あおきみさんの ここちいい家づくり  -13ページ目

あおきみさんの ここちいい家づくり 

50代夫婦が自然素材で小さな家を建てました。
そのいきさつを書籍化した「あおきみさんち、家を買う。」(2016年)の続編として、
本に入れ込めなかった当時の設備探し&もろもろを、またここで綴っていきます。

昨日「ヨガ休みます」とメールしたのに、朝起きたら、すごく晴れてて、やっぱり家の外に出たいし、みんなに会って話したい!と突発的にヨガに。くにぞう、私が出かけると言うので、急いでパジャマから、Tシャツに着替えていた(宅急便とか、特に聞いてはないけど工事の人などに備えて)。

 

自転車で飛ばして行くと、なんと気持ちのいいこと! やはり時間に押されてても、気分転換は重要だなあ。

 


ヨガでリフレッシュ。久々に会う友達に、いろんな経緯を喋る。

うっかりミス、致命的なミスが多すぎな工務店で、ほとほとイヤになった話も、ちょっとだけ聞いてもらう。あと何度言っても、「今度聞いときますよ(そして聞いてはくれない)」みたいな対応とか。「そんなの、一番イヤだね」と言われ、スカッとする。「向こうが間違ってるんでしょう? じゃあ、こっちも言って当然じゃない」とかも。

 

 

「やせたでしょう」と言われたので、ニヤッとして「そうでしょう〜?」みたいな(ずっと太めなので嬉しい)。「食べちゃうとダラッとして、何もできなくなるから、あまり食べないでやってたら、このように。引っ越しダイエット」とか言う。


あとは、まだ一軒家に慣れない話。みんなにヒントをもらおうとして、いろいろ喋る。

 

「そのうち慣れるよ。そしたら、絶対一軒家のほうがいいと思う」みたいなことを言ってくれる友達も。


ある友達は昼寝をしてて、顔に線がついたまま出たこともあるし、お風呂上がりだったら、インターホンでそう言って、また今度にしてもらったり。近所のおばあちゃんに窓を叩かれ、「天ぷら揚げたから」ともらったりもしたそう。
 

自然体に、一軒家を楽しんでいるようだなあ。

 

あと、マンションとそんなに広さは変わりはしないのに、くにぞうが出かけると、「広い家にぽつんとひとり」みたいに思うこともあると言うと、「そういうの、あるかも。孤独だなあ、と思うこともあるよ」みたいにも言ってくれたけど。

 

 

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また今のところ、特にマンションより「ちゃんとしないといけない感」がすごくあって、見えないのに、ダラッとしてちゃいけない、みたいに思ったりすると言うと、近くにマンションができて、そのベランダから自分ちがよく見えるようになった友達も、同じようなことを言っていた。

 

 

その後もアトランダムに私が話す。「マンションのほうがドア閉めちゃえば、自由な感じがする。マンションのほうがよかったかなー。もう建てちゃったけど(笑)」と自虐的に言ってみたり、「でも一軒家は風通しと日当りがすごくよくて、空気がいいし、涼しいし、それは全然違う」と言ってみたり。

 

とにかく喋って聞いてもらって、何か言ってもらうと、発散する。家から外に出るのも、ほんといい。何もなくても、落ち着いたら、出かけるようにしよう。というか、散歩という手もあるのか。

 

とにかく慣れないことばかりで揺れてたから、めちゃめちゃな気持ちを喋って、聞いてもらえたのは、本当にありがたかった。

 

ヨガから帰宅。ふと、リビングの大きな窓を開け、テレビを少し小さめのボリュームでつけ、庭のフェンスのツルの状態とか見がてら、外で音を聞いてみると、ほとんど聞こえない。なんでだろう。壁のせい? テレビの向き? 家の中の音は、そんなに気にしなくていいのかな。

 

 

 

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最近、ささやかに嬉しいこと。

 

ベッドのある部屋で洗濯物を畳んで、それぞれのタンスに入れたりすること。今まで布団だったから、ベッドのあるこの部屋が、なんか、きれいな広い部屋という感じがするのかな。そこで暮らしを営み始めたことが、嬉しいのかな。

 

くにぞうが「快適だ」と言うと、とにかく嬉しい。

 

料理をちゃんとすると、家になじんでるような感じでいい。

 

 

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夜。まだ間に合ってない風呂の外のフェンスの件や、ブロック塀のツルのこと、工務店さんにメール。「気が重いことを、やらせてごめんね」とくにぞう。気遣いのひとことがあるかないかで、気分が全然違う。



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今日は、大工さんと工務店さんがいらして、いろいろな金具の取り付けの日。

陶芸家の友達に、引っ越し日に間に合わせるように焼いてもらったのに、ずーっとそのままになってた表札が、やっとついた……(号泣)。それまでは、マジックで書いた名前のシールをポストに貼ったりしてて。

今日必ず取り付けてもらうのは、
●表札

●本棚3つ(地震対策として、上部を壁に金具で固定)
●ウオークインクローゼットの鏡
 

●冷蔵庫の地震対策のベルトは、後からそういうのあるんだと気づいたので、壁には下地が入ってなく、壁の後ろに柱が確実にあるところへ打ち込み、そこへ斜めに結んでもらうことに(地震の際、家電が飛んでくるというのを、いろんなニュースで見てたのを思い出して。冷蔵庫の上には固定する穴があり、別売りのベルトが通せる)。

 

●あと、掛け時計と絵をひとつ。

これらは事前に下地をお願いしてなかったので、「もし打てなかったらあきらめます」と言っておいたもの。

 

リビングの時計はちょうど思った位置(窓の真ん中かつ、部屋の真ん中に柱があった)につけられた。絵の高さは、くにぞうとふたりで事前に計って決めておいた。

 

 

 

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久々にお会いする大工さんは、ドリルで珪藻土に穴を開けつつ、反対側の手で小型掃除機を持ち、こぼれ落ちてくる珪藻土を器用に吸い取られてる。技だなー。「そうやるんですね」と言うと、「粉がけっこう散らかるから、ちょっとでも取れたらと思って」みたいな配慮。ビニールシートは下に敷いてあるけど。珪藻土の厚みは、5ミリといったところかな。その下は、もうボード。



ウオークインクローゼットの鏡の位置は、ギリギリ下地が入ってたので、少しズラせた。大工さんは、自分の建築ノートにそういう下地の位置を記入されてたようで、持ってこられていた。

 

設計の途中で、たしか鏡の位置を照明の真下じゃなくしたような気はしたのだが、とにかく完成してみて、ウオークインの通路の真ん中にしたかったので。なので、事前にくにぞうと鏡を持ってシミュレーションし、四角いライトの片端に合わせることにしてたが、その位置でいけた。
 

 

お願いしたところは無事に全部できた後で、大工さんが「これで大丈夫ですか? また後ででも穴開けられるとこだったら、どこでも開けますよ」とか言ってくださる。そういう言葉だけで嬉しい……。あの工務店さんから依頼されている大工さんなんだけど、この方は本当にいい方。

 

 

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よく書いてるけど、下地がないと、自由に穴は開けられないから、家具や時計など設置する位置をある程度、事前に決めておかないといけない。いや、しかし、なかなか部屋をつくる際に、そこまではできないけどねえ……。

でも日曜大工ができる方なら、前に書いた気もするけど、下地チェッカーみたいなもので調べて、という方法もありそう。

あと、ニッチは壁厚(かべあつ=壁の厚み)のなかでやっているから、釘は打てないようだった。突き抜けて出ちゃうみたい! おお、新事実!
 

「そしたら、画鋲は挿しても大丈夫なんでしょうか」と大工さんに聞くと、やっぱりそこから、ぽろぽろ珪藻土がこぼれてきちゃう場合もあるらしい。うーん、小さい絵をかけたいけど、どうしよう。珪藻土とか、塗り壁だと、こういうところが難しい。

 

 

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あと、窓枠の木とかに穴を開けて、何か打ち込んでいいのか聞くと、割れちゃう場合があるから、どこでも簡単に開けていいわけではないよう。勝手口のワイヤーは、この柱の真ん中だったら、開けて大丈夫、と見てもらった(この時はまだ、ワイヤーにつけかえようと思ってて)。

 

あとキッチンのついたてのJパネルの角も、木材が角ばってて、腕に当たると、引っ掻き傷になりそうで危ないので、「彫刻刀とかで自分で削って、またオイル塗っても大丈夫ですか?」と聞いた。大丈夫みたい。
 

3時間くらいかかって、全部穴開け&取り付け完了!!!

ほっとする。

 

 

 

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ベッドサイドのライトがジーッと音がするの、「確認します」と言ってそのままになっていたの、もう一度、社長に言う。半透明の扉のキズも再度言う。何回も言わないといけないの、すごいストレス。

 

そのたびに「あ、この件まだでしたね。すみません」というのじゃなく、「こういうのは、全部取り替えちゃうほうが楽ですから、メーカーに言って取り替えさせますよ」と初めて聞いたように言われる。もう聞きました、何度も。すごくイヤになる。

 

 

はー、しかし、とにかく、無事に絵と時計が掛けられてよかった。大工さんに感謝。


みなさん帰られてから、気分転換が必要だったので、外へ。なくなりそうな化粧品など買う。家電店へ行き、扇風機なども見る。帰りにふと通りかかった売り場に湿度計があったので、小さいのを買ってみた。

 

 

 

 

[その珪藻土の画鋲]

 

 

その後、画鋲を何箇所かにそーっと挿して、小さい絵やリースなど飾ってます。まずネットで「問題ない」というブログとか読んで1箇所やってみたら、大丈夫そうだったので、あと何箇所か。今のところ、くずれてはないよう。でも挿したり、取ったりはしないように、ずーっと固定。ほんとはやらないほうがよさげだけど、軽いものを掛け、自己責任でやってます。

 

挿したところのアップ。↓画鋲は特に長い物でなく、普通の。5ミリくらい厚さの珪藻土を超えて、ボードに挿さってるんだと思います。

 

 

 

こちらは、トイレのニッチ。↓トイレットペーパーを置いたりするところ。

 

 

 

その挿した画鋲のアップ。もうたぶん5年くらいは、たってるかな。

 

 

 

 

大きい本棚の上部の固定は、こんな感じで2箇所ずつ。↓

これくらいで、いざ、どうなるかはわからないけど。

 

 

 

 

あと、台所のついたての角が危ないと書いたの、これ。↓

材木(3層になったJパネル)の左の角を、カッターでちょこっと削ってみたら、丸みを帯びて安心でした。特にオイルを塗ったりはしなかったと思います。この右横が、シンクです。

 

 

 

 

[今日のひとこと]

●忙しくてイライラしてたり、疲れてる時は、休んで違うことをしたほうが気分がいいし、そのあとの進行もよくなるよう。友達にあれこれ喋るのも、とても発散します。

 

●壁に下地が入ってないと釘が打てないのだけど、壁にはあまり何もかけないほうが広く見えるから、まあ、これくらい制限があるほうがいいのかな。

 

 

●自分達の喋ってる声が外に聞こえてるか、聞こえてないか、わからないけど、窓を閉めてると、その気兼ねがないので、1階でご飯食べてる時とかは、もうほぼ閉めてます。特に夜遅く、野球を見ながら、ワーワー言ってしまうので、その際には必ず全部の窓を閉めて。

 

引っ越してきた際に、お隣の方に「あの、音ってどのくらい聞こえるのものなんでしょうか…」と話していた時、「生活音でしょう? 大丈夫よ」と言っていただいたり、「野球を夜見るので……」と言うと、偶然「うちも野球見ますよ」と言われ、「ほんとですか?!」と嬉しくなったのだけど、うちは録画を夜中にも見るし、窓を開けてては完全にご近所迷惑なので、そこは必ず全部閉めるように。

 

暑ければ薄く冷房するか、扇風機。今までマンションでも大声にならないように気をつけてはいたけど、やっぱり下のお宅に声が聞こえてたのではないだろうか。申し訳ない。いい方だったから、よかったけど。

 

一軒家で窓を全部閉めると、今は機密性が高いので、音は外にほとんど聞こえないみたいで、その心配がほぼなくなる。そういう意味でも私達には、一軒家の方がよかった。たとえばマンションで下のお宅に赤ちゃんが寝てるのに、上で野球を見てて、声がどれくらい響くかわからない、なんて精神衛生上よくない。

 

あと、これも前に書いた気がするけど、「マンションが気楽」というのは「賃貸マンションによる気楽さ」が大きかったと思う。分譲マンションでは、いちおうそこにずっと住むという前提だから、やはり上下の音やら、日中の服装やら、考えてしまうこともより多そう。その時は、その違いには気づかず、前に住んでいた「マンションというもの」が気楽だったと思ってしまっていた。

 

 

 

 

 

 

●ちなみに、2016年に取材にきていただいたWEB「100%LIFE」で、家の中が見れます。

(レンズの関係で、本棚とか、やや伸びて写ってるものも)

タイトル:「自然素材にこだわり抜いた本質的な暮らしの贅沢」

 

『あおきみさんち、家を買う』の中にも、家の写真あります。

 

 

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