設備45 これまでのことの話し合い、改善 | あおきみさんの ここちいい家づくり 

あおきみさんの ここちいい家づくり 

50代夫婦が自然素材で小さな家を建てました。
そのいきさつを書籍化した「あおきみさんち、家を買う。」(2016年)の続編として、
本に入れ込めなかった当時の設備探し&もろもろを、またここで綴っていきます。

現場に行ったら、すまなそうな感じの工務店のNさん。「すみません、いろいろと」と。

でも、先にいろんな現場の確認をとらないといけないので、全員なんとなく、しーんとした感じのままで、家の外で「壁の塗りパターン」チェック。左官屋さんが、何パターンが見せてくださる。


住宅雑誌でも見かける、波が現れたような、タッチのある塗り方だと、そこにほこりがたまりそうでもあるし(想像)、シンプルなのがよかったので、まったく凹凸のない、フラットな仕上がりにしてもらうことにした。


次に家の中に入り、玄関の段差について。今タイルが入ってない状態だけど、養生の厚みもあるので、30センチ段差があるそう。それでいつも現場に上がる時、よいしょっと上がることになっていたのだね。
 

 

タイルを入れると、仕上がりは24センチになるとか。おお。20センチでもちょっとキツイがなあ。でも階段は20センチなのだって。そっちは高く感じないけど。なぜ?

タイルを貼って、階段みたいにするのは、あとで改修できないから、やはり「沓脱ぎ石」みたいなものを置く方向で。12センチの高さのものを置いたら、12センチ12センチの2段で上がりやすいように思うが(結果的に先日書きましたが、今のところ、何もなし)。

 

 


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それから、司法書士の先生に出す表題登記の書類を渡したり、「瑕疵(かし)担保責任保険」の「契約内容確認チェックシート」にチェックを入れた紙を渡したりする。



ちゃんと最初のメールも見てくださってた。そして、階段の手すりの高さの採寸。くにぞうの、手の骨のところ(書籍に書いたこと)とかで計ったりして、うわばで高さ90センチにしてもらう。

他のところも、Nさんのほうから「すみません、ここはこう直したいと思いますが、どうですか?」と。階段下の物入れは、Nさんも、物を入れたほうがいいと思ってたとのことで、階段の下まで広げてくれるそう(開けるはずが、斜め部分がピタッと壁でふさがれていた)。


お隣と真正面にかぶった窓は、費用無償で型ガラス(すりガラスみたいなもの)に交換してくださると。

 

室内の洗濯物のバーを吊るす器具(ランドリーハンガー ↓写真)は、溶接で15センチ長くしてもらうことになった(手がギリギリ届くか、という感じで「大丈夫ですか?」と言われて、「うーん、いや、ちょっと……。背伸びしないと届かないですけど」とか言ってたもの)。



ベッドサイドの窓の高さは、もう変えられないので、このままで(窓の位置は、後では変えられないものの、ひとつではないだろうか。しかもけっこう早く入るので、要チェック)。

などなど、私が「これまでのこと」を書いた紙を見ながら、ひとつひとつ。


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ということは、やっぱり紙に書いてよかったのだ、というか、ああゆうのを書かずに、口頭で思い出しながら、いっこいっこ言っても、ここまで改善してもらえなかったのかもしれない。

現場を見ながら、話をして回っていたけど、そのうち2階に上がって、その紙を見ながら、「これはこうだったので、ほんとに申し訳ありませんでした」とか、「これについては、こうこうで……」とか、説明と話し合いが始まる。4人でブルーシートの上に立って話。


このことが発覚した後、電話で、手すりの高さは私が確認したとも言われ、全然そんなことないのに、私も「なんでこういうことになったのかと思って、眠れなくなって……」とか言う。「『あれが、標準なんですよ』『ちょっと高くついてるんですよ』って、社長、手すりをちゃんとご覧になられたんですか?」とか聞く。

そこでもまだ、「普通、標準は、あれくらいにつけるんです」と言われたので、それまでほとんど黙って聞いていたくにぞうが、
「まだそんなことを。注文住宅でお願いしているのに、標準ってどういうことですか。あんなに低くついてて、標準ですって。
それは失言だったと言ってください」と怒って言った。社長も、くにぞうの大きな声に「それは失言でした」と認めていた。


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どれくらい話していただろうか。「私がオーダーしたキッチンや家具の図面では、全然間違いを見たことがない」という話には、「それは、巨大な家の図面とは規模が違うのだ」というようなことも言われたが、でも間違いが度をすぎていることを伝えたり。

あと現場で社長に「これで大丈夫ですか?」と言われると、大工さんが一生懸命されてるのもわかるから、「ええ、まあ、じゃあ、これで……」と言わざるを得ないこととか。


それはNさんも社長に向かって、「私達は、そういうところを直そうとしないといけない」というようなことを言われていた。



「コンセントに違う選択肢があるのも、最後に急に言われたので、急いで私が見に行って、大急ぎでサイトでもたくさん調べた」とかいう話は、「普通は標準でそこまで案内しないが、私が尋ねたので、お伝えした」というようなこと。まあ、それはそうなのかもしれない。


Nさんは、一生懸命「すみません、申し訳ありません」と言いながら、話してくれていたが、社長はほとんど喋らない。

 

とにかく、長い間立ったまま喋っていた。こちらも一度放った言葉は、二度と取り返せないから、ものすごく言葉を選びながら喋ったつもり。

「私たちは『M工務店』さんが好きだから、こんなことを言っているんですよ」とくにぞうが言ったりもした。



でもまあ、いろいろ直してくださるということなので、そうしてもらうことにする。でも、じゃあ、やっぱり厳しく言う人のほうが得なのだろうか? 言わなければ、そのままということ? それは、ほんとに解せない話だけど。

しかし、もう精神的にもクタクタで帰宅。


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夜、Nさんから今後のスケジュールなど、むちゃくちゃ詳しいメールが来る。こんなの、今までにまったくなかった。「前から、この1/10でもあればなあ」とくにぞう(でも、それはその一度きりだったが)。

私は、その詳しすぎるスケジュールや、工程表を読み解いたり、今後の設備のことや、こういうトラブルのことを調べたり。

 

で、また寝るの3時半。眠いよー。疲れたよー。

 

 

 

 

 

[今日のひとこと]

こういうことが起きた原因のひとつは、設計のNさんと打ち合わせたことが、現場監督の社長に伝わってなさすぎたこと。そしていっぽうNさんは、現場にほとんどいらっしゃらないので、どう間違ってるか、まったくわかってないこと。ないとは思いますが、もしも、そういう進め方の家づくりがあったら、設計者に現場をちゃんと見てもらうことをお勧めします。

 

 

 

[その室内物干し用の器具]

 

 

「KAWAJUN(カワジュン)」のランドリーハンガー。これを2箇所につけて、間に物干し棒を通します。ピーンとワイヤーを張るタイプの物干しは、1階の洗面につけましたが、ここは壁と壁の間が距離があるので、ワイヤータイプでは、なんとなく強度やたるみ具合が心配で。

 

(ちなみに1階につけた森田アルミ工業 の「pid」も、2メートルとか、短い距離で使ってますが、良好です。シンプルで、かわいいです)

 

 

そして2階のここは、斜め天井なので、天井の土台をまっすぐにする小さな木材か何かを、大工さんが天井につけてくれて設置。天井が高い場合、うちのように長さが足りないかもしれないので要チェックです。

 

ここにこれから入れる物干し竿は、「nasta」の。白でデザインもかわいいけど、普通のシルバーの物干しにしてもよかったかな。ハンガーが当たったところに、たくさん黒いこすれみたいなのが、ついてきてて(まあ、許容範囲)。

 

この室内干しのシステム全体は、とても気に入ってます。晴れた日は外に干しますが、いったんハンガーを、ここに取り込んだりも。雨の日の濡れた衣類とかも、ここへ。便利です。

 

 

 

 

●ちなみに、2016年に取材にきていただいたWEB「100%LIFE」で、家の中が見れます。

(レンズの関係で、本棚とか、やや伸びて写ってるものも)

タイトル:「自然素材にこだわり抜いた本質的な暮らしの贅沢」

 

『あおきみさんち、家を買う』の中にも、家の写真あります。

 

 

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