WISH 32 | ひよこバッチの大宮さん

ひよこバッチの大宮さん

嵐の大宮さんの小説を読むのが楽しくて、私にもできるかしらと始めてみました。

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斗真が電車で行きたがったから


「リーダー、荷物運んでおくよ。」


斗真と旬くんのリュックを預けた。


潤と相葉さん、翔くんが車で

俺と和さん、斗真と旬くんは

電車で水族館へ向かった。



「斗真は、二…和さんと

どうして友だちになったの?」


「和さんは僕の保育園の先生だったの。でね、和さんと潤くん、

さっき車運転してた人が友だちで

潤くんとさとちゃんが友だちで

僕も友だちなんだ。

だから僕の友だちの旬も和さんと

友だちなんだよ。」


「友だちの友だちのは友だちだね。

斗真見て、大きな川だ。」


斗真と旬くんを座らて

俺と和さんはつり革につかまっていた。左利きの和さんは左手で

つり革につかまっているから

電車の揺れで腕が肩がぶつかる。


そんなことが、うれしかった。

和さんも楽しそうだ。



「次、降りるよ。」


楽しい時間はすぐに

終わってしまった。


水族館に到着したが

潤たちはまだのようだった。


「道が混んでるみたい。

先に行っててって。」



「迷子にならないように

二人手をつなごうね。」


「僕たち手をつなぐから

さとちゃんは和さんと

手をつないでね。」


「えっ、僕は大人だから

迷子にはならないよ…。」


斗真、いいぞ。

「いや、大人でも迷子になるかも。

和さん手をつなぎましょう。」


手をさしだした。


「…はい。」


和さんの手を握った。

やわらい。



さしだされた大野さんの手は

男らしくて小さな僕の手を

包むように握ってくれた。


斗真たちの後ろを手をつないで

歩く。


ドキドキしてるのは僕

大野さんも?


ドキドキしているのは俺

和さんも?



「なあ、声かける?」


「いや、お邪魔でしょ。」


「えっ、そうなの。」


「和はまだ気づいてなさそうだけど

リーダーのこと好きだと思う。

耳真っ赤じゃん。」