「大相撲一月場所」も、今日はいよいよ「千穐楽」です。

   (もう これをご覧の時には「結果」が出ていますので、今更の記事

   ではありますがご容赦ください)

 

   「14日目」迄「関脇・琴ノ若と 横綱・照ノ富士」が12勝2敗で

   並び、それを「大関・霧島」が11勝3敗で追っています。

 

   前日「大関・豊昇龍」が休場、思わぬ「不戦勝」を得た「照ノ富士」

   は「腰膝の怪我で 前二場所全休」からの復帰出場ですから、「取組

   が無かった事」が「未だ 十分に怪我が治りきっていない体」を休め

   る事が出来て「吉」と出るか、或いは「休場で、相撲勘が 鈍ってい

   るだろう」から 一番でも多く相撲を取った方が良かったと「凶」と

   出るのか・・・。

   「星の並んだ 関脇・琴ノ若」は「関脇であった父の四股名・琴ノ若」

   で優勝し 恩返しをして、晴れて「祖父・猛牛 横綱・琴桜」四股名を

   得て「大関」に昇進し、更に「横綱」を目指す 足掛かりとするのか。

   更に「大関・霧島」は「先場所の優勝」に続き「優勝または 準優勝」

   で「横綱昇進」を遂げえるのか「星一つ」遅れて瀬戸際に追い込まれ

   ています。

   「千穐楽 結びの一番」は「照ノ富士・霧島」で決まっていましたが、

   その前の「琴ノ若・豊昇龍」の取組が、「豊昇龍」の休場で「翔猿」

   に相手が変わり、これが「対戦成績:6勝6敗」の五分 と云う事で、

   今場所好調で波に乗る「琴ノ若」と云えども 油断のならぬ相手です。

   

   「琴ノ若」が勝てば、結びで「照ノ富士」が勝っても「優勝決定戦」

   への権利を得て、「照ノ富士」が負ければ「優勝決定」に。

   「琴ノ若」が負けた場合、「照ノ富士」は勝てば「九回目 幕内最高

   優勝」、負ければ「霧島」を加えた「優勝決定戦 巴戦」になります。

 

 

   そんな「千穐楽」、私と「師匠:Aさん」は、まずは「腹ごしらえ」

   と云う事で「国技館二階 立ち食い寿司・雷電」に向かいます。

   「カリフォルニア・シャルドネ ブレッド&バター」を頼んだら 残り

   少なく一杯分無いので「ニューボトル」を開けますとの事。

   待つ間「小皿」を貰って「ガリの山盛り」を摘まんで・・・・・。

 

 

   なかなか出て来ない・・・「開栓」に戸惑っているようです。

   「ごめんなさい 時間が掛かって、これ 飲んで待ってて下さいな」

   と「ボトルの最後の 天使の分け前」をサービスで戴きました。

   「いやいや、良いんですかぁ~」・・・一口飲んだところで「あ、

   開きました!」(もう、飲んじゃったからね)

 

 

   「横綱 五貫盛り:まぐろ中トロ・寒鰤・のどぐろ・白海老・殻付き

   ずわいがに」と「追加:ほたて・寒平目」

 

 

 

 

   この後「国技館内 相撲博物館、龍づくし展」を覘いて・・・。

   本場所初日の前日に行われる「土俵祭」(土俵の無事と五穀豊穣を

   願って神を招く儀式で、相撲協会役員・三役以上の力士が参列して

   我々は見る事が出来ない)で「祭主・立行司」が「土俵の故実」を

   延べ、土俵中央に縁起物を埋め「鎮め物」とします。

   その「鎮め物」とは「昆布・するめ・勝栗、かやの実、塩、洗米」

   (「勝栗」は「勝ち」に通じ、「かやの実」は脂肪分に富み長寿の

   滋養食とされるとか)

 

 

 

 

   「十枚目(十両)」の取組を三番残し「協会御挨拶」が行われます。

   場所中に「大関・貴景勝と豊昇龍、小結・高安」の三人が 休場した

   ので土俵上が寂しいですね。

 

 

 

 

 

 

   この後「十枚目(十両)三番」に続き「十枚目以下 各段優勝力士

   表彰式」が行われます。

   ・十 両:尊富士(13勝2敗 伊勢ヶ濱部屋)

   ・幕 下:若隆景(7勝0敗 荒汐部屋)

   ・三段目:藤青雲(7勝0敗 藤島部屋)

   ・序二段:安青錦(7勝0敗 安治川部屋)

   ・序の口:安 響(7勝0敗 安治川部屋)

 

   「中入」

   ・幕内土俵入(東西力士)

   ・横綱土俵入(横綱・照ノ富士)

 

   「幕内取組」が進み「残り四番」に登場致しましたのが「人気力士

   ・宇良」、対戦相手は「竜電」こちらも人気力士です。

   「宇良」が 独特の取り口で土俵際で放ったのが「奇手・伝え反り」

   一瞬「宇良の代名詞・居反り」かと思ったが「只今の勝負、宇良の

   勝ち、決まり手は『伝え反り』」と場内アナウンスされ、場内割れ

   んばかりの大歓声に包まれます! 

   観客は ザワザワとしながら「決り手表示」を写真に撮っています。

 

 

   「ざわめき」が収まらぬ中「是より三役」のアナウンス。

   「東方より 朝乃山・琴ノ若・照ノ富士 三役揃い踏み」

 

 

 

 

 

   「続いて西方 大栄翔・翔猿・霧島」(「朝乃山が」残ります)

 

 

 

 

 

   「朝乃山・大栄翔」は「大栄翔」の勝ち・・・「朝乃山」、途中

   休場もあり「二桁勝利ならず!」

 

   次に「大関昇進」を目前にし、更に「悲願の 初優勝」をも狙った

   「琴ノ若」が「曲者・翔猿」をねじ伏せて「決定戦への 権利」を

   確保します!

 

   そして「結びの一番」

   「先場所優勝」して、今場所成績が「優勝・準優勝」なら「横綱・

   昇進」が ほぼ確実な「大関・霧島」が土俵に上がります。

   勝っても「琴ノ若」が「二敗」で終えていますので、既に「三敗」

   の「霧島」には「優勝」は ありませんが、「横綱」に勝って「準

   優勝」なら「横綱昇進で良いんじゃないか」と云う「噂」です。

   しかし 敗れれば「琴ノ若・照ノ富士」の「優勝決定戦」ですから、

   「準優勝」に 該当せず「横綱」に負けての「横綱昇進」は無いで

   しょうから、この一番は負けられません。

   一方の「横綱・照ノ富士」、「昨年 五月場所」は 休場明け出場で

   ありましたが「優勝」、しかし「翌・名古屋場所」は 途中休場し、

   その後の「九月・東京場所、十一月・九州場所」を二場所全休して

   久々の出場で、万全ではない「腰・膝の怪我」が心配です。

   休んでいる間「体感トレーニング・ 筋肉増強」を行い 出場へ準備

   を図っていましたが、場所前の稽古量に若干の不安があります。

   だが「精神力・相撲に取組む姿勢」が抜群に強固な「横綱」です。

   また「ここ一番の勝ち方」を知っていますので、さあ 如何なるか!

   勝負は あっけなく決まってしまいました・・・「横綱・照ノ富士」

   が「横綱昇進を狙った、大関・霧島」を片手で吊り上げ、土俵の外

   に放り投げてしまいました!

 

   「横綱・照ノ富士」と「大関昇進を手中に収めた 関脇・琴ノ若」の

   「優勝決定戦」です。

   「立ち合いは 五分、やや 琴ノ若の遅れ」と見ました。

   「琴ノ若」が 狙い通り「双差し」となって攻めますが、「横綱」が

   「小手に振って」盛り返して、先ず「右下手」で 廻しを握った後で、

   左を「こじ開けて」差し込み、両廻しを「双差し」で握って 土俵際

   に追い込みます。

   腰を下ろし 万全の寄りで「会心の勝利」を手に入れます!

 

   「三賞」

   ・技能賞:琴ノ若

   ・敢闘賞:大の里

   ・殊勲賞:若元春

 

   「表彰式」

   ・国歌 「君が代」斉唱

   ・賜盃拝戴式(八角理事長より)

 

 

 

 

   ・優勝旗授与式(佐渡ヶ嶽審判長から・・・内心、息子「琴ノ若」

    に渡せたら良かったのにと思ったかな、いやいや 審判長の立場

    では そんな事ないか)

 

 

 

   ・内閣総理大臣賞授与式

    表彰状を呼んだ方が「約40kg」の「重量挙げ」を行います。

    勿論、「呼出し」が介添えしますが・・・。

   (最後写真、「遣り切ったぞ感」が出ていませんか?  あの~、

    この方、どなただったんでしょうか? 諸般の事情で出場する方

    が限られていたとは思うのですが・・・え、内閣官房副長官の?

    森屋宏さん? ですか?)

 

 

 

 

 

 

 

 

   「NHK優勝力士インタビュー」

   館内四方に礼を行い、堂々とユーモア・ジョークを交えて語ります。  

 

 

 

 

 

 

 

   若い力士の「壁」となり、「手本」となって 来場所以降も ご活躍

   される事を祈念いたします。    

   「口に出した事は 必ず叶う星」に生まれた「横綱 照ノ富士春雄関」

   おめでとうございます、精進は噓をつかないですね。