前田義子の美しい女性の条件  前田義子 | 青子の本棚

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「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤本和子
  ☆椅子にのぼって世界を覗こう。

前田 義子
前田義子の美しい女性の条件

高価な器も普段使いに……。
金継ぎした割れたお皿も魅力的。

手、脚、爪、デコルテと細部まで手を抜かないお手入れを……。

大人のご挨拶は……。

持ち物に個性を……。


 など、別に今さらなありがちな内容。
図書館で借りたけど、この内容でこのお値段ではちょっと……。

じゃぁ、何で読んだの?かというと、
お仕事でポスター作らなきゃいけなくて、タイトルとかサブタイトルのフォントやサイズ、写真との配置、キャッチコピーなんかヒントになるかなと借りてみました。




唯一気に入ったのはあとがきのこの言葉。



 ――心地よくいる、快適に生きる、ということは、自分の中に”はかり”を持つこと。何が大切で、何がいやなことなのか。他人のはかりではそれは決められません。なんでも自分のことは自分が決めていいのです。自分が決めるのですから、その結果に対して決して人のせいにせず、自分ですべて受け止める覚悟を持つべきです。世の中には、絶対こうでなくてはいけない、ということは何もありません。ですから、仕方がない、とか、これしかない、という言葉にはなんの説得力もありません。イヤなことがあるなら、ちょっとパワーは必要かもしれないけれど、それ以上のよい状況にするべく物事を進めればよいだけのこと。失って恐いものなんて何もないのです。



自分が”心地よくいる”ってこと忘れてたみたいで、ハッとしました。
いつだって、そうしていた筈なのに、最近ちょっと我慢しすぎというか我慢してるのを気づかない振りしていたような。
やっぱりこういう生き方は性にあわないです。
他人のアドバイスも有り難いけど、やはり”はかり”は自分の”はかり”を使いたいです。



さくら > 私も読みましたが、特に目新しいことはありませんでしたね。ただ、気を抜かずにいつもシャンとしていないと、と改めて思わせられました。 (2005/09/26 09:50)
青子 > さくらさんも読まれたのですね。そうそう、目から鱗っていうのはなかったです。まあ、あたりまえと言えばあたりまえ、こんなふうにできたらいいなとは思いましたが。
こういうのを実践するには、やはり、心にもお金にもパワーが必要ですね。気を抜かずシャキッとは理想ですが、尚且つどこかゆったりとした余裕が欲しいですね。チョイボケの私には、前途多難です。 (2005/09/26 23:57)
ぱせり > この本はまだ読んだことないんですが、わたし、すぐ影響されます。家族から「ふーん、で、今度は何に影響されたの」と冷たい目で見られます。でも、放っておくと楽なほうへ流れていってしまうので、たまにはこういうのも読まないと…と思っています。
でも、青子さんの本棚って、おもしろーい♪ いったいどこから見つけれてくるんだろーって本がいっぱいだ~♪ (2005/10/02 21:17)
青子 > ぱせりさん、いらっしゃいませ。私もそうです。人間誰しも楽したいと思いますよー。読んだ直後はよし頑張るぞーと思うんですが、すーぐ忘れちゃうんですよ。最近、ちょっと小説から離れてるので純文学っぽいの読みたいんですけど、ぱせりさんにおもしろいと言っていただければ、それはそれでうれしいです。 (2005/10/02 23:10)