あおこLIFE

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映画や本や日々のあれこれ

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『ボーダー』

監督:ジョン・アヴネット
出演: ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/カーティス・ジャクソン/カーラ・グギーノ/ジョン・レグイザモ/ドニー・ウォールバーグ/トリルビー・グローヴァー/ブライアン・デネヒー/メリッサ・レオ/アラン・ブルーメンフェルド/オレッグ・タクタロフ/フランク・ジョン・ヒューズ/テリー・セルピコ/アジェイ・ナイデュ/ジョン・セナティエンポ


濃ゆい。デ・ニーロにパチーノにジョンレグにドニー・ウォールバーグ。
このメンツで刑事モノってどんだけ悪どい話なの。ジョンレグなんてどっからどうみたって悪徳警官、または変態警官のイメージしかないじゃん。まあ、デ・ニーロ&パチーノのコンビにキャラクターで引けを取らない人選としては大正解。

硬派と軟派、静と動、黙して語らず常に行動の人ターク(ロバート・デ・ニーロ)と話術で煙幕を張る頭脳派ルースター(アル・パチーノ)のコンビがとにかくカッコイイ。最初から最後までカッコイイのでこの二人を見られるだけでワタシ的には大満足。



周囲で次々と起こる制裁殺人の犯人探しの合間にタークが自白するビデオと内部調査員のコメントが流される。

絶対に犯人はタークじゃないはず。

そう思いながら見ていると、絶対にジョンレグが怪しい。ジョンレグあやしすぎる。ナイス配役!
じゃあ実はジョンレグが犯人なのねと思ってるとストレートにジョンレグが怪しすぎてサスペンスなのにこんなに直球な訳ないじゃん!と我に返る。じゃあ、誰よ。

てな感じで実に親切なストーリー展開。

「正義を守る男が俺の前に立っている」ってパチーノに言わせたらグッとこないわけないし。

欲を言えば、デ・ニーロとパチーノが20歳若ければもっといいのに。
定年間際に起こすような事件じゃないと思う。
 『ラースと、その彼女』





監督:クレイグ・ギレスピー


出演:ライアン・ゴズリング/エミリー・モーティマー/ポール・シュナイダー/ケリ・ガーナー/パトリシア・クラークソン





宣伝ポスターを見た感じではイギリス系のコメディを想像していたが、全く違った。心癒されるホームドラマ。



 "自分の殻に閉じこもる"  映画が始まってすぐのラース(ライアン・ゴズリング)の印象はまさにこれ。シャイで心優しい好青年だけれど、周囲の人達とは一線を引いてしかつきあわない。他人と二言目を交わすのを非常に負担に感じているように見えた。





 そして彼はある日家族に彼女を紹介する。人間ではないリアルドール"ビアンカ"。家族や町の人間は葛藤がありながらもラースとビアンカを日常の中に受け入れていく。 



そう、ラースは自分の殻の中に町全体を入れてしまったのだ私には思えた。あまりに純粋すぎる。

ビアンカとのデートでぽつりぽつりと自分のことを語るラース。

ビアンカを通して町の人間との交流が深まるラース。

精神科のドクターとの面談(体面はビアンカの定期通院)で心の痛みを吐露するラース。

周囲の人間が他人に向ける愛情をまぶしそうに見つめるラース。



その殻の中から出ないと。

町の人達とほんとに触れあうことはできない。

君が眩しそうに見つめる彼女に触れることはできない。そして触れてもらうことも。たとえ痛くても。



彼はビアンカを愛することで自分の殻から出たいと思うようになった。



"自分の殻を破る"  ラストシーンでラースは見事なまでにサラリと会話をしていた。最初の人とは別人。

ちょっと大人のいい男だった。

 
『ザ・バンク 堕ちた巨像』




真実さえ、取引されるのか



監督:トム・ティクヴァ

出演:クライヴ・オーウェン/ナオミ・ワッツ/アーミン・ミューラー=スタール/

ブライアン・F・オバーン/ウルリッヒ・トムセン


ワタシにとってインターポールと言えば銭形警部だが、ホントのインターポールは犯人を追いかけて埼玉県警の機動隊の先頭にたったりはせず、あくまで情報を収集して提供する機関なのだそうだ。

でも、この映画の主人公サリンジャー(クライヴ・オーウェン)もインターポールで働く職員だけれど、ニューヨーク検事局の職員ホイットマン(ナオミ・ワッツ)と合同で銀行の巨悪に対してやっぱり捜査を進めていくというストーリーになっちょります。

最初の殺人が事故死判定されて当然の高度な暗殺だったのに、突然グッゲンハイム美術館で派手な銃撃戦を繰り広げたりしている。すごかったけど、必要だったのかはイマイチわからない。

肩書き付きでは闘えないと判断してからのサリンジャーと銀行側との攻防のヤクザな感じにハラハラ。
最後は悪過ぎてすっきりしない状態になっています。

悪人って本当に悪人だなぁ。




『うさぎドロップ』
監督:SABU
出演:松山ケンイチ/芦田愛菜/桐谷美玲/香里奈/池脇千鶴/木村了/キタキマユ/佐藤瑠生亮/綾野剛/高畑淳子/風吹ジュン/中村梅雀



松ケン・・・もうサンバのアノ人ではない。

やっぱり松平健をマツケンなんて軽々しく呼んではいけないのだ。マツケンの軽さはこっちのほうが全くしっくりくる。


 芦田愛菜ちゃんを溺愛する松ケン。部屋が誕生パーティみたいになっていく松ケン。愛菜ちゃんとひたすらダッシュする松ケン。池脇千鶴と社食で子育てについて語り合う松ケン。桐谷美玲ちゃんと並んでも劣るところのない芦田愛菜ちゃんの可愛さとあいまって二人のシーンばハートマークでいっぱいになっている。

松ケン、なんてカワイイの。そして香里奈、なんてカッコいいの!!

あの高さのヒールでダッシュできるって超かっこいい!いや、超絶かっこいいんですけど!!!
『脳内ニューヨーク』

監督:チャーリー・カウフマン
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、ミシェル・ウィリアムズ、サマンサ・モートン、キャスリーン・キーナー、エミリー・ワトソン


なんじゃこりゃ。

またしてもチャーリー・カウフマンが描く頭の中のエンドレスワールド。

今回はカウフマン自身が初監督ってことで、完璧に観客を置いてけぼり状態。いや~、才能が爆発してるねぇ。倉庫の中にニューヨークとか虫眼鏡で鑑賞する絵画とか全てミニマム。そして細かい。

妄想と現実があいまって、どこからか現実なのかわからない。主人公のケイデンでさえ混乱するのにワタシがしないわけがないでしょ。しかも最後の方には"ケイデンってたぶんこんな人"的な解釈でニューケイデンまで登場してきちゃって全く収拾つきません。

誰か奴に自分の完成形なんて永遠に創れないって教えてやってください。