帰省して、家のこと(度重なるミス)を義妹に話し、ずいぶん前に、ここの実家を建て直した時のことを聞く。当時のやりとりのファックスも見せてもらった。
やはり「こう言ってたのに、こうなってしまってるので、直してください」みたいなこともたくさん紙に書かれている。たいへんだったろうなあ。建設会社とのやりとりは、義妹が主に引受けてやってたようなので。
口頭だと証拠が残らないので、ファックスで頻繁にやってたよう(今ならメールであろうが)。「でも、いつかは終わります」と言われたのが印象的だった。だよねー。それを頼りに。
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帰省の帰りに伊勢神宮へ、お礼参りに。お礼参りというのをしたほうがいいらしかったので。
去年、くにぞうが家のことをお願いしたようなので、そのお礼。
(ほんとは伊勢神宮の「正宮」というところでは、個人的なお願いなどしてはいけなかったよう。個人的なお願いは、「別宮」というところですればいいとか。お調べください)。
やはりすがすがしい場所だ。トラブルの最中だけど、心が洗われるような場所。無事にお参りできた。
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ご飯を食べるところに困って、なんばまで戻って、うどんすきの「美々卯(みみう)」へ。教育の行き届いた、気配りのある接客がすばらしく、今の、家のことで傷が深い心にやさしく届く。
くにぞうなんか、感激して涙ぐんでいた(いろんなことで弱ってるのか……)。残った鍋の具材もお持ち帰りにしてもらえた。やさしさって、思いやりって、力があるものだな。
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そして東京に戻ってから、翌日とかに、くにぞうと現場へ。家づくりって、何度も怒ったりしてても、また現場で普通に会って、依頼したりしないといけないという、この不思議な状況よ。
行ってみると、Nさん、社長の他に、壁を塗る「さかん屋」さん、タイル屋さん、雨樋をつける方がいらっしゃった。
この間の洗面所のタイルの、上の足りないところに目地が入っていた。また曲がってる箇所をチェックし、ポストイットを貼っといてもらう。
玄関のたたきのタイルは、これから貼るところ。タイルを切って「こういうパターンで並べていいですか」と確認された。
そして例の、やり直しになった納戸の階段の下部分。壁を取り外し、奥にスペースができたところにも、薄くオスモ(自然派のオイル)を塗ってもらうことになった。
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キッチンに行くと、換気扇が少し曲がって付いていると言われた。は……? 「できるだけまっすぐ付けたんですけど、ビスが厚みがあるものなので、少しその分で……」と言われていたが、くにぞうが、ビシッと「これじゃダメなんです。直してください」と言っていた。
今までのことがなければ、こんなに強くは言わないと思うが、もうそう言うしかない。言ってくれてよかった。
私も「こういう頭が丸いビスとは思わなかったので、付いた時、『あ、けっこう目立つビスだな』とは思っていたんです。ビスも、丸みのないものでできないんですか」と言うと、調べてくれるらしい。
しかし「曲がって付いているんです」と申告するって、いったいなんなんだろう……。
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エアコンの間違った穴の説明は、「以前にも『少し位置を動かして窓の上になったら、室内をドレンホースが走ることになる』とご説明していたけど」ということだったが、それは一瞬の仮定の話だし、そっちに図面上で移動したことさえない。なぜ今、そんな関係ない言い訳をしているのだろう。
そして本当になぜ、ベランダに面したほうじゃない壁に、穴を空けているのだろう。
結局、新しい穴をこの段階で壁に開け直すのは、なんだか家全体の内部構造に、将来何か危険が生まれそうな気がして、エアコンのドレンホースを、外壁の角をぐるっと回るようにつけることに。はああ。
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室内に戻って。階段のニッチにも色違いのタイルを入れているのだが、そのもう仕上がってる目地が、タイルの石の細かいヒビわれ(味わい)の中に、かなり白っぽく入り込んでいて。それは、もともと承知だが、もうちょっと取り除けないのか聞く。
次回、もう少しきれいになっていた。何でもチェックして言うと、変わるけど、そうじゃないとそのままだ。
洗濯物の室内物干が高すぎる件は、2本買って、もう少し長く溶接してもらえることになった。溶接という手があるのだな。
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外構の軽い打ち合わせも。「イペ」という板で、お風呂の外の壁も、やろうかとか。「ウエスタンレッドシダー」というのより、水に強いらしい。それに塗る塗料も「タヤエクステリア」と聞いて、後でネットで調べることに。塗料を塗らないと、白銀化(=木の色が白くなること)するのが早いそう。
玄関の手すりは、フラットなステンレスのバーでやることに。施工例を見せてくださいと頼む。
階段、外階段、玄関の一段の高さなど、確認する。
キッチンにある風呂用の壁リモコンの下に、iPhoneを置く小さい棚を、つけてもらえるかという話もした(結局、他のことが忙しくて、最後はそれどころではなくて、やらなかった。まあ、そこにつないで風呂で音楽を聞くことも、ちょっと面倒でやらなくなったので、なくて大丈夫だった)。
インターホンをつける位置も10センチ高くしてもらう。ふたりとも、身長が高めなので。くにぞうが、この時点で気づいてよかった。
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別の日。
パナソニックのショールームへ、インターホンを見に。
以前、内容をよく知らないうえに失礼な、ひどいご案内の人がいたのだけど、その人がいませんように、と思いながら、こわごわ行ったら、いなかった! よかったー。
きっともう勤めてない気がする……。あの人、いったい、なんだったんだろう(ショールームにあまりいい人がいなかったら、日にちをずらして、また行ってみましょう。シフトがあるので)。
「あの、予約してないんですけど……」と丁寧に聞いてみたら、30分くらい、ご案内のスタッフさんを待つそうだが、「その間に、お考えのものをご覧になって待たれますか?」と良い感じに言われ、よくわからないけど、そうすることに。
そしたら、奥から台紙に貼ったインターホンが出てきて。候補の3つを比べられた。ちょうどその受付の方も手があいてたようで、細かい違いも調べて答えていただけた。
画面がズームできるものは、最初の画像が小さすぎるので、聞いたら、最初からズームしておく設定もできるようだけど、そのせいか、画像がやや荒いように思った。
インターホンの表面(中の色がグレーやら、白やら)など細かく比べられるので、やっぱり現物を見るのがいいな。ピンポンの音とかは、みな一緒みたいだ。
ボイスチェンジというのは、喋ったら、男の人の声になるみたい。驚き。あとは子機が増設できるとか、パナのファックスにしたら、電話でインターホンが取れるとか、なんとか。
その受付のお姉さんが調べてくださったので、もう十分だったので、「すごくよくわかりました。ありがとうございます」と言って帰る。いい人だったわあ。
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防犯の「窓センサー」の現物もあったが、自分がセンサーオンを忘れていて、音が鳴り響きそうな気がしたのでやめる。
ショールームの上の階では、壁掛けテレビを見かけ、壁から何センチくらいか見る。けっこう浮いているのだな。壁にぴったりくっついているんだと思っていた(この時点では、2階に壁掛けテレビをつけようと思ってた)。
ショールームにふらっと行って、あれこれ見てると、関係ないものとかでも参考になる。汐留のパナソニックのショールームは、入りやすく、広くて、とてもきれい。
[そのインターホン]
留守にしてても、自動的に録画もされ、訪問者を確かめられます。夜は、外側のライトが光るタイプ。使っていて、何の不便もなし。もちろん今、刻々と製品は進化しているでしょうけど。
[今日のひとこと]
●身長の高い、または低い方は、インターホンとか、鏡とか、物干し棒とか、いろいろと取り付けの高さを気を付けておいたほうがいいです。壁とか塗ってしまうと、もう動かせないので。
●将来、家やリフォームを考えてる方は、暇な時に先にあちこちショールームを見ておくといいかも。予約してなければ、自由に見て回れるので。
たぶん何も聞かれないけど、もしも受け付けで何か聞かれたら、「近い将来家を考えていて、参考に」などと言えば大丈夫。マンションのモデルルームなどとは違って、名前を書くところもほとんどないし、夫婦でも、女ひとりでも全然普通。
このショールームにこういうものが揃ってるのかとか、こういう選択肢があるのかとか、わかるし、インテリアの組み合わせ例とかも見られます。
いざ家を建てるとなった時には、そんなに見て回って迷う時間もないし、「こういうのでやりたい」と工務店さんに提案もできるし、場所や雰囲気を知ってるだけでも心強いと思います。
●ちなみに、2016年に取材にきていただいたWEB「100%LIFE」で、家の中が見れます。
(レンズの関係で、本棚とか、やや伸びて写ってるものも)
タイトル:「自然素材にこだわり抜いた本質的な暮らしの贅沢」
『あおきみさんち、家を買う』の中にも、家の写真あります。
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