皆様お元気でお過ごしでしょうか、

今回は長文投稿します。

恐ろしいもので、ロシアによる2月24日のウクライナ侵攻から早3ヶ月が経ってしまいました。

戦争の終結を願って3月7日から毎週インスタグラムに観音様の絵を描いてアップしています。
気がつけばもうそれももう12枚目です。


侵攻の開始から最初の一週間くらいは、次々と入る情報に激しく心が揺さぶられました。
自分でも存外と驚くくらいに。
自分にも何か出来ることはないかと思い、ウクライナ大使館に少しばかり寄付もしました。
しかしまぁ、「今のところ自分に出来ることはこの程度」となったところで、一種の不安の様な感覚が生じたんですよね。

それは「今感じているこの強い感情は長続きはしない」「この事態に対する認識もどんどん上書きされるだろう」「平和のありがたみをも忘れて日常のつまらぬことに不満を感じるような日々が戻ってくる」
という、ある種の諦観…
そう感じたときに、この感情を忘れてはいけない、と切実に思ったんです。
そして、その時の、祈るような平和への想いを絵にして毎週休みの日に描くことを決めました。

少し話が脇道にそれます。

私の好きな映画の一つにクラウドアトラスという映画があります。と、言うか最高に好きです。
知名度がイマイチなんですが、監督はマトリックスを撮ったウォシャウスキー姉妹(元兄弟、クラウドアトラス公開時は姉弟だったかな)でアカデミー賞にもノミネートされた埋もれた傑作です。

ネタバレ NGな方はここから読まないで下さい。

映画では6つの異なる時代のエピソードが描かれます。
そのうちの一つの舞台は19世紀アメリカ。
若き弁護士アダム・ユーイングは義父で奴隷商人・ハスケルの仕事を手伝って奴隷売買の契約を取りに行きます。が、そこで黒人青年に命を助けられます。
ユーイングは奴隷解放運動に身を投じることを決意し、義父ハスケルにそのことを告げます。
ハスケルは怒ってユーイングを否定します。

以下引用↓

Haskell Moore: No matter what you do it will never amount to anything more than a single drop in a limitless ocean.
Adam Ewing: What is an ocean but a multitude of drops?

ハスケル:お前が何をしようとも、無限の海に一滴の水を垂らす様なものだ。
ユーイング:海とはなんですか?
数多の水滴の集まりでしょう?
(映画クラウドアトラスより)

閑話休題

自分の絵を見た方が、少しでも平和の尊さに思いを馳せてもらえたなら、自分も大海の一滴になれるのではないか。
そんな想いでこれからも観音様の絵を上げていきたいと思います。

最期までお読み下さいましてありがとうございます。
長々と乱文失礼いたしました。
合掌🙏

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