2010年重大ニュース -1 | シンガポール通信

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新年明けましておめでとうございます。


と言っていながら、このタイトルの「2010年重大ニュース」という「今年を振り返る」的なネタというのは、完璧に時期を失してしまっているのですが、先日買い物に行ったスーパーで山積みされていたフリーペーパーに「2010年シンガポール重大ニュース」とかいう特集記事があって結構面白かったので御紹介しておきます。


普通日本では「重大」ニュースと「10大」ニュースをひっかけて、10個くらいのネタをランキングして紹介するのが定番のようですが、このフリーペーパーには30個!の記事ネタを何のランキングもなく雑然と並べておりましたのでここでは筆者の独断で10個適当に抜粋してお伝えいたします。


ラッフルズ・ホテル、カタール企業が買収へ



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そうなんです!1887年創建のシンガポールを代表する「あの」ホテルです。小説家のサマセット・モームやジョセフ・コンラッドが著作の中で触れたことでも知られる(村上龍さんの小説もありますよね)ラッフルズ・ホテルが2011年初頭にもカタールの政府系不動産会社、カターリ・ディアルにより現オーナーのカナダ、フェアモント・ラッフルズから2億7500万米ドルで買収される予定になっています。
フェアモント・ラッフルズはラッフルズ、フェアモント、スイスホテルの3ブランドで、世界24カ国に100余りの高級ホテルを展開しているところですが、このカタール投資庁の不動産部門であるカターリ・ディアルはフェアモント・ラッフルズの株式40%も4億6700万米ドルで取得し、筆頭株主になります。
フェアモント・ラッフルズは新株式を発行するため、今までの筆頭株主であった世界屈指の大富豪、サウジアラビアのアルワリード王子の持株比率は58%から35%に低下するとのことです。
因みに、ラッフルズ・ホテルの持ち主の交代はこれで3回目になります。


2つのカジノ総合リゾート相次いで開業


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総合リゾート「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」が1月下旬、「マリーナ・ベイ・サンズ(MBS)」が4月下旬に部分開業し、二つの巨大カジノ総合リゾートがシンガポールにその姿を表しました。
RWSのカジノは、シンガポール初の合法カジノとして2月14日に営業開始。3月にはもう一つの目玉施設「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」も一部オープンしました。
因みに同じセントーサ島内では今年世界最大の水族館が営業開始予定になっています。

さてカジノ収益の両者比較ですが、比較可能な7-9月決算によりますと、売上高はRWSが7億3200万Sドル、MBSが6億3100万Sドル、税前利益はRWSが3億4650万Sドル、MBSが3億1500万Sドルと、マレーシアのカジノリゾート会社ゲンティンが運営するRWSカジノの方がLAサンズ経営のMBSを売上面では上回っているようですが、四半期税前利益はどちらも日本円で200億円+といったところでどっこいどっこいというところでしょうか。

因みにカジノ客の大半は外国人です。
と言いますのもカジノ入場に際しましてはパスポート等での厳格な身分チェックがありまして、シンガポーリアン(と永住権保有者)については、入場料として100Sドルが徴収されるためです。
シンガポール国民が博打で身を滅ぼさないように、という政府の優しい心遣いなのでしょうねえ、きっと。

ん?じゃ外国人は・・・・



オーチャードで集中豪雨、小売店に被害


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シンガポールの目抜き通り(&なんでもアジア最長の長さを誇るショッピング通りらしいです)オーチャード・ロードの一部で6月16日午前8時から3時間にわたり集中豪雨があり、6月の平均雨量の60%に相当する101ミリを記録。商業ビルは最大で腰の高さまで浸水。道路の冠水で交通機関も一部で麻痺。シンガポール民間防衛隊(SCDF)が出動し、バスや自家用車に閉じ込められた乗客を救出するというような「異変」がありました。
当社事務所もオーチャードにあるのですが、いやー窓から外を眺めていたらあっという間に道路が浸水し車がまるで船のように見えてしまいました。すごかったです。
当社ビルの1階にエルメスがあるのですが、商品はすべて水浸し(後日大処分セールをやってましたが、値引きされても高かったですねえ。私には関係ないですが)。ウェンディーズもほんの二日前に全面改装してオープンしてましたが、全て浸水してしまい、改装費はそれこそ本当の「水の泡」になったようです。



インドネシア発のヘイズ、4年来の深刻度


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これも天災(というか実は人災)の話題です。ところで皆さんはヘイズ(Haze)という言葉をご存知だったでしょうか?
シンガポールは地震や台風等の自然災害は極めて少ないのですが、それで安心してはいけません。
Haze=「煙害」というのがありまして、毎年10月頃に問題になります。
インドネシアの焼畑農業に端を発する森林火災による「大気汚染」のことです。

特に10月22日は24時間の平均で大気汚染指数(PSI)が96と、2006年以来の最悪を記録しました。
火災が発生していたのはスマトラ島で、北東の風によりシンガポールとマレーシアに影響が出ました。
国家環境庁(NEA)は呼吸器や肺疾患を持つ市民に対し、屋外活動を控えるように勧告。
マレーシアでは主に南部が影響を受け、シンガポールの北にあるジョホール州ムアールでは学校閉鎖に追い込まれました。
いやー、北京や広州・香港といった中国の大気汚染もたまりませんが、当地の煙害もかないません。



マレー鉄道駅舎移転、20年来の懸案が解決


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以前にもお伝えしたのですが、現在のマレー鉄道南の終着点、シンガポールのタンジョン・パガー駅はとても不思議なところです。
列車に乗る際に、まずはマレーシアへの入国手続から始まり、列車がシンガポール島を出る前のウッドランドでシンガポールの出国手続きをするという摩訶不思議な手順に普通の人は戸惑います。
理由はタンジョン・パガー駅がマレー鉄道KTMの所有になっておりあたかもシンガポール内になるマレーシアの飛び地のようになっているからです。
タンジョン・パガー駅舎のウッドランド検問所への移転と、土地の返還・再開発に関し1990年に当時のリー・クアンユー首相とマレーシアの蔵相との間で大まかな協定に調印されていたのですが、協定内容の解釈をめぐり意見の不一致が生じ、両国関係はたびたび悪化、土地は塩漬けになっていました。
それが昨年シンガポール・マレーシア両国首脳により、タンジョン・パガー駅を北部のウッドランドに移転することで合意。両国関係悪化の原因の一つであった20年来の懸案が解決されることになりました。
KTMは2011年7月1日までにタンジョン・パガーの駅舎を北部ウッドランドへ移転することになっています。
しかしまあ、残されたタンジョン・パガー駅舎跡はどうなるのでしょうかねえ。又、大規模開発されるのですかねえ?
シンガポールの歴史を物語り又結構風情がある駅舎で個人的には好きなところでしたので、ちょっぴり残念ではあります。



~続く~