落語「寿限無」、前座の代表的な噺ですが、かくし芸用に仕込みませんか?


 八五郎が、可愛い我が子に「縁起の良い名前」を付けようと苦労をして寺の和尚に相談をする。

和尚は、博識披露でともかく縁起の良い言葉を挙げて行き、それを続けて子の名前とする。

腕白小僧の「寿限無~~~」君が近所の子供に「タンコブ」を作るが、長い名前を説明しているうちに

そのタンコブは引っ込んでしまう。


 寿限無・じゅげむ 寿限無・じゅげむ
   (限りなく長命で喜ばしい)

 五劫の擦り切れ・ごこうのすりきれ
   (天女が水浴びをする時に、衣を置いた岩の表面が擦り減り岩が無くなる迄の40億年が一劫)

 海砂利水魚・かいじゃりすいぎょ
   (海の砂や魚のように数に限りない事)

 水行末・すいぎょうまつ 雲来末・うんらいまつ 風来末・ふうらいまつ
   (水・雲・風の来る行くは果てが無い)

 食う寝る処に住む処・くうねるところにすむところ
   (衣食住で、食・住が困らずに生きて行けるように)

 藪ら柑子のぶら柑子・やぶらこうじのぶらこうじ
   (生命力豊かな縁起物の木、それがぶらぶらと成る)

 パイポ パイポ パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、
 グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
   (唐のパイポ王国の長生きの王様とお妃と二人の子供達の名前)

 長久命の・ちょうきゅうめいの
   (長く久しい命、「天地長久」)

 長助・ちょうすけ
   (長く助ける)

如何でしょうか、リズムを付けると覚え易いようです。