今日は先週絵でご紹介した毘沙門天について書きたいと思います。

サンスクリット語でヴァイシュラマナという名の神様です。別名クベーラといいます。ヴァイシュラマナ音写して毘沙門となりました。
以前広目天をご紹介しましたが、毘沙門天も広目天と同じく四天王のうちの一尊で、須弥山の北方を護っています。
その場合、多聞天の名で呼ばれます。
これはヴァイシュラマナがよく聞くものという意味にもとれるからです。
クベーラは夜叉の王様で地下の財宝を守る福徳神でした。またクベーラも北方の守護神です。
仏教に取り入れられてからは武神としての性格が強まり、武士などから信仰されるようになります。
上杉謙信が信仰していたのが有名ですよね。
やがてクベーラの性格が復活したのか七福神のうちの一尊に数えられ、信仰されます。
戦いの神様で福の神でもある。四天王のメンバーで唯一単独でも信仰を集める人気の神様です。