SALHAUS設計の日野さんから「オープンハウス」のご案内をいただきました。
「協同組合伊勢佐木町商店街」からの依頼で、「横浜市商店街活性化事業」として木造平屋の「ライブハウス」を
設計され、3月27・28日のプレオープン、5月15日の正式オープンに先駆けて「CROSS STREET・オープンハウス」
と云う事で伺ってまいりました。
横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町」駅で下車して改札口を出ると、「旧吉田川・新吉田川」「大通り公園」の
案内プレートが有ります。
『大通り公園周辺地域は、江戸時代初期まで「入り海」であったが「吉田勘兵衛」が新田開発奨励に応じて埋立て、
明治時代になって運河の開削事業に伴う土砂で「吉田新田」の沼地の一部を埋め立て、その中央を貫く「吉田川・
新吉田川」が築かれた。
蓬莱橋・権三橋・鶴之橋・千秋橋は明治5・6年に、山吹橋・武蔵橋・長島橋・横浜橋・日本橋は明治30年頃、
阪東橋だけは大正15年の架橋です。
昭和48年まで運河に架かった10の橋名板を保存したいとの声に応え、橋名板を含むレリーフを設置』
「旧横浜中央電話局長者町分局」建物を見ながら「イセザキモール」に向かいます。
商店街1・2丁目は「イセザキモール」、3~7丁目を「伊勢佐木商店街」と呼び、「伊勢佐木町」は
現在の読み方は「いせざきちょう」ですが、以前は「いせさぎちょう」だったそうです。
由来には諸説が有るようですが、興行場を開設した「伊勢文蔵・佐々木次平」の苦労を後世の人が偲び
「いせ・さ・ぎ」が有力だそうです。
「CROSS STREET」は完成間近で、商店街の方々も集まり「引渡し前・施主事前検査」の様相でした。
名付け親は「ゆず」だそうで、音楽を中心にした「イベントスペース」として商店街主催イベントや週末ライブ会場に
活用され、「ランドマーク」としての役割を期待されるとの事です。
4月4日には、「新型インフルエンザ」で「文化祭」が中止になった高校生たちが「タマゴ祭り」と名付けた
「学園祭」を開催して、「CROSS STREET」でバンド演奏を、また街角で「ダンスパフォーマンス」を披露するそうです。
建物は商店街が管理する駐車場に建築され、9.1M×10.0Mの正方形に近く、床は地産の檜材、曲線的な屋根は
最大12.9Mのスパンを一般流通中小断面集成材を三段積みにした重ね梁、明かりを充分に取り入れているガラスは
延焼ラインを避け透明網なしで、各所に設計事務所の「コスト管理」への工夫が見受けられます。
この様な「街角イベントホール」が各地に出来て「商店街活性化」に繋がったら素晴らしいなと思いながら、
「関内」駅方向に「モール散策」・・・・・「青江三奈・伊勢佐木町ブルース歌碑」
「オルゴール塔?」「からくり時計」(下に人形が見えます)
「ベンチ」(街路樹の根元で一休みの買い物客が居ます)
「ウエルカムゲート」
「伊勢佐木町」を後にして、「めぐろ観光まちづくり協会・観光講座」の会場「目黒不動尊」に向かいます。