28期生の金吉です。
この日は、のりお先生に対して駐輪場サービスに関するプレゼンテーションを行うという、非常に貴重な機会をいただいた。発表後には丁寧なフィードバックをいただき、自身の課題や今後の改善点を明確にすることができた。
まず、指摘として特に重要であったのは、以下の点である。
① 既存のWEBページが現在どの程度利用されているのか
②利用者は近くに駐輪したいというニーズが強いため、遠方の空き情報を提示しても実際に利用されないのではないか
③そもそも駐輪場の総数自体が不足しており、情報提供ではなく供給量の問題ではないか
④空いている場所へ誘導すること自体が、本当に本質的なストレス解消につながるのか
これらの指摘から、自身の提案は「サービスを構築すること」に意識が偏っており、利用者の深層心理や行動特性、さらには行政の取り組みや現状分析を十分に踏まえられていなかったことが明らかになった。
特に、「その課題がどれほどの規模と深刻さを持つのか」という視点が欠けていた点は大きな反省点である。
今後は、表面的な課題に対して解決策を当てはめるのではなく、課題の本質や優先度を見極めるために、データや現場の実態をもとにした分析を行う必要があると感じた。また、行政の方と直接対話し、課題認識のすり合わせを行うことの必要性も認識した。
さらに、いただいたフィードバックの中で特に印象に残ったのは、「フレームワークを活用したプレゼンテーション」の重要性である。
フレームワークを提示することで、聞き手と共通認識を持つことができ、内容の理解度や説得力が大きく向上する。例えば、SWOT分析やSTP分析など、既存の理論を活用することで、論理的かつ体系的に説明することが可能となる。
また、フレームワークは目的や相手に応じて使い分けるべきものであり、自分にとって理解しやすく、かつ相手にも伝わりやすい型を持つことが重要であると学んだ。大学で学んでいる知識を単なる暗記に留めるのではなく、実際の場面で活用できるレベルまで理解を深める必要性を強く感じた。
今回の経験を通じて、課題の本質を見極める力と論理的に伝えるためのフレームワークの活用の重要性を改めて認識した。
今後は、目の前のアイデアを構想することだけにとらわれることなく、社会にとって本当に必要とされる価値とは何かを問い続けながら、より実効性の高い提案ができるよう取り組んでいきたい。