ここ井波はもうすっかり涼しくなって夜は寒いです。


ところでこんな文字を見たことがありますか。


仏像彫刻修行の日々~林の中の象のように~
これであおきひとしと読みます。

梵字ですね。悉曇(しったん、Siddham)とも言います。


仏教のお経はインドの言葉で、パーリ語とサンスクリット語で書かれました。

パーリ語は話し言葉で、サンスクリット語はヴェーダなどにも使われる文語です。

サンスクリット語のお経が中国に伝わったときに使われていた文字が梵字です。


中国ではお経を訳した後、梵字の経典は破棄されましたが。

日本では梵字は仏さまを表す文字として、卒塔婆や仏画などに使われ続けました。


最近ではデザインの美しさから、小物や服などの柄としても使われてます。


仏像の光背などに梵字が使われることもあります。

いつか使いこなしたいな、と思ってます。