こんにちは

今日は先週仏画で紹介した弥勒菩薩について解説したいと思います。
サンスクリット語でマイトレーヤ、「あー言えば上佑」の人の教団内の呼び名でしたね。若い人、知らないんだろうなぁ。

その起原はインドからヨーロッパにかけて広く信仰された太陽神ミトラと同じとも考えられています。
地蔵菩薩のところで少し書きましたが、弥勒菩薩は未来仏と言われてます。つまりお釈迦さまが亡くなった後、56億7000万年後の未来にこの世に生まれ、お釈迦さまと同じように教えを説くことになっているのです。
今は兜卒天という天界で準備中です。
前回ご紹介した思惟像は、どうやって人々を導くか考えているお姿なんですね。
また悟ったあとの弥勒如来として作像されることもあります。
今はもうないバーミヤンの大仏は弥勒如来です。
あとは面白いのは、中国では布袋さまの格好だったりします。