大野財閥…。
父さんの友達はすごい人なんだね。
大きなお屋敷にまた緊張した。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20161010/21/aokiiroakamidori/5d/fa/j/o0400030013769660910.jpg?caw=800)
「長旅お疲れ様でした。潤様にお仕えしております、執事の相葉雅紀です。
和也様、お荷物お部屋に届いています。
旦那様は本日帰宅は遅くなるのでご挨拶は明日の朝にと伝言です。」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20161010/21/aokiiroakamidori/90/16/j/o0357063613769660921.jpg?caw=800)
「ありがとうございまさす。あの…、ひょっとして相葉さんはまぁくん?」
「えっ!覚えててくれたの!」
「まぁくんの笑顔みて思い出した。」
「そうだよ、まぁくんだよ。かずくんと会えるのすごく楽しみにしてたんだよ。」
「相葉さん…。」
「ごめんね、今は執事の時間だった。
また後程お話ししよう。」
「こちらが、和也様のお部屋になっています。」
「和也様のお母様からお預かりしたピアノもありますよ。」
「えっ!母さんのピアノ?なんで?
俺こんなにしてもらっていいんですか?」
「大野様と和也様のご両親は学生時代からのご友人だったそうです。
お母様が余命が短いと知って大野様にご連絡があったようです。
詳しくは大野様からお聞きください。
こちらのお屋敷には大野様と智様、潤様、執事の私と雅紀が住んでいます。
学校は明日、智様たちと同じ山風学園の編入試験を受けていただきます。ピアノ科ですので実技もあります。
こちらの部屋は防音室になっていますので、気にせず練習してください。」
「ありがとう…ございます。」
すごいところだな…、やっていけるかな?