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あおこLIFE

映画や本や日々のあれこれ

『南極料理人』

監督:沖田修一
出演:堺雅人/生瀬勝久/きたろう/高良健吾/豊原功補/西田尚美/古舘寛治/小浜正寛/黒田大輔


 南極といえば雪原を走ってくるタロ・ジロを思い出すけれど、基地って一つじゃなかったんだね~、しかも昭和基地ってずいぶん暖かかったんだな~と勘違いできそうな南極ドームふじ基地。
寒すぎて体力を消耗するから普通の食事量ではどんどんやせ細っていくらしい南極ドームふじ基地。
平均気温マイナス50度、動物はおろかウィルスすらも生息できず、できたておにぎりが一瞬で凍る南極ドームふじ基地。

 白い雪と青い空しかないと時間が止まっているようだし、1分740円の国際電話はいろんな意味で距離を感じる道具になるという静かで孤独な僻地。1年半も過ごす隊員の人たちって偉いなぁ。

 でもこの映画、そんな隊員の過酷な1年を綴ったドキュメンタリーな映画とか南極が二つに割れる!!とかいうハリウッドな大事件がおこったりする映画ではない。きたろうと生瀬が隊員な映画にそんなことが起こるはずはないのだ。このユルさ!大好きだ!!
 事件はないがお腹は空く。おにぎりがホカホカだし(のちにカチカチ)、伊勢海老はエビフライだし、肉の塊を豪快に丸焼きにしたり、ミッドウィンター祭ではこじんまりと正装してフランス料理、他にも贅沢かき氷とか。めちゃくちゃ美味しそうだ。そして豪快に食べる。「これ食べられな~い」とかいう人はいない。「うまい」っていう人もいない。隊長(きたろう)はラーメン大好きだ。夜中にラーメン盗み食いしてる犯人のくせに見つかってもラーメンのゆで方のコツをしつこく質問してきたり、自分が食べつくしてしまったくせに涙目で「ラーメンのない人生なんて考えられない!」って訴えたりするのだ。かわいすぎるおじさん。そしてすぐ裸になるにいやん(高良健吾)。男の人はなぜ外で裸になりたがるのか?全く理解できない不思議な習性。

そしてあの景色は実は網走。日本にも南極があったんだね。


『ジュリー&ジュリア』

50年の時を越え、2つの人生がキッチンで出遭った。

監督:ノーラ・エフロン
出演:メリル・ストリープ/エイミー・アダムス/スタンリー・トゥーチ/クリス・メッシーナ/リンダ・イーモンド/ジェーン・リンチ


 1950年代、天真爛漫で負けず嫌いで努力家なジュリア(メリル・ストリープ)はフランスのル・コルドン・ブルーで料理に目覚めてフランス料理の本をアメリカで出版するために奔走。

 現代、ジュリー(エイミー・アダムス)はアラサーで人生の壁にぶつかり、へこみがちでまったく自信なさげ。そんな自分を変えるべくジュリアの作った本をお料理バイブルにして、お料理ブログを始める。


  という二人のお話ですが、メリル・ストリープが演じるジュリア・チャイルドがとにかくでかい!(身長185cm)。キッチンがミニチュアサイズに見えるし調理台が低い。唯一その大きさに違和感を感じないのは妹が隣に立っている時だけ(ジェーン・リンチの身長は183cmで特撮なし)。でもものすごく愛らしくて、楽しくて幸せそうなんだよな~。
 映画の中でジュリー夫妻がジュリアの料理番組とものまね番組を見ているシーンがあるんだけれど、どっちもおんなじテンション。
 結局メリルもパロディもどっちもモノマネなんだけど、パロディ番組のテンションがメリル・ストリープと全く変わらずに進行してるのを見ると本物ジュリアの愛されキャラぶりがしのばれて、メリルが更に可愛く見えます。

 一方現代っ子ジュリーの方は至って普通。自分にとっての何かを見つけたくてブログに挑戦し、仕事がなおざりになって上司に注意されたり、自分のブログを読んでくれる人はいるのだろうかものすごく気になっていたり。

 ジュリーが料理をつくるシーンが多いので悪戦苦闘する様もほんとに普通。でも料理を作って、夫や友達とテーブルを囲んでワイワイと美味しそうに食べるシーンが本当に楽しそうで、毎日毎日機械的に料理を作って食べてる自分がちょっと虚しく思えてくる。
 
 ワタシは料理ブログとかはできないけれど、でも料理を楽しく作って美味しく食べる。自分の作る料理にわくわくしてみる。興味を持って何かを愛してみる。そこんトコロは挑戦してみたいとしみじみ思う映画です。

まず、キッチンを愛さなければ!!!
SUPER8』 
僕たちは、ひとりじゃない。


監督:J.J.エイブラムス
出演:カイル・チャンドラー/エル・ファニング/ジョエル・コートニー/ガブリエル・バッソ/ノア・エメリッヒ/ロン・エルダード/ライリー・グリフィス/ライアン・リー/ザック・ミルズ

j.j.エイブラムスさんにはいっつもワタシの期待値をどんどん高めた挙句にすごくちっちゃな着地点に放り出されてキョトンとする展開なので、今回もある程度覚悟はしていた。
けど、

ヤレばデキるじゃ~ん!!!


そうだよ!開けてびっくり!!!みたいな謎解きはM.ナイト.シャラマンに任せておけばいいんだよ。

貨物車両が手裏剣みたいにとんできたり人が瞬時に消えたりするので、びっくりが苦手な方は要注意。
ワタシも思わず「うわっ」っと叫んでしまうことしばしば。映画は静かに鑑賞しましょう。

でも、この映画のメインはそこじゃないの。秘密主義が話題でもあったみたいだけど、ワタシみたいに前知識なんにも入れなくて映画を観るタイプにはあんまり関係ないし。

頻繁に起こる停電も振動するキューブも全てはゾンビ映画と恋と友情のためにあるんだよね。

主人公で目がキラキラしたジョー(ジョエル・コートニー)やサラサラヘアで真っ赤なほっぺのアリス(エル・ファニング)はもちろんキュートな事この上ないけれど、
頻繁に滝のような○ロを吐くマーティン(ガブリエル・バッソ)も、カメラに映らないところで必死に演技しているプレストン(ザック・ミルズ)もその矯正に果たして効果がでるといいねと本気で思わずにいられないケアリー(ライアン・リー)もみんなカワイイ。
そしてワタシの一番のお気に入りは監督チャールズ(ライリー・グリフィス)。何を見てもまず映画のことを考えてどこででもロケを敢行しようとするその行動力。現像屋の店員が姉の話題を出したときのあの苦々しく無表情な顔。ジョーとのケンカでもアリスへの恋心を暴露したかと思えば、結局プラモデルを爆発(映画のシーンに必要)させてくれないことへの怒りのほうが大きかったりとツボにはまりまくり。

彼らは常に一緒にいて、映画を作って、事件に巻き込まれて、映画を作って。

ワタシたちの年代にとってはSFもので設定が1970年代で主人公がティーンエイジャーとくれば懐かしさを覚えない人はいないはず。
J.J.エイブラムスはどうやら同じ年代で同じ映画に同じワクワクを感じたんだろうな~とひしひしと伝わってくる映画。ちょっと親近感。

『ロックンローラ』  

監督:ガイ・リッチー

出演:ジェラルド・バトラー/タンディ・ニュートン/マーク・ストロング/クリス・“リュダクリス”・ブリッジス/ジェレミー・ピべン/イドリス・エルバ/トム・ウィルキンソン/トビー・ケベル

イギリスのギャング映画か・・・『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』みたいだな~、あれはおもしろかったな~と思いながら見ていたらガイ・リッチーの映画だった



10周年記念とかですか ( ̄Д ̄;;?




コメディ&ゲイ担当のワンツー(ジェラルド・バトラー)はタンディ・ニュートンとダンスしたりロシアの殺し屋に襲われたり、なんかちょっと特別扱い。
…違った!主役だった!
そりゃ特別扱いだよね~って、ワタシはずっとジョニー(トビー・ケベル)が主役だと思ってたよ!百歩ゆずってアーチー(マーク・ストロング)だよ!

主役を間違ったの初めて。
観終わった後に2回もびっくりした映画。
『チェイサー』

監督:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ

これ怖い。

連続猟奇殺人の話で犯人は早々に警察に拘束されるんだけど、証拠がなくて立件できない。
でも実際には犯人に監禁されている売春婦がいて、その元締めが一生懸命彼女を探してて・・・。

走ってばかりなのに全然間に合わないし、見つけられる感じが全くしない。
犯人(ハ・ジョンウ)がほんとに不気味で気持ち悪い。
元締め(キム・ユンソク)の方も別にいい人に描かれているわけじゃないから余計にダークな雰囲気に。


焦燥と絶望感たっぷりの映画。
観た後確実にへこみます。