冷えとり 私のめんげん2 咳と痰に苦しむ | あおきみさんの ここちいい暮らし

あおきみさんの ここちいい暮らし

整理収納アドバイザー1級を取得し、
自宅セミナーも不定期で行なっています。
整理収納だけでなく、
料理や掃除など家事全般、
冷えとりのこと、
50代の迷いや生き方、
夫とのふたり暮らしのことなど、
のんびりつづっていけたらと思います。

10年くらい前のことです。これは、当時の「あおきみノート」の日記にも書いてたので、それを元にまとめたもの。咳と痰で、1週間くらい苦しみました。

 

 

本の入稿でせっぱつまってて、睡眠もあまり取れてなかったある朝、急にお腹がくだって、冷や汗も出てきました。「え、何? 昨日食べた焼きサバの油?」とか思ったまま、とにかく半身浴を長くし、横になってたら、痰がたくさん出てきました。肩も張ってて痛い感じでしたが、とにかく寝ました。


翌日起きたら、体は昨日より楽になってましたが、咳と痰は相変わらず。熱は全然なくて、動けるので、「めんげん(好転反応)」だと思いました。うどんとか、しょうが蜂蜜レモンドリンクを少しだけ取りました。

体調は同じようなまま、連日、本の校正の最終戻しなので、寝てはいられず、根を詰めて長時間、字をにらみ続け。きつかったです……。ご飯は連日、ごく少量のおかゆか、雑炊か、うどんか、鍋。梅干しなどとともに。

 

 


そして最終の直しのすべてを送り、なんとか無事終了! してからは、より長々と半身浴、そして寝るの繰り返し。でもある夜、咳と痰がものすごく、布団に入ってから4時間くらいコンコンやってましたが、さすがにヘトヘトになって、耐え切れずに起きました。くにぞうは毎日心配してくれてましたが、寝たら、ぐっすりと寝てしまうタイプで全然気づかず。

 

時間がつぶれないので、明け方にネットで症状を調べたり(やはり熱がないので、風邪ではなかろう)、咳にいいという蜂蜜を買ってみたりしました(後日届いたのを食べましたが、まあ、急にそれで変化はなかったようです)。


冷えとりをやってて、これまでいろんな症状が出ても、けっこう太っ腹に構えてましたが、こんなに咳や痰が出るのは、生まれて初めてなので、さすがに気弱になりました。
 

ちょうど明日は月曜なので、やっぱりこれは、病院に行ってみたほうがいいのかな、とも思いました。でもそれで何か薬を出されても、飲むのはいやだなあと思ったり。揺れ揺れでした。


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そして。起きたら、ものすごく楽になっていました!

 

嘘のように。咳も痰も少なく、喋りやすく。

「めんげん」は、ある程度の期間出続けて、出るだけ出て納得すると、ぱたっと止まるというのは、ほんとなのだな、と改めて思えたりもしました。




進藤先生の『医者知らず「冷えとり」で完全健康人生」(海竜社)に、「落ち着いて激しいめんげんに耐えていると、長くても15日くらいで終わります」という記述もありました。
 

それはずっと前から重々承知で、いろんな機会に、それを肝に命じて、ただただ出してきましたが、初めてのことが起こると、やはり不安になってしまうものだなあと思いました。まあ、これも、すごくいい経験になったと思います。

でも病院に行かないという選択は、今回、私個人が考えてしたことです。(このずっと後で、別件で病院に行った話なども書きます)



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冷えとりの本にも、病院に行ったうえで、並行して冷えとりを続けて、などいろいろ書かれています。ひとつ参照↓(きょうからはじめる冷えとりレッスン入門ノ書/進藤幸恵)

 

『それでもやっぱり病院に行かないと、どうしても不安だという場合は、病院にも行ってください。医学的な治療を受けると体を冷やしてしまうのではないかという心配は無用です。まずはその心配を取り除くことが先決。心配しすぎると強力な心の冷えを生み、冷えとりの効果も台無しになってしまうからです。治療後、また冷えとりを続けていけばよいのですから、治療できたことに感謝し、引き続き足元を温めましょう』

 

 


また『病気にならない「冷えとり」健康法』(進藤義晴)にも、入院してて、薬や注射も素直にしてる子供さんが、土日の外泊許可の日だけ家に帰って冷えとりをして、よくなった話も出ています。私は何かあると、進藤先生の本を読み返してます。めんげんのことについても、さまざまに書いてあるので、ぜひ読んでみてください。



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が、そんないい感じで迎えた夜。風呂に入ってて、浴槽から扉を閉めようとして、つるっと滑り、浴槽のフチで脇の下を強打!!!(以前の賃貸マンションでの話)

一緒に入っていたくにぞうが、「大丈夫?!!!」と大声を出すも、何も答えられないくらいの痛さでした。(ふたりとも冷えとりしてて、どちらかの半身浴を待ってると長いので、時間が合う時は並んで風呂椅子を並べ、中で読書してます)

 

これは、今度こそ明日病院か……?と思うくらい。でも、しばらくしたら、なんとか喋れるように。「これはそうとう毒がたまってたね、私……」と声を絞り出して。



冷えとりでは、打ち身や怪我も、体がもう毒を出さないと満杯で間に合わない、という時、急に傷を広げて、そこから毒を出すという考えなのです(私も最初、え、そんなことが?と思いましたが、長年やった今ではそんな気がしてます。冷えとりを知らない人には、この人大丈夫か……と思われそうなので、不用意に言わないようにしてますが)。

そして、そっと上がって、腕が上がらないので、くにぞうにそっとパジャマを着せてもらいました。きっと本づくりで激動の、この何ヶ月かの毒出しでもあるのだろうなあ、などと思いつつ、「ありがとう」を唱えながら就寝。


翌朝、肩はやや痛いけど、上に上げたりしなければ、大丈夫みたいでした。病院に行かなくてすんで、またほっと。

咳や痰もすごく少なくなってきて、楽に。肩は下がった状態なら痛くなくて、パソコンはできたので、あれこれ記録をしました。


午後、友達のカワハラに電話して、咳に続いて脇を強打! という激動な私のいきさつを話して、笑ったり。一緒に打ち合わせがあったのですが、ちょっと延ばしてもらえるか聞いたりしました。

 

カワハラも冷えとりしてるし、同じような精神本を読んでるので、ただ心配するだけではなく、「まあ大変だったから、それはゆっくり休めば、ってことだよ」とか、気楽に特殊な話ができて、ありがたかったです。

 

 

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以上です。

これらは、日記を書いてたこともあって、これから後に書くことよりも、詳しめだと思います。

 

咳と痰がこれほどひどい、というめんげんは、この1回限りでした。ちょうど1週間くらい。その頃無理してたからもあるだろうし、もともと喉にくるタイプだし、いろいろためてたのでしょう。

 

でも冷えとりの本を読むと、原因や出る時期などには、そんなに理由がないのだと思われます。今までは出せなかったけど、出やすくなったから、出てくる、ということもあるようです。

 

その後、肩は1、2カ月くらいかな、そのままゆっくり治りました。