられています。


それは、白いシャツだったり、黒いジャケットやトレンチコート、ジーンズやタートルネックセーターと、誰もがワードローブとして1枚は持っていそうなものばかりです。

なるほど、なるほどと、すぐ、まねっこしたいスタイルばかり。

私も、手持ちのお洋服のあのシャツにこのスカート、このジーンズとあのジャケットと組み合わせられそうな感じで、それが、どれも、とてもシンプルときています。


それだけに細部にこだわりが感じられます。



また、基本のモノトーンに、差し色的に使われた1色の分量が絶妙のバランスで、一見無造作にセッティングされたようでいて、考え抜かれたコーディネイトであることが解ります。


ゆえに、シンプルではあるけど、侮れない。

そして、眺めているだけじゃなくて、気合を入れてオシャレしたくなる1冊です。



でも、その前に、まずダイエットかな~。